読書道No.0001「ソウル・オブ・マネー」⑪第11章 あなたの人生の遺産
(1)母の遺したギフト(P.268~283)
著者のお母様が、亡くなる直前に身の回りの方々に「ありがとう」のギフトを遺したことが語られていました。
そして、そのお母様の関わったプロジェクトを振り返ると、今現在も多くの人々に恩恵を与え続けていることに気付いたと書かれていました。
この章の内容を読んだとき「自分は次世代に何を遺すか」という軸で物事を見ていた方だったと感じました。
”いま”の積み重ねで未来にバトンを繋げること、それは”いま”から始めるのが最善なのだと思います。
しばしば、行きつけのカフェのマスターと「経験を積んだ今の私だから出来る事がある」という話をすることがあります。一見すると”出遅れた自分”さえも”最良”と捉えることが出来ると”もっと早ければ更に良かった”ということではないのだと思います。
思ったこと
「超消費主義」の種付け(P.278参照)について触れられていました。
先日TV番組で、国道16号線沿いは平均年収の世帯が多く、チェーン展開のモデルケースとして使われることが多いという情報をみました。
「〇活クラブ」はサラリーマン層のメインターゲットとしつつも、家族利用者の取り込みに成功しているそうです。それは「将来のサラリーマン」に対して、”なじみ”という種付けがなされていることを意味します。
そうやって「消費者の選択」が子供の頃から植え付けられている事をみれば、自分の選択は次世代に繋がることを意味するともいえるのだと思います。
大人が便利さや安さだけを追う事なく、上手に付き合う姿や感謝をもって選択する姿を子供たちに見せていきたいですね。
それとこの章をと同時期に読んだファブル(岡田准一主演で映画化もされた)というマンガで、「守られ与えられて大人になったロクデナシ」が裏組織にカモにされ最後を迎えるという描写がありました。(ほんとにざっくり説明ですがwww)
私は親の務めは子どもを「幸せな大人」に育て、バトンを渡すことだと考えています。その中で、守るよりも「選択の仕方」「物の見方」をしっかり広げる手伝いがしたいと切に感じました。
気になること
・宇宙年齢の考え方(Birth Cafeでも子は宇宙年齢が上って話してたな~)
・「消費主義」という価値観を植え付けようとする世からの防衛術
・「スーフィの詩」
他の感想
第10章の感想はコチラ▼
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(Coming soon)