ハッピーヒマラヤみたいなバンドのライブに行ってみた話
皆さん、猛暑の中いかがお過ごしでしょうか?
まだ梅雨も明けきってはいないこの状況でこの暑さ。
四季とはなんなのだろうか?もはや夏と冬しかないじゃねぇか…。
5月某日、メトロックを家で流し見していた。
家でお酒を嗜みながら見るライブ映像最高や!と思いつつも、しばらくフェスやライブに行ってないし現地で生音を聴きながら楽しみたいな~と思っていた。
そんな中、とあるバンドの映像に目が留まった。その名もLucky Kilimanjaroである。メジャーデビューした頃からバンド自体の存在は知っており、楽曲はよく聞いていたがライブに参加したり映像を見たりしたことはなかった。
その時初めてライブ映像を目にしたのだが、とにかく楽しそう!
ダンスチューンな楽曲も多く、彼らのパフォーマンスも相まって参加している全員がノリノリなのである。
その瞬間、直近でライブがないかなとスマホで探していた。すでに彼らの虜になっていたのである。運良く10周年記念ツアーの販売が始まったタイミングだったため即購入。まさかの妹も同じツアーを購入していたらしく、一緒に参加することに…。
妹は過去に何度もLucky Kilimanjaroのライブに参加済みらしいのだが、「毎度毎度、過去に行ったライブより楽しさを更新してくるからまた行きたい!ってなる。」「なんかラッキリのライブってサウナにいるみたいなんだよね、内側から整わせてくれるみたいな。」とのこと。
そんな話を聞き、楽しみに迎えたライブ当日。
バンドメンバー登場前にSyn.のmaotakiさんの場内アナウンスから始まり、会場の熱気はどーんと盛り上がる。女性客からかわいい~!なんて声も聞こえてた。まだ姿さえ見えてないのに。魅力的すぎるだろ。
バンドメンバーがそれぞれ登場し、演奏を始める。Vo.の熊木さんが間奏で
「ダンスは自由です、自由に踊りましょう。楽しいという表現を自分なりに自由に表しましょう。」
という発言をしており、観客も自由に縦揺れ横揺れ、手を挙げたりリズムを取って自分たちらしく楽しんでいた。ちなみにこの発言はライブ中毎回言うらしい。彼らが自ら考案し、掲げる”世界中の毎日をおどらせる”というバンドのテーマを反映させているなと感じた。
実際かなり心地良かったし、老若男女問わず様々な観客が自由に体と心を躍らせている光景は実に素晴らしいものだった。
このライブを観に行った人たちは観客じゃなくてダンサーになるんじゃね?
かと思えば合いの手は観客全員で合わせる場面もあり、一体感もあるライブで非常に協調性と親和力があるのも確かだった。
あと、個人的にかなり驚愕したのはMCが全くなく、曲と曲の繋ぎがノンストップなこと。最後、Enの時にちょろっとメンバー紹介も兼ねてやったくらい。
自分が過去に参加したことのあるアーティストのライブは必ずと言っていいほどMCの時間があり、そこでバンドメンバーは水分補給したり、地方でツアーがあるとその裏話をしたりするのだが、このLucky Kilimanjaroというバンドはそれが一切ないのである。ずーっと曲が続くことで観客に高揚感や臨場感を演出し、まるでクラブに来ているかのような感覚に浸らせてくれた。
セットリストも観客と一緒に盛り上がる曲を演奏したあと、少し冷静さを取り戻させてくれるような楽曲になったりと妹が言っていたサウナにいるみたいという表現がしっくりきた。嫌なこと全部吹っ飛ぶ。個人的に「夏ですね…?」からのエモめの夏に入るとこが至高すぎた、ぶっ刺さりすぎ。
そんなこんなで約90分(?)ノンストップのライブは嫌なことすべて忘れさせてくれて夢中で踊れる最高のライブでした。最後集合写真撮って終了。そりゃこれだけ楽しいライブなら動員キャパが初めて来たときから10倍にもなるはずだわ。大満足。
今回初めてLucky Kilimanjaroのライブに参加してみたのだが、行ったことなくて興味持ってる人は全員行ってみてほしい!クオリティ高すぎて何度も見たくなる。自分は全曲知ってるうえでこれだけ楽しかったけど、多分全然知らない曲でも関係なくひたすら楽しめるし踊り狂えると思う。楽しさは保証する!
最後はご当地グルメの「お好み焼き」をビールで流し込みFin。久々に最高な休日を満喫できました。