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☆自己紹介2☆
物心ついた頃から変わった子だった。
[何故生きているのか?]
このテーマばかり考えていた。
[この世で一番偉い人は誰?]
子供電話相談室では納得の答えが得られないと確信していた為、
一番偉い人なら私の「なんで?どうして?」に答えてくれるのではないかと、
期待を込め誰が一番なのかずっと探していた。
大人は本当の事を言う人が殆どいないと思ってた。
小学校の通信簿に「大人しいお子さんです」と書かれたが、
どの問いについてどう答えて良いやら解らず黙っている事が多かった。
本当の話しかできない為、
人前では口を閉ざす事が多かった。
相手の望む答えを返す事は出来るが、
その先の展開も見えている為、
言う必要性を感じず勝手な判断で口を閉ざした。
厄介な子だw
決して生意気な態度を取っていた訳じゃない。
もじもじして困惑した様子に映っていた事だろう。
二つ下に弟がいる。
姉として弟には威張っていたw
よく虐めた。
「お姉ちゃんなんだから」
と言う理由だけで母の怒りの矛先が私に向く事の反動が、
そのサイクルを余計に循環させた。
絵本で[地獄の血の海]を見た印象が強烈で、
毎夜毎夜神に祈った。
「弟を虐めましたが天国に行きたいです。」
特別な信仰の環境もなく、
誰に教わった訳でもなく、
毎晩布団に入ると懺悔の意を神に伝えるという日々だった。
自然につくられたその習慣が、
自然になくなった事に気づくのは、
大人に成ってからだと思う。
☆必要なくなった事を無意識に感じ取り自然に手放したのだろう。
祈りを捧げていた時期と重なる幼少の頃、
もう一つ、
毎日ではないが定期的に行っていた事がある。
それは、
[自分のプロフィールを復唱する事]
自分の名前、
住所、
両親の名前等、
廊下を歩きながら繰り返し呪文のように唱えていた。
足がある事を一歩一歩確認するように、
廊下を踏みつけ唱えていた。
頭に叩き込むよう、
体で覚えるよう、
忘れぬよう記憶させるが如く復唱していた。
妙な子だw
6年間本当に頑張ったと褒めている。
私にとって小学校の卒業式は、
定年退職に値する。w
「本当にお疲れ様でした。
これからは悠々自適にお過ごしください。」
大人に成ってから、
私はそう労いの言葉をかけた。
※おかしな話だ。
書きながらおかしい事を書いている自覚はある。w
極めて常識的な感性の持ち合わせもある。
だが、私の小学校迄の事実である。
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