求職者を起点に求人原稿を作ったら、いいことだらけだった話
はじめまして。CASTER BIZ recruitingで原稿担当をしているChanriです。
今回は、求職者を起点に採用活動をしたらいい求人原稿が作れるし、副次的なメリットもあるよっていう話をしたいと思います。
ひとまず自己紹介
簡単にまとめるとこういう人です。
・新卒で人材紹介会社の法人営業(RA)を3年経験
・好きな職種は生産技術(前職では製造業を担当していたので...)
・現在はCASTER BIZ recruitingで求人原稿の作成や採用広報に従事
新卒から一貫して「求人を書く仕事」に携わっていると、自分の中で譲れないこと、もっとこうすればいいのにと見える部分があります。今日はその一部をお話できればと...!
その求人原稿、本当に大丈夫?
両面型のエージェントならまだしも、片面エージェントのRAや法人とのやりとりが多い方だと、どうしても求職者の視点が抜け落ちてしまいがちだなと思います。
実際、新卒1年目のときの私は、「法人からお金をもらっているのに、なんで求職者のことを尊重しなきゃいけないの」と、ひねくれた思考を持っていました。
でも採用って、法人はもちろん求職者がいるからこそ成り立つ仕組であって、どっちが偉いとかもない。共通の思いを持った人たちの巡り合わせなんですよね。
となると、一方的な情報を流し続けるだけでは全く意味がなくて、求職者が欲している情報を適切に届けてあげることが、求人原稿には必要になってきます。
そんなこと当たり前だよとツッコミが飛んできそうですが、実際は理想からかけ離れた求人原稿が多いのが実情(本当に)。よくあるあるなのが、下記のようなパターンです。
・企業担当者or現場担当者が言ったことを文字起こししただけの求人
・社内にしか目を向けられず、訴求ポイントを履き違えてしまっている求人
これをやってしまうと、応募者獲得に苦戦するのはもちろん、運よく面接まで進んだとしても、ミスマッチや意向上げが上手くできず辞退みたいなことが多発します。
ドキッとした方も、うちの会社は絶対違うと思っている方も、自分の胸に手をあてて一度考えてみてください。
多分こうだろうではなく、「ファクト」から導き出す
では、実際にダメな求人を目の当たりにしたらどうするべきか。3つのステップでお伝えします。
①募集職種ごとに求職者の情報を集める
②収集した情報をもとに、訴求できるポイントを洗い出す
③求人原稿に落とし込む
一つずつ見ていきましょう!
①募集職種ごとに求職者の情報を集める
ここが一番重要なポイントです。求人原稿を作成する前に、ターゲットになりそうな求職者の情報収集を行い、ファクトを掴みましょう。はじめて扱う職種の場合はなおさらです。
やり方としては、以下のようなことができると思います。
・CA(キャリアアドバイザー)を通して求職者の情報をヒアリング
・該当職種の方のTwitterやブログを読み込む
・人材データベースで該当職種の求職者を検索→レジュメor登録情報を熟読
いずれも、転職理由・業務内容・個人の思考性を知ることが目的です。リクルーターさんや人事担当者の方で求職者の情報収集が難しい場合は、人材紹介会社の営業担当に頼んでリサーチしてもらいましょう。
②収集した情報をもとに、訴求できそうなポイントを洗い出す
①でターゲットとなる求職者の転職理由(転職することで何を実現したいのか)がどれに当てはまるかカテゴライズします。
【企業的なこと】企業規模、業界内での地位、製品のシェア、業績など
【業務内容】立ち位置(役職)、業務範囲、教育環境など
【待遇面】年収、賞与、インセンティブの有無、雇用形態、評価制度など
【働き方】女性の働きやすさ(育休・産休)、リモート、フレックスなど
③求人原稿に落とし込む
②でカテゴライズしたした転職理由に対して、自社であれば応えられるものを訴求ポイントとして書き出し、求人原稿に落とし込みます。
例えば、機械設計の求人において下記のようにまとめられるかと思います。
【転職理由】
・自社製品の開発に携わりたい(企業的なこと)
・顧客対応を少なくしたい(業務内容)
【訴求ポイントを入れ込んだ求人原稿の書き方】
自社開発〇〇の機械設計業務をお任せします。業界内でのシェアは70%もあります。当社では技術営業が顧客対応をメインで行っているため、設計業務に集中できる環境です。
訴求ポイントは、求人タイトルやアピール項目(媒体によってあれば)など、求職者の目にとまりやすいところに記載しておくのが有効的です。
また、求人原稿をターゲット別に分けて、A/Bテスト的に効果測定を行うのもおすすめです。特にはじめて募集する職種の場合は、いきなり勝ちパターン見つけるよりも堅実です。
求職者視点を持つことで得られる副次効果
求職者視点を持つことで、求人原稿の訴求ポイントが見つかるだけでなく、以下のような副次効果も得られます。
・担当者へのヒアリング時間をグッと短縮できる
職種ごとに抑えるべきポイントをわかっているので、「欲しい情報を取りに行く」スタンスで臨むことができます。結果的に、担当者へのヒアリング時間を大幅に短縮化できちゃいます。
・市場に合わせた要件定義ができる
求職者視点を重視することで、市場に合わせた採用要件を設定することができます。
さいごに
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