すべてはこの企画書からはじまった!カップヌードル縄文DOKI★DOKIクッカー開発秘話
朝ドラの「まんぷく」盛り上がってきましたね。ドラマのモデルは言わずと知れた日清食品の創業者である安藤百福さんですが、和樂は日清食品と一風変わったコラボレーションをしているんです。
そのはじまりが、縄文DOKI★DOKIクッカー。国宝の縄文土器をモチーフにしたカップヌードル専用のクッカーです。今回はその誕生秘話を企画書とともに大公開しちゃいます。
なぜカップヌードルと縄文土器なのか?
そもそもなんでカップヌードルと縄文土器なのか?一番の理由は、はい、私が火焔型土器とカップヌードルが大好きだったからです。で、あんな器でカップヌードルを食べてみたいなぁと思ったのが最大の動機です。
なんとか企画にしたい!そこでひねり出したのが「縄文土器とカップヌードルを日本の食文化史上の二大発明とする」ということでした。どこが二大発明なのかは、下の資料を見てみてください。
そう思ってカップヌードルと火焔型土器を比べてみると、意外な共通点が見つかったのです。まずは火焔型土器の下の部分、この形状がカップヌードルの容器の形に見えてきました。
そして!あのうねうねとした模様がカップヌードルの麺に!(図解は下に)
カップヌードルがドキ!そして縄文の土器でDoki★Doki。このあたりのネーミングセンスは賛否がわかれるところですね。親父ギャグ感も漂ってますし。
よし!これはいける!!!となるとあとは仕組みですよね。火焔型土器の下部にカップヌードルを入れて、お湯を注ぐ。土器の上部は蓋の重しにすればいいじゃない、なんて思いついてしまいました。
製作にあたっては国宝の火焔型土器の所蔵館である十日町市博物館の全面協力のもと、バーナードリーチや白洲正子に愛された瀬戸本業窯に依頼することに。瀬戸本業窯8代目の水野雄介さんが恐ろしい情熱をもって取り組んでくださいました。
実際にできあがった縄文Doki★Dokiクッカーの秘密は下のリンクをご覧ください。こちらは日清食品のECサイトで販売をしたのですが、15分で完売。幻の逸品となりましたが、夢の企画となりました。
こんな感じで使います。内側にも釉薬がかかっているので、リフィルを入れて直接お湯を入れても大丈夫なんです。
上部の火焔部分は箸置きにも、また、ライスを入れてラーメンライスを楽しんでもOKです。
カップヌードル縄文Doki★Dokiクッカー製作秘話いかがでしたか?
和樂は現在ぶっとんだ商品を俄然開発中です。そちらの製作秘話もちょこちょこと公開できたらなぁなどと思っています。