【たわごと#20】一生JKにはなれない
うっかり怪しいタイトルをつけてしまったが、いたってまともな内容なので引かずに読んでいただきたい。
少しnoteの記事のネタに詰まって、仕事帰りに本屋をぶらぶらしながらネタを考えてみたものの、やっぱり色々な本に目移りしてしまって何も思いつかない。もう20日ぐらい連続投稿しているので簡単に切らしてしまうのは嫌だし、とは言っても適当な記事は書きたくない。思い浮かぶネタが無いわけじゃないけど、ちゃんと書き込みたいネタだったりして、ちょうどいいものが無い。
そんな中、ふと先日書いた「楽しいことを書きたい」という記事を書いたのを思い出し、参考になりそうな本を探してみた。マンガ、芸能人のエッセイ、文章の書き方といったもの。どれもちゃんと説明されていて分かりやすいんだけど、面白いなあとニンマリするようなものが無い。最近は芸人さんも本を書いている人が結構いて、たまに読むんだけどなんか違うものばかり。斜に構えてる感じ。面白いんだけど求めてるのはこれじゃないんだよな。
出川哲朗やロッチ中岡を見て無邪気に笑うのが好きだ。技術やテクニックでは無く、自然な姿から出てくる楽しさ。そういう文章が読みたいし、書いてみたい。そう思って世の中を眺めてみると、お笑いの世界以外にはほとんど無いのではと思えてきた。本当にそうなのか。そういえば笑う数は歳を追うごとに減ってくると聞いたことがある。ひよっとしたら世の中に楽しい事はたくさんあるのに、自分がそれに気が付けなくなっているのではないか。
そんな酷な事があるのかと思いながら帰りの電車の中を見回すと、女子高生(JK)数人が大爆笑して笑いが止まらない様子だ。以前、出勤時に修学旅行の女子高生が大騒ぎしていて、さすがにイライラしたので職場で同僚の女性に愚痴ったら、
「しょうがないよ。橋が転がっても可笑しい年頃だからね。私も昔は・・・」
と諭された事がある。彼女たちには世の中が楽しくてキラキラして見えるのだろうか。
ちょっと前に見た「プリティが多すぎる」というドラマを思い出した。文芸一筋の男性記者が配置移動で廃刊寸前のローティーン向け雑誌の編集部に飛ばされる。原宿でカワイイを記事にするのだが、この記者には何が可愛いのかさっぱり分からなくて悪戦苦闘する話だ。(ちなみに主役は今放送中の「おっさんずラブ in the sky」で成瀬竜を演じる千葉雄大だ。)
やはりJKにはJKにしか見えない世界が広がっているようだ。どんな感じなのか教えて欲しいが、カワイイとかヤバいぐらいしか言ってくれない。今どきの子供は言葉を知らないと苦言を呈する大人がいこうだが、彼女たちはこれで伝わるのだから無駄な言葉を重ねる必要なんてないのだ。そんなの無粋の極みだろう。
この世にもう知ることが出来ないというのは、なんだか悔しいけど仕方が無い。この世界を知るには、良き伝承者と出会える日を待つしかないのだ。