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【ワクチンのおはなし】RNAって何?
1. RNAってなに?DNAとどう違うの?
1-1. 核酸って何?
DNA=デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)
RNA=リボ核酸(ribonucleic acid)
名前を比べてわかるのは、どちらも「核酸」ということですね。
そもそも核酸とはDNAとRNAの総称で、「細胞の核の中」「細胞質」「ミトコンドリア」に存在しています。
私たちの身体は数十兆もの細胞の集合体からできています。細胞の中心には細胞の4分の1くらいの大きさの核があり、核酸はこの核を構成しているものです。
ご存じの通り、核酸は遺伝子情報の伝達やたんぱく質の合成に関わる生命の根幹物質です。
1-2. 核酸の働き
例えばタンパク質食品の代表ともいえる豆腐を食べても、すぐに身体の血肉になることはありません。酵素の働きでタンパク質を構成するつながった状態のアミノ酸を分解し、それぞれの体内の必要に応じた組み立て直しをするのです。この複雑かつ面倒な「組み立て作業」をするのが核酸です。
この核酸は、一般に二十歳過ぎから体内での合成量が急激に減少するため、食事から適度に補う事が細胞の若々しさを保つ秘訣とされています。
核酸を含む食品について
青年と老年では摂取量もおのずと異なりますが、一般に加齢とともにより補給する必要があると言われているようです。成人の1日の必要量目安は1.5グラム程度(DNA750mg+RNA750mg)が推定必要量とされています。
(補給例)サケの切り身70g
(含有量の多い食品)
魚介類:イワシ、サケ、エビ、カニ、ハマグリ
肉類 :レバー類
野菜 :カブ、マッシュルーム、ほうれん草
豆類 :ウズラ豆、ささげ豆、エンドウ豆
1-3. DNA&RNAの基本構造
DNAとRNAはともに、塩基+糖+リン酸からなるヌクレオチドがホスホジエステル結合で連なった生体高分子です。基本構造はほとんど同じですが、糖は同じ五炭糖でも種類と塩基を構成する成分が異なります。
塩基の構成成分・DNAとRNAの構造の違いは、下記通り。
1-4. DNA&RNAの役割
構造が違うということは、それぞれの核酸が担う役割にも違いがあります。
DNAは遺伝子を格納している部分で、細胞の核内に存在しています。一方、RNAは遺伝子情報の伝達やたんぱく質の合成などに働き、細胞の核内や細胞質内に存在しています。
例えるならばDNAは設計図、RNAは工場といったところです。
2. 結論
① DNAは設計図、RNAは工場の役割を持つもの
② その塩基の構成成分も構造も違うよ
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