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障害年金のが更新されるかって死活問題

仕事で障害年金のお手伝いをすることがあるんですが、その中でこんな質問をされるんです。

障害年金をもらいながら働いたら年金は止まりますか??
正社員になったんですが、障害年金は止まりますか??
通院の頻度が長くなりました。障害年金は大丈夫ですか??

などなど

意外とポジティブな状況の時に心配になるなあと感じています。
これだとポジティブな状況を作ろうとする方がどんどん減って言ってしまうような気がするので何となくしっくりきてない部分もあるんです。

出来ることなら働いたり、症状がよくなって生活に支障が出なくなってきた時にでも一定期間継続できたり、何かしらのボーナスみたいなものがあっても良いかななんて個人的には思っております。
さあしです。

さて。
本来の方に入っていきます。

障害年金が更新されるかって受給されているからしたら死活問題でけっこう気になるテーマだと思うんです。

病気や障害をかかえて生活している方にとって安定収入がどれだけ助かるかってことなんです。本来ならば病気を治すことだったり、障害と向き合っていくことが必要なことでも金銭的な不安がついて回る状況というのはかなりしんどいと思うんです。

働いたら障害年金は止まる??


結論からいうと働いてもすぐに障害年金が止まることはありません。
正社員であっても障害年金をもらいながら働いている方も多いです。

重要なことはどんな状況で働いているのかという点です。

どのような状況というのは
どんな配慮があるのか、時間の制限はあるのか、働き方に制限があるか、自分の病状や特性をしっかり理解してもらって働いているか等々です。

例えば正社員であっても時間が短かったり、働き方として特性に合った限られた業務をやっていたりなど配慮がある働き方は制限があるということになります。

もちろん、正社員ではなくてもアルバイトやパートで働く際も、自身の病気や障害のことをわかってもらった上で働いている状況というのもそうなります。

もう一度言いますが、働いたからと言ってすぐに障害年金がストップするということはありません。

障害年金には有期認定と永久認定というものがあり、ほとんどが有期認定です。
つまりは更新(1年〜5年の間)があるんです。

この更新時にかかりつけ医に診断書を書いてもらうんですが、その診断書を日本年金機構が参考書類として審査し、継続が停止かの判断となります。

なので働いていたとしても、働きだして期間がたっていなかったり、配慮や制限がある働き方であれば、それをしっかり主治医にわかってもらい、診断書に記載してもうことができれば働いていても更新される可能性が高いということです。

時間に制限があるならば職場にお願いして勤務表を出してもらい、それを参考書類として提出するものオススメです。

審査する側に立ってみると、単に時間が短いんですと伝えて診断書に短時間とだけかかれてもいまいち状況がイメージできないと思うんです。
審査する方は全く誰か想像できない中で診断書などの言わば紙だけを見て判断するのだから、根拠があってわかりやすいものがあったほうが良いんです。

通院の頻度が伸びたという状況だけで更新がされないということもありません。
こちらに関してもなぜ頻度が伸びたのかという理由が大事になります。

たとえば病状が改善されて生活に支障をきたすことがなくなってきた結果通院の頻度が伸びた場合病状が改善されず、対人恐怖や外出することが難しいがゆえに通院頻度が伸びた場合ではかなりの違いがあります。

関わっている方に状況をわかってもらう


日頃から関わりのある方にご自身の状況をわかってもらう。
ここが非常に大事です。

ここに関してはだいぶコストを割くことをオススメします。

意外とおざなりになってしまうんです。
あと良いことだけを伝えてしまうんです。背伸びして。

これも大事な部分ですが、更新が近い方については生活や仕事において支障となっている部分をしっかりと伝えることが大事です。

診察場面で伝えるのが限界があれば、ソーシャルワーカーや看護師、事務などにも伝えておくことをオススメします。

この時に大事なのは「診察で伝えられなかった⤵️」と寂しそうに伝えることです。
何度も言いますがさみしそうに伝えるんです。さみしそうに。

んでもって信頼してるってことをしっかりと伝えるんです。

「伝えれなかった💢」と怒りながら伝えるとややこしくなるのでやめたほうが良いです。

是非参考にしてみてください。

障害年金は病気や障害の重さではなく、病気や障害によってどれだけ生活に支障をきたしているかです。

支障をきたしていると感じるのは他人ではなくあくまでご自身です。

しっかり伝えていきましょ。
良い方向にいくことを願っております。

ではまた。

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