「キャロル&チューズデイ」感想 #1

何のアニメの感想を書こうか吟味した結果、今期は「キャロル&チューズデイ」で行こうと思います。正直原作があるアニメの感想って書きづらくないですか・・・?~が気になると書いても、原作読めば分かるよ、で返されちゃうみたいな・・・。気にしすぎですかね。

さてこの「キャロル&チューズデイ」ですが、去年の秋から新たにフジテレビで設けられた+Ultraというアニメ枠で放送されているアニメです。恥ずかしながら今までこの枠のアニメは全然見てきませんでした・・・。何故かというとまず我が家ではフジテレビが映らない事、ノイタミナのようにフジテレビ系列の地方局では放送がない事、BSフジでは1週間遅れで放送しますが、その時間にはBS11で他のアニメをやっている事、ネット配信がネトフリでしかない事など色々重なって見てこられませんでした。
しかし今期の私は違います!もうネトフリに入っているので時間さえあれば余裕で見られるのです!

前情報はここまでにしてようやく感想に入るのですが、まず注目すべきは舞台設定。人類は火星に移住し、それから50年が経った世界とのこと。最初字幕で出た時ビックリしましたね。地球ですらなかったとは・・・。
そしてアルバシティという舞台となる都市は現実世界よりも発達した未来的な都市であり、鮮明に描かれていて、圧倒的な映像美を放ちます。青空の下で電子掲示板の文字がウネウネ動き、交差するように歩く大勢の人々・・・これだけは実際に見ないと伝わらないところですね。火星が舞台になっていますけど、モチーフとなっているのは登場人物から見てもアメリカでしょうか。制作会社のボンズに関連して血界戦線を思い出しましたけど、異星人との交わりは今の所というかおそらくこれからもないでしょうね。火星人が出てくる作品なんて21エモンしかないですね。

さらにメインキャラとなる2人の女の子、タイトルにもなっているキャロルとチューズデイ。2人は互いの性格も生まれた環境も違えど(地球生まれか火星生まれか惑星レベルで違う)、今自分が置かれている現状を打破したい、そしてミュージシャンになりたいという共通の夢があります。しかしこの世界では音楽はAIが作成しているようです。そしてこの2人と対の存在になってきそうなのが、アンジェラという女の子です。彼女は3歳の頃から芸能活動をしているのですが、CM撮影でも自分の本意でない事をさせられ、現状の仕事にはうんざりしている模様。そこでタオという世界中でトップに立つプロデューサーにマリオネットになる覚悟はあるかと問われ、それを了承した事でアンジェラは歌手としての道を歩もうとしています。1話では直接キャロル、チューズデイとアンジェラが交わった場面はありませんでしたが、のちに対立することになるんだろうなとはこれだけで分かりますね。
そして何よりもこのアニメの肝となってくるのが音楽ですよね。とにかく映像が綺麗ですから、音楽だけでなく演奏シーンも良いに違いありません。

今回はこんなところでしょうか。私としては1話からかなりいい印象を受けました。最初に書いた通りフジテレビと一部のテレビ局でしか放送していないのと、ネトフリでしかネット配信をしていないのを考慮すると視聴者数は他のアニメより少なくなる気がします。それでもこのアニメは見た方がいいと思える内容であったと思うので、視聴可能な方にはぜひ見てもらいたいアニメです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?