教頭が死にそうです。
「教頭先生、宿泊研修の件でご相談があるのですが・・・」
「教頭先生、不登校の生徒T君の家庭訪問の件ですが・・・」
「教頭先生、地域の方から生徒の自転車の乗り方について苦情がありまして、・・・」
「教頭先生、教育委員会の○○主査からお電話です。」
「教頭先生、」「教頭先生!」「教頭先生?」「教頭先生・・・。」
教頭はすごい
うちの教頭はすごい。まさにスーパーマン(仮)だと思う。
朝から晩まで、学校に関わるありとあらゆることが、森羅万象が教頭に報告される。生徒のこと、生徒同士のこと、授業・部活のこと、学校の設備のこと、地域のこと、はては教員間のいざこざのことまで。
教員2年目の僕も、授業から部活、生徒指導、はたは教員間の人間関係のことまで、教頭のおかげでやってこれたことがたくさんある。やっぱり教頭はすごい。
でも2年目になり、少し状況を俯瞰的に捉えることができ始めてから、気になり続けていたことがある。
それは、教頭先生が死にそうな気がする。
死亡説の根拠
ひょっとして教頭死ぬんじゃないか?と思い始めたのはちょっとした毎日の気づきの積み重ねだ。
✅ 出勤が7時。退勤がはやくて8時、おそくて11時。
▶いつ寝てるんだろう。。。
✅ 1日のうち2食がタバコとコンビニ弁当。
▶単身赴任の中年男性はつらい?よ
✅ 土日が学校設備の点検や改修でつぶれる。
▶これで仕事がいくつか片付く!と前向きな姿勢。
✅ 1日3本のモンスター(緑)
▶最近心臓のドクドク音を感じるらしい。
✅ ICT関係の知識に乏しく、手探り状態でパソコンをいじっている。
▶人間には向き・不向きがあるが教頭には関係ない。
なぜならスーパーマン(仮)だから。
僕は結構、ワードとエクセルとchromebookで呼ばれる。
スーパーマン(仮)
こんなに死にそうな教頭なのに、現場の教員の働き方改革を進めようとしている。自分の方が仕事量多いのに、仕事時間長いのに、自分を後回しにして、現場の教員を気遣っている。
なぜならスーパーマン(仮)だから。
(仮)にしている理由は、素の力じゃなくて、ドーピングのおかげだから。
モンスター(緑)とタバコ1箱とほんの少しの給食(毒見役兼)をドーピングし、毎日やってくる大量の校務と戦っている。
「教頭先生!水道管が詰まりました!」の声に、「なんだとー!」と駆けつける姿を見たときは、教頭は暮らし安全クラシアンだと思った。
社会的関心が低い、縁の下の力持ちこと、教頭にみんなの関心が向いてくれることを切に願う。
所さん大変ですよ!教頭が死にそうです。