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2023年冬アニメ 印象に残った回5選

今年もやります。何だかんだ3年目に突入していて自分でもよく続けたなと思います。

◇前回

◇前書き
2023年の冬アニメで“印象に残った回”を5本選びました。
あくまでも私が見た範囲の中で、私の感性の元で選んだものなので「あのアニメのあの回が無いじゃねえか!」と思ってもそこは目をつむってください。
あと、その回についての説明を入れると文が長くなって書いている私がだんだんと嫌になってくるので説明は極力省きました。その為見た人にしか伝わらない内容になっているかもしれませんが、それはごめんなさい。

ここまで毎回使っているコピペ。←ここもコピペ

今期は放送延期が相次ぎ、消化不良な感じも否めないのですが、もう春アニメも始まりましたし、一区切りとして冬クール分を投稿します。


・お兄ちゃんはおしまい! #3「まひろと未知との遭遇」
この回からかえでが登場します。最初はギャルに怯えていたまひろも料理上手な所とか面倒見がいい所を見てかえでをお姉ちゃんと慕うようになり、すっかり妹みたいな立ち位置になります。
後半ではみはりが風邪を引いて寝込んでいるのを見て、女の子になっても自分はお兄ちゃんである事を自覚したまひろは、かえでに教わりながらみはりにお粥を作ってあげます。そして嬉しさのあまり泣いてしまうみはりを見ると、兄妹とは何と美しいものなのだろうと感慨深くなります。その後の髪留めにまつわる話と、2人で遊ばなくなった話もみはりの想いが更に伝わります。
前半のすっかり妹みたいになってしまうまひろの姿から、後半のお兄ちゃんとしてのまひろの姿との対比が楽しめ、改めておにまいとは兄妹の話なのだと思わせる良い回であったと思います。


・スパイ教室 第7話「File《草原》のサラ」
ミッションに挑む彼女達の姿も良いのですが、女の子達がいっぱいいる事を活かしたこの回は他の回とは違う印象深さがありました。
内容としてはサラにスポットを当てつつ、クラウスが用意したヒレ肉を賭けて屋敷の掃除で勝負をするという要はギャグ回なのですが、ドタバタ劇によって女の子達の個性が出る回となっています。全力でふざけたり、サービスシーンもあったりとラノベ、またはラノベ原作のアニメで育った私としてはそこがたまらないのです。たとえ異世界ものが台頭しようともこのような作品がある事で、私は元気になれます。
ギャグに振りながらも自分に自信を持てないサラに自信を付けさせ、今後の不可能任務に繋げるという要所は見失っていないので、この回はそのバランス感覚が良かった回であったと思います。



・便利屋斎藤さん、異世界へ行く #10「魔界の追跡者」
9~11話でセットみたいなところはあるんですけど、代表して10話を選んでいます。
これまでも様々な視点を交えながら展開された今作ですが、今回は特に家族について描かれているのが印象的でした。娘も同然のラエルザを想うモーロック、子どもを守りたい魔犬、兄妹の仇を取る魔物、更に11話になると魔犬の主である双子の魔物の視点も加わりますが、各視点で各々の信念の為に戦っている姿が描かれています。
双子の魔物の圧倒的強さを前にサイトウ達は大ピンチになりますが、魔犬から魔力を取り戻したモーロックが更に上回る力で魔物を撃退します。この時の作画も良かったですし、最もモーロックがかっこよく描かれたシーンでした。そして感動的な最後になるかと思いきやモーロックにケモ耳が生えているという何とも今作らしいオチで終わります。こうしたオチと次回への引きも含めると10話の方が印象深いかなと思い、この回を挙げました。


・ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん chapter 11「魔女と女神と始まりの神話」
古の魔女に取り込まれそうになるリーゼロッテですが、ジーク達の声が届いた結果、古の魔女に打ち克ちます。そして古の魔女の正体が女神リレナだった事が明らかになり、世界の成り立ちと、リレナが古の魔女になり果てるまでの経緯が明かされます。今作は、乙女ゲームをしていたら自分達の声がゲームキャラに届くようになったという、それ自体は違いありませんが、思いのほか単純な構造ではなく、神と人間の愛憎、現実世界と異世界がリンクする物語だったのです。
これでフィーネ達のデジャヴ感とか、久遠桐聖の事も分かったわけですが、終盤になると事態は加速します。小林さんの姉が何者かに誘拐され(話の流れだと1人しかいませんが)、誘拐されたと思ったら今度はまじこいを付けているテレビの画面が光るという一度に色々起こり過ぎる展開のまま終わります。最後まで驚かされる回でした。



・転生王女と天才令嬢の魔法革命 第十二話「彼女と彼女の魔法革命」
アニスを王にしたくないユフィと、精霊契約によってユフィに何もかもを捧げさせたくないアニスは、己の信念の為に決闘をします。その結果ユフィが勝利し、ユフィが王位継承権を得る事となります。第1話でアニスがどん底に陥ったユフィの手を取ったように、今度はユフィが苦しむアニスの手を取る事になったのです。
その後、ついにアニスの口から前世の記憶がある(別の世界から転生している)事をユフィに明かします。本来いるはずだったアニスフィアへの悔恨を口にしますが、アニスはあなたしかいないと言うユフィ。お互いの胸の内を話した2人は遂にキスを交わします。このシーンを見た私は、WBC準決勝、日本対メキシコ戦での村上の逆転サヨナラタイムリーを見た時と同じリアクションをしてしまいました・・・。そして2人と重なるように映る暖炉の火が、まるでユフィの熱情を表しているかのように燃える描写も素晴らしいです。
その後の飛行魔法の演武で、空を見上げた後2人がお互い顔を見合わせるシーンもOPと重なっていて良いです。そしてクレジットが流れた後のCパートに当たるシーンでは、また2人のキスシーンが見られます。「アニスはいつ唇にしてくれるのでしょうね」とアニスをからかうユフィは完全にアニスより優勢になっており、見ているこちらも完敗です。こちらは最初のキスシーンでぶっ倒れているので、もはや死体蹴りです。いい最終回でした。


◇締め
以上で冬アニメの総括とします。
誰に何か言われたわけではなく、ただ自分の方向性を再確認するために書いておきますが、このシリーズは”印象に残った回”を挙げているので、必ずしもその作品の最大瞬間風速を書き記しているわけではありません。所謂神回を選んでいる時もありますけど、例えば1話を選んだから2話以降は大した内容じゃないとか、選ばれた回だけが良い回とかそういうわけではありません。

あとこれはあくまで個人的なものなので、好きな作品から優先的に選んでいる節があります。これまでの記事を見てもきらら作品を毎回選んでいたり、日常系から選んでいたりと自分で書いておきながら偏りがあるなと思っています。批評ならアウトかもしれませんが、一オタクが見て感じたことを書いているだけの緩い企画なのでそこはご容赦願いたいです。


次回は春アニメについてあれこれ書く記事を投稿します。GW前には投稿したいと考えていますがどうなるやら・・・。まさかスイッチで配信されるポケモンスタジアム2に現を抜かすなんて事は・・・。

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