2021年は
なんでもやってみたらええや~ん、を誰に言われるでもなく、如実に実行した1年だったと思う。
なんとなく自分の中で、「これはちょっといけないことだ」と思ってきたことをあれやこれや、試しにやってきた1年だった。(そしてそれは実際にはいけないことでも何でもない。)
この”ちょっといけないこと”は”中2ごっこ”と心の中で呼んでいた。
2021年、
はじめてタバコを吸ってみた。
はじめて金髪にしてみた。
はじめて限界まで飲んで人に迷惑をかけた。(これは実際に良くないことだと思うので、反省。)
”中2ごっこ”実行中にも、根本にある優等生がいつだってぶれることはないのだけれど、はじめてマルボロを吸ってむせかえしたとき、自分が優等生のど真ん中を行く中学2年生だった頃には決してできなかったことを今、ひとつずつ回収するフェーズかもしれない!と思ってしまった。衝撃すら走った。
タバコ一本吸ったところで私が突然グレる、とかドラマみたいな展開はないし、喫煙者に転じてタバコミュニケーションの神髄を知ることもなかったけれど、何となく大人になるための通過儀礼をやり遂げたのかもしれない、という感情を抱いた。
私は、それなりに紆余曲折ありながら、しれっと今を生きているなと、どこか歴史がある人に匂いを感じて、深みを感じる。それが大人だなぁと思ったりもする。
もしかしたら、ある意味きちんと、しかるべきタイミングで、例えば中2とかでグレる、みたいなことをしてきて、今になって世の中の酸いも甘いもかみ分けているな、この人、って思う人は、結構あこがれの対象なのかもしれない。
とはいえ、もう時を戻すことは出来ないので、私は中2でグレた、という過去を今更持つ事はできない。だからせめてもの抵抗として、今、せっせとやり残した中2ごっこを少しずつ実行しながら、深みのある大人を目指していきたいんだと思う。
そういう意味で、これは私にとって通過儀礼なのだと思うけれど、冷静に自分の行動を振り返るとそれはそれで痛いな、という感じもする。
まぁ痛さも含めて中二病っぽくてなかなかだな、と自分で思ってしまうのだけれど。笑
大人とは何か、の議論のついでとして、日本酒と焼酎のおいしさが分かるようになり、これはそろそろ大人かなと思っていた矢先、年の瀬に初めて熟成酒を飲んだら、あぁこのおいしさはまだ理解しかねる、、、となったので、まだ舌の伸びしろも十分そうです。
2022年もそんな調子で楽しく生きていきたいなぁと。
皆様今年もよろしくどうか。