障害年金と老齢年金どちらが有利なのか
小学生の社会の授業の話を10歳の娘から聞いて国として国家を認めないと国にならないってことを43歳にして初めて知ったちゃんさとです。
♯本当に知らないことばかり
♯知らずに行くとこだった。
さて。
本日は障害年金と老齢年金どちらが有利なのか⁉︎ってテーマです。
よくこんな質問をいただきます。
「障害年金受給している方が65歳になったらどうなる??」
「障害年金と老齢年金いったいどちらが有利なの??」
「そもそも複雑すぎてよくわかりません」等々。
状況が変わる可能性もあるし、どちらにもメリットデメリットもある可能性もあるので、一概には言えないくらいあいまいな部分もあります。
現状これがベストですって答えがないとしても、今後の選択肢はあったほうが良いと思います。
選択肢があるということは、それだけ可能性があるということです。
現時点であったり、自分の状況であればこれかなって参考にしていただけばと思います。
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65歳の分岐点 ー 障害年金と老齢年金の選択を考える
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多くの方が悩む「65歳問題」。障害年金を受給している方が65歳を迎えたとき、実は思いがけない選択肢が広がっているのをご存知でしょうか?
とその前にそもそも年金ってどうなってるのってところを軽くおさらいします。
【年金制度の基本構造】
日本の公的年金制度は、まるで二階建ての家のような構造です。
・1階部分:基礎年金(土台となる部分)
・2階部分:厚生年金(会社員・公務員の方が加入)
通常、年金は「一人一年金の原則」により、一つしか受給できません。しかし、65歳という節目で、この原則に興味深い例外が生まれます。
【65歳からの選択肢は??】
65歳以降、以下の3つの組み合わせから選択できるようになります:
障害基礎年金+障害厚生年金
全面的に障害年金を選択
非課税所得として扱われる利点
障害基礎年金+老齢厚生年金
基礎部分は障害年金、厚生部分は老齢年金
ハイブリッドな選択で最適化を図る
老齢基礎年金+老齢厚生年金
従来型の老齢年金受給
納付実績により給付額が決定
※ちなみに老齢年金+障害厚生年金の組み合わせはNG です。
【選択の判断基準】
基礎年金部分での比較:
・障害基礎年金2級の給付額=老齢基礎年金の満額 (老齢基礎年金は40年間の保険料納付が満額の額)
・障害年金は非課税、老齢年金は課税対象
○重要な考慮点をまとめると…
税制上の違い
障害年金:非課税
老齢年金:課税対象
給付額の安定性
障害年金:等級に応じた一定額
老齢年金:納付実績により変動
将来的な柔軟性
状況変化への対応可能性
生活設計との整合性
このあたりは参考にしてみても良いかもです。
ちなみにあくまでこれは65歳になった時点で障害年金を受給する状態にある(権利がある)方の場合です。
障害年金は病気や障害によってどれだけ生活に支障があるのかが重要なポイントになる為、状態が良くなり生活の支障がなくなれば当然受給は出来なくなります。
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よくある疑問と実践的な話
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Q:障害年金受給すると老齢年金が減額される?
A:誤解です。ただし、法定免除を利用した場合は、その期間分の老齢年金が減額されます。なので障害年金を受給したからではなく障害年金受給後に法定免除をした場合は減額となります。
Q:国民年金の継続納付は必要なの?
A:障害年金は永久認定の方を除き、定期的に更新があります(1年〜5年ごと)ので、当然受給がストップすることがあります。一方で国民年金保険料を継続的に納付するとなれば月額16,980円の支払いが必要となります。将来的に老齢基礎年金を選択する可能性がある場合はご自身に合わせ検討価値があります。
Q:障害年金受給していますが社会保険への加入は有効なの?
A:障害基礎年金受給の方は社会保険に加入することにより、65歳以降の給付額増加(老齢厚生年金受給)につながる可能性があり、検討した方が良いです。
最適な選択は個々の状況により大きく異なります。以下の手順を推奨します↓
年金事務所での試算依頼
専門への相談(必要に応じて)
生活設計との整合性確認
定期的な見直し検討
重要なのは、この選択が単なる給付額の比較ではなく、総合的な生活設計の一部として捉えることです。
選択肢があるということは、それだけ可能性があるということ。
ご自身の状況に最適な選択を見つけるため、専門家に相談しながら、慎重に検討していくことをお勧めします。
参考にしてくださると嬉しいです。
ではまたー。
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