「日々、糸を紡ぐように。」 tttttan
いわきに初めて暮らし始めた頃、郡山のイベントでtttttan(たん)さんに会った。
いろんな道具を使っているのに、すいすいと滑らかに、激しい線も柔らかい線も細やかな線も描いていく様を見て、とてもとても驚いたのを覚えている。
まだ、音楽以外で誰も知り合いがいなかったこの時に、tttttanさんが「UDOK.(うどく)に遊びにおいで」と声をかけてくれて、会いにいった。
住んでいたアパートから徒歩5分ほどの場所にUDOK.があったので、近すぎてまたびっくりした。
UDOK.には写真や文章や芸術表現のいろんな人が集まって、それぞれにそれぞれを楽しんでいた。
年齢もばらばらで、小名浜で育った人もいれば、県外から通っている人もいた。
その自由さとお洒落さに、最初はちょっと腰がひけた。笑
tttttanさんはUDOK.を主催している一人。
震災の時のことや暮らしのことや制作のこととかを、たくさん話してくれて、とても嬉しかった。
気づいたら大好きなお友達になっていた。
それから、一緒にライブやMV「叙情」の制作など、音楽人生の中でも宝物だと思っている時間を共に過ごしてくれたtttttanさん。
tttttanさんが線を引いていく姿は、息をするように自然で淡々としている。
毎日休むことなく描かれている作品たち。
いろんな命や匂いや感触が、そこにはある。
今回「日々、糸を紡ぐように。」には、ドローイング作品の展示と、ライブドローイングで参加してもらえることになった。
一緒にライブできるのは、とっても久しぶりで、とってもとっても嬉しい。
アートスペース傘の空間で、tttttanさんが線を描いている姿を想像するだけで嬉しい。
「日々、糸を紡ぐように。」は6/17(土)に開催します。