2024年アニメ 印象に残った回10選
1年の総括として、2024年に放送されたアニメで印象に残った回を10本選びました。
◇前書き
印象に残った回を選ぶ記事は2021年から思い付きで始めて、2023年まで毎クールのように投稿してきました。
その中で、「やっぱり○話じゃなくて△話にすればよかった」とか、「アニメAじゃなくてアニメBの何話にすれば良かった」とか、投稿した後から考えるようになったり、原則1作品1話と決めているので、2クールまたは1年のうちに2期もやるアニメからは選びにくかったりといった窮屈さもありました。そういった事から、今年からは年末にまとめて投稿、冬~秋クールまで合わせて10本選ぶ事にしました。
印象に残った回は私が見た範囲の中で、私の好みで選んでいます。また、所謂神回だと思って選んでいる回もありますが、あくまでも“印象に残った”回なのでそれだけを選んでいるわけではありません。
選んだ回に加えてほんのちょっとだけ私の感想も書いていますが、見た人にしか伝わらない内容になっているかもしれません。それはごめんなさい。
前置きが長くなりましたが、以下、印象に残った回10選です。順番は冬クール→秋クールです。
・魔法少女にあこがれて 第七話「逆境アズール」
うてなは幼い頃からずっと魔法少女に憧れ続け、たとえ敵対する事になったとしても、彼女達には魔法少女としての矜持を求めていました。闇落ちしかけて服従寸前のマジアアズールに対してお冠のうてな(マジアベーゼ)の振る舞いはそう考えれば当然の事だと思います。誰がアズールをそうさせたんだという話でもありますが・・・。
・勇気爆発バーンブレイバーン 第9話「イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!!」
複数のデスドライブズを相手に戦闘が激化する中でスミスが死に、イサミはショックで戦意喪失。万事休すかと思ったその先には衝撃の事実が待っていました。ブレイバーンが戦う一方でルルにも何やら変化が。最後の最後まで目が離せない回です。
・夜のクラゲは泳げない 第7話「夜明け」
周りが進路を決めている中、自分の将来が見えていない花音。そんな花音の現状を、バイクの教習に行くも足元ばかりを見て一本橋が渡れないという話に上手く落とし込んだ回になっています。終盤でまひるを乗せてバイクを走らせる所は、彼女達は何処にだって行けるし、この先良い方向に向かうといいなと思わせるシーンでした。
・バーテンダー 神のグラス 第10話「心の棘」
サブタイの通り心の棘として自分の中に残るような暗い過去を抱えていても、仕事ではそれを面に出さずに振る舞わないといけない、というのはバーテンダーでない人にも通ずるものがあると思います。雨の中美和を見送った溜の頬を伝ったのは雨か、それとも・・・。
・響け!ユーフォニアム3 第十二回「さいごのソリスト」
全国大会でユーフォのソリを任されるのは久美子か真由か。その決定は部員全員に委ねられました。オーディションのシーンでも目頭が熱くなりますが、やはりこの回のピークは終盤でしょう。「涙なしでは見られない」という謳い文句はこの回の為にある言葉だと思います。
・負けヒロインが多すぎる! 第1話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」
杏菜の可愛さと残念っぷりの両面をメインに描きつつ、檸檬も小鞠もその人物像が見えるよう早々に登場させ、最後はちくわ丸かじり(ちくわは豊橋の名産)という鮮やかな1話。この1話だけで否が応でも今作への期待感は高まります。
・小市民シリーズ 第2話「おいしいココアの作り方」
大掛かりなトリックがあるわけでもないし、誰かが被害を受けたわけでもない。しかし気になって考えられずにはいられない。そんな些細な日常の中にある謎を面白く描けるのは素直に凄いと思います。
・義妹生活 第9話「義妹 と 日記」
悠太の視点で描かれた「義妹と“一緒に暮らす”生活」と、沙季の視点で描かれた「義妹“として暮らす”生活」が交わった、今作のコアにして転換期となった回。気持ちに区切りを付けようとする二人は今後どうなっていくのか、今作屈指の見応えある内容です。
・ダンダダン 第7話「優しい世界へ」
生前のアクさらの人生は胸が締め付けられるほど残酷ですが、水面でバレエを踊るシーンはあまりにも美しい。たとえ妖怪になっても、実の子でなくても、子どもを守りたいという母としての気持ちは最後まで捨てませんでした。
・ぷにるはかわいいスライム 第7話「Sweet Bitter Summer」
本来のコロコロの読者層を考えると、夏と白いワンピースの女の子の概念は子どもには早すぎる!入道雲が立ち昇る夏空の下を歩くシーンは細田守作品かと思ってしまいます。この回で見られる抒情的な夏の描写は、本来夏は素敵な季節のはずだと気づかされます。
◇締め
以上で今年の総括とします。以前に比べればかなり簡素になっていると思いますが、これはこれで準備が大変だったのでご容赦願いたいです。
去年の年末の時点で、今年は12月末にまとめて投稿すると決めていました。それにも関わらず、どの回を選ぶかメモ的な物を残しておらず、12月になってから慌てて選ぶという無計画っぷりでした。な~~にが準備が大変だ!!自分のせいじゃないか!!
メモを残していないとは言いながらも、これまで投稿した感想記事であの回が良かったと書いているものもあったので0から選んでいるわけでも無いのですが、それでも厳選するのは大変でした。もっと緩い企画のつもりで考えていたのですが、書いていくうちに段々ガチになってきて、10数本ある候補の中から入れ替えを何度も繰り返してしまいました。要は優柔不断なだけですね・・・。
本当はあのアニメのあの回も選びたかったと思う事もないですが、最終的には納得のいくチョイスが出来ました。結局後になってやっぱりあれにすれば~と思うかもしれませんが、現状はこれで良いと思っています。来年はもうちょっと緩く決めたいものです。