雑記α

率直に言って、ぼくは革命的でありたいと思っている。しかし、革命というのは原理的に特殊個人的な感覚に根差すものであって、これを社会的に実現することは不可能である。ひとたび革命を実際に起こそうとすればどうやって政治的影響力を増そうかという戦略的思考を強いられる。そうして活動を進めていくうちに、確かに今までの社会の中心人物たちは消えていくのだけども、じゃあ革命的な社会が実現するかと言えばそんなことはない。だから、革命的に生きるということは芸術活動に帰結する。哲学や思想というのもあるいは革命的だが、真に人々に影響しつつ革命的であり続けられるのは芸術家くらいのものだろう。哲学者はインフルエンサーとしては非力だからである。

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