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アトピーが治ったことについて

子供のころからアトピーだった。
時代により、痒い場所は移り変わっていったが、
振り返ると私の人生はほとんどずっと痒さと共に歩んできている。

物心ついた時にはもう毎週のように皮膚科に通っていた。
それから紆余曲折ありながらも、
大人になり、自分でいろんな方法を選んで試せるようになって
食べ物を制限したり、いろんな病院のいろんな治療法を試したり、
思いつく限りのことをして…

結果、2年ほど前に、なんと!完治した。
30年以上悩んできたものが治ったのである。
同じ悩みを持つ人は少なくないと思うので、
何かヒントになることがあればと思い、書いてみようと思う。

最終的に、これ!という決め手の治療法があったわけではない。
最後の方は、あれ?あれ?あれ…?と思ううちに
すーっと消えていった、そして再発しない、とそんな感じだった。

でも、いろんなことをやってみて、
明らかにこれは大きく影響していると思うのは
「食べ物」と「メンタル」だと思う。

食事を、玄米と鮮度の良い野菜中心の食事に変えたら、
だんだんと肌が強く、透明感を増してきたという実感があった。

野菜って、有機栽培とか自然栽培とか、こだわりがそれぞれにあり、
農業もいろんなやり方、流派があるので
ついその作り方に着目してしまうが…
そうではなく、
とにかく採れたて新鮮なものを買う、ということにした。
多少農薬は使っているかもしれないが、
旬のものをとにかくその日採れたてのうちに買ってきて
新鮮なうちにいただく。
これ、野菜の持つエネルギーが違う気がする。
ハリやツヤがあり、瑞々しい野菜のもつそのエネルギーを
直接自分に取り入れているようなイメージである。

こだわって作られた野菜は
こだわりの店に並べられることも少なくないと思うが、
そのお店を利用するお客さんがあまり多くない場合、
回転率が悪くなって、
鮮度の良くない状態で売られるということがあるように感じる。
いくら畑では元気だったとしても、流通の事情によって
その良い状態が失われるのだとしたら…?
それで、鮮度という観点で選んでみようということにして
農家の方が朝収穫してすぐに納品に来る直売所のようなお店で
購入するようになった。
そして実際、それが私には合っていたようだった。

今までは、痒くて少しでも掻くと
薄くてもろく、破れやすいような肌だったので
すぐに掻き崩してぐずぐずと膿んでしまうような印象だった。
でも、ちょっと掻いたくらいではびくともしない、
強い肌が作れるようになっていった。
そして、それは今もキープできている。

食べたもので体が作られているという
当たり前のことだが、
それを実感した出来事だった。

メンタルについては長くなりそうだからまた次回書こうと思う。

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