【パン巡り日誌】創業70年以上のパン屋さんに行ったら、コロネに憧れる自分に出会いました。
日進堂
テレビ朝日「マツコ&有吉かりそめ天国」で、“昭和パン屋の名店”として堂々1位に選ばれた、1949年創業の地元に愛されるパン屋さん。豊富な種類とお手頃なお値段、変わらないおいしさが特徴。
Information
Add:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町2−2−3
Tel:0467-22-0479
Open:9:00-18:00
Close:−
場所
鎌倉駅東口を出て徒歩7分。
駅から由比ヶ浜海岸方面に進み、下馬交差点で左へ。延命寺橋を渡って200mのところ。駐車場なし。
外観
えんじ色のテント看板が目印。初めて訪れてもどこか懐かしくなるような風情のある佇まい。
店内
ずらりと並ぶ数々の商品。食パンから惣菜パン、菓子パン、クッキーなどの焼き菓子、サンドイッチなど、その数ざっと50種類以上。年季の入った手書きのプライスカードが、創業70年の歴史を物語っていて飾らず安心する雰囲気。
日進堂さんのいちばんの人気商品と言えば、「カレーパン」。レジ横の揚げパンコーナーにあり、甘口と辛口の2種類。昔から根強い指示を集めている。クリーム色のばんじゅうが学校給食のようで、昔を思い出させる。
購入品
あまりのコスパのよさに大量購入しかけつつも、私の胃袋は1つだったということに気が付き、こちらの4点に厳選。
甘口カレー 180円(税込)
大きめのじゃがいもが印象的。ほかにも、挽き肉や玉ねぎ、赤パプリカかトマト、ピーマンのような緑の野菜が入っていて、ほんのり香るスパイスがアクセント。甘めの生地もカリッと揚がっていて、中はもちっ。とにかくおいしい。
辛口を買わなかったことは痛恨のミス。せめてもう一つ買えば良かった。。。
オレオクリーム 180円(税込)
数あるコロネの中から、口コミを参考にこちらをチョイス。絶対おいしい確定の味。
しかも可愛い包装袋。この昭和感、すきー。
手のひらサイズで、生地はしっかりめ。
中も開けてみることに。
あれ?
あれれ?
勝手にクリームたっぷりをイメージしていただけに、不意をつかれ少々停止。と同時に笑う私。
想像以上のクリームの少なさにぶつぶつと心の声がダダ漏れ状態の中、渋々クリームを一口。
あー、これこれこれー。
しっかり甘くてなめらかなクリームと、時々噛むオレオのサクサク食感。至福の時。
そうか。端から端まで甘めのクリームは重いので、押し進めながら、もしくは伸ばして食べるべきなのかも、と突然のひらめき。
クリームを先端の生地にびーっと伸ばしてもう一度かじる。バターのようにすーっと伸びるクリームは、最後まで飽きずにおいしく食べられる。冷蔵してオレオクリームをやや固まらせた後、先端の余白に点々と散りばめて食べると、アイスのような感覚でこれもおいしい。
余白の多さに衝撃を受けたものの、この空白こそが大切で、長年親しまれている隠された秘訣なのかも。詰め込みすぎない。常に心にもこのくらい空白を持って生きたいところ。おみそれ致しました。
食パン(8枚切り)290円(税込)
言わずもがなの、安定したシンプル食パン。耳はしっかり目でありながら、きりっと自立が難しいくらいの中のふわふわ加減。このお値段でこのクオリティ。毎日の食卓に、パン屋さんのパンが並ぶ幸せがここにある。
パンの耳 30円(税込)
なかなかこうしてパンの耳を置いているお店は少なくなったこの時代。
大のパンの耳好きとしては寂しいもの。
30円で5枚入り。1枚ずつで厚さがランダムなところも良き。
ジャムを乗せれば、立派な朝食。あっぱっれ。
ごちそうさまでした〜!
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