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「原因」と「結果」の法則

こんにちは。コロナのせいで家にいる機会が増えたこともあり、本を読む量が増えました。なので定期的にnoteへ要約を投稿したいと思います。

今回はジェームズ・アレンが1902年に書き上げて以来、100年以上売れ続けている驚異的ベストセラー「原因」と「結果」の法則を解説していきたいと思います。

原因

この本は日本で500万部以上売れている「人を動かす」の著者デール・カーネギーやアメリカで人間開発の神様と呼ばれているアール・ナイチンゲールにも影響を与えためちゃめちゃすごい本です。それどころか、近年の自己啓発書のほとんどがジェームズ・アレンの哲学に事例をつけて複雑化したものにすぎないとも言われているほど、たくさんの作家がこの本を参考にして執筆をしています。そんな自己啓発の起源ともいえる本書ですが、読むのとても苦労しました....!

本自体は100ページ程度なので1時間で読めてしまうのですが、抽象的な表現が多く、言い回しも硬いんです。
だから今回のまとめでは具体的な表現を交えて簡単に理解できるよう努めましたので、よかったら最後までご覧ください。

最初にこの本の内容を結論から話すと「今のあなたの不満は自業自得だよ」ということです。なぜなら環境、成功といった外側にあらわれる「結果」はすべて、内側にある自分の思い「原因」によってつくられているからです。


環境に満足していないなら清らかな正しい思いを持つことです。なぜなら清らかな思いが理想の人格を作り理想の人格こそが、環境という結果を生み出すからです。清らかな思いがないと望んでいる環境は決して手に入りません。例えば、こんな経験がある人はいませんか?

・健康な体を手に入れるためにジムに入会した。けれど実際はジムに行くことはほとんどなくお金だけを失い健康な体を手に入れることができなかった。
・高校生の時に友達が少なくて悩んでいる人が大学で友達を作る為にサークルに入ったが結局、馴染めずにサークルをやめてしまう。

確かに思い返してみれば、環境が自分を作っていることってないんですよ。
私たちは自分にあった環境にしかいられないから。

しかし多くの人は環境を変えることにばかり目を向けて、自分自身を変えることに目を向けていないんです。では清らかな正しい思いを手に入れるには何をしたらいいのか?まず自分の過去の挑戦、経験を分析してください。そして悪い心を捨て、いい心で満たすことです。こうして自分自身の心と過去の経験の関係を知ることで、悪い心が消えて清らかな正しい心が手に入るのです。​


もし価値ある成功を収めたいなら、自己コントロール能力が必要です。その為には目標に挑戦してください。目標を作って絶対に達成するという信念を持って達成できるまで挑戦してください。その際には毎日遊びたいだけど億万長者になりたいなどという絶対に達成できない身勝手な目標を持ってはいけません。目標が思いつかない人は目の前にあるやるべきこと完璧にこなすようにしてください。目標を達成する時に一番大切なことは自己犠牲です。私たちは太刀ある成功をするには身の回りにある欲望のほとんどを犠牲にしなければいけません。自己犠牲が必要なんです。自己犠牲を払って目標達成に向けて挑戦を続ければ、必ず何度も失敗します。その失敗の過程で価値ある成功に必要な「自己コントロール」が身につきます。


自己犠牲を払って目標へ挑戦をすることで自己コントロール能力が身に付けられたら、あなたは価値ある成功を手に入れることができます。しかし成功を維持しようと思えば、自己コントロールを継続する必要があります。そうして自己コントロールを継続すれば穏やかな心を手に入れることができます。この穏やかな心こそ大きな成功に必ず必要な要素なのです。それは人々は穏やかに振る舞う人間との関わりを望むからです。穏やかな心の持ち主は常に愛されます。本書の最後ではジェームズアレンはこのような言葉を残しています。「静かにしてない。穏やかにしてるのです。」と。

どうでしたか。私はこの本を読んでいて、自分の心の弱さがとても嫌になりました。要は成功したいなら、欲望を捨てて努力を続けるしかないんです。そんなことは分かっているはずなのに、その事実からは目を背けて漠然と成功したいとだけ言っていました。そんな自分の心の弱さを気づかせてくれた本です。

<まとめ>

結論:今のあなたの不満は自業自得だよ

理由:あなたの思いが現状の結果を生み出しているから

手段:
理想の環境が欲しい→自分の思いを理解して、よい思いを作ろう。
成功したい→自己犠牲を払って、自己コントロールをしよう。
もっと大きな成功をしたい→自己コントロールを継続して大きな成功を手に入れよう。

要は、「欲望を捨ててがむしゃらに頑張れ!」と言うこと

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