☆六次の隔たり☆
※全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっており、友達の友達は皆知人、世界中が一つに繋がる的な仮説。
昔私がGACKTさんを意識してた頃、
彼は樹木希林さんとTVCMに出ていた。
ある日、とある駅の改札で、
前の男性が機械に遮断され、
私も共に足止めされた。
男性の背中に突進しそうな状態で、
ハッとして前を見た。
改札を通過する事に不馴れな感じの年配の男性で、
大変失礼ながら一瞬浮浪者かと思ってしまった。
目の前に、
伸びっ放しの変色した髪が腰まであった事で、
勝手ながら一瞬そう思ってしまった。
しかしその髪の下の布地が、
高級な革のジャケットである事が直ぐに解った。
男性と共に足止めされる事数秒、
男性が自身の挿入した切符を抜き取る事に気づき解放された。
他人と監禁される様な数秒は長い。
解放された男性はくるりと振り返り、
両手を高く上げ大きく腕を交差し続けた。
男性の視線の先には、
若くてスラッとしたモデルさんの様な女性がおり、
笑顔で小さく手を振り返していた。
別れを惜しむ男女。
まるで映画のワンシーンだ。
高級レザーに身を包んだその男性は、
内田裕也さんだった。
☆意識が引き寄せる現象の様なものを感じた。
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