9冊目:『なるほどイシューからのロジカルシンキング』(Part.1)
おはようございます、こんにちは、こんばんは、
KEIです!!
またまた久しぶりになってしまいましたが、勉強になった本のメモです!
会社の上司におすすめいただいた本です!
『イシューから始めよ』という有名な本があるかと思いますが、この本は理解するのが難しかったので、今回、一段かみ砕かれた本を探していたところで、こちらの本を読んでみました。
イシューとは
①解ける
②解けた時のインパクトが大きいモノ
とのことでした。
個人的には、この①の判断が難しいなと思いました。
でも一旦置いておいて。。
そして、このイシュー設定において重要なのは、②にも通じますが、
そのイシューを解く目的です。
何か達成したいことがあった時に、その課題は何なのか、そしてそれは”真の課題”と言えるのかをイシューかどうかで分別します。
こうすることで、その問題解決、すなわち目指す成功や達成への道筋がクリアになり、生産性や効率の向上が期待できます。
常に目的を考えるというのは、非常に重要なことです。
例えば、会社や学校において、会議や議論の場では、それぞれで立場が異なり、主張する内容や目的が違うのが通例です。ましてや、その会話のゴールですらも、別々の所にあることも往々にしてあります。
ロジカルシンキングとそれを構成するイシューは、上記のすり合わせに必要不可欠な存在なのです。
ロジカルシンキングは、目的が定まって初めてスタートラインです。
ではその「目的」は、どう設定するのが良いのでしょうか。
「目的」の正しい設定方法
①あいまいな表現がなく、具体的
②文末を動詞で終わらせる
具体例を考えてみました。どれがイチバン正しいでしょうか。
ⅰ)経費精算業務の改善・手間削減
ⅱ)経費精算業務のデジタル化
ⅲ)経費精算業務をデジタル化し、本年度中に社員1人当たりの業務時間を30分削減する。
正しいのはⅲです。何をもって正しいかというと、
①ロジカルシンキングを進めていく上での判断基準となっているか
②自然と疑問や具体策が浮かんでくるか
という判断軸の下です。
何をするにしても、その目的全てを網羅する解決策が簡単には出てきません。何かは適っていても、何かには適っていない、のような感じです。
そうなった際に、その策でいいのかを判断するのは、上記の「目的」です。
その「目的」を常に考えれば、まれにある「お風呂で案が降ってきた」みたいな状況になるくらい、脳が思考してくれます。
これらの理由から、目的は「具体的で、動詞で完結させる」ように決めましょう。
MECEの土台にある「全体観・ユニバース」
ロジカルシンキングをよく語られるのが「MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhoustive:漏れなくダブりなく)」です。
これはもちろん重要ですが、たまに、こんな経験ありませんか?
「この条件で漏れてないのかが分からない、、、」
全体観がわかっていないと、MECEを決めるための大枠が破綻してしまい、行き詰ってしまいます。
例えば、1万円の机があります。
買い手は8000円で買いたく、売り手は9000円までしか下げられません。買い手はどうしてもこの机が欲しくなりました。
買い手)2割引きにしてくれませんか。
売り手)それは厳しいです。。ですが、では、組み立てまで弊社で行うので、1割引きでいかがでしょうか。
ここで売り手が仕掛けました。この買い手の目的を考えたのです。
買い手は「机を買いたい」のではなく、その机で作業をしたいのです。
買い手からしたらできるだけ安価で机を買って、いち早く未来へ足を運びたいわけです。
その中で言うと、買ったはいいものの、組み立てるという作業は面倒で、もしかしたら買い物よりも時間のかかることも、、。売り手からしたら日々扱う商品、そこはさほど手間ではありません。
今回の状況でのMECEは、1万円という定価に対し、
・売り手は9000円までしかさげられない
・買い手は8000円の予算
という条件でした。
しかし、実はその土台に、
〇いち早く作業をしたいという目的
・その中でも安価で買いたい
という希望があったわけですね。
このようにして、いろいろな状況では、MECEを叶えるための土台として、「全体観・ユニバース」が存在します。
そして、その枠組みを適宜変えていくことで、MECEを補完することもありうるのです。
今日の再三のメモとして、ユニバースを考える際にも、
それぞれの立場の「目的を考える」というのを記しておきます。
少し長くなってしまいましたが、今回はこんな感じで。
よければ↓こちらも。
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