タイ人のここが好き❤️ฉันรักคนไทย
私、タイに移住するまでまったくタイ人の慣習や文化について知りませんでした。タイ飯は好きだったけど、タイポップもタイドラマも観たことがなかった。移住前にネットで「タイ人と働くために必要なこと」「タイ人と上手く付き合っていくには」などなどネット上の記事は一応読んでおいたけど、書かれていることの8割は実際起こらなかった。というか私はそう思わなかった。
でもこれは人によって、所属するコミュニティにもよるだろうし、タイ人だって日本人のようにほんとーに色んな人がいるので、型にはめること自体がナンセンスだと思うのです。逆に外国人からの目線で「日本人と仲良くなるには」「日本人の性格」というワードでググるとナンセンスさがよく見える。立場を入れ替えるのはクリティカルシンキングで必要な要素です(最近Linkedinラーニングで勉強しているのでここぞとばかりにクリティカルシンキング思考します、だるw)。
前置きが長くなったけど、今回は超個人的な「タイ人のここが好き❤️」について話そうと思います。
見た目にこだわるがオフも曝け出すゆるさ
タイ人は美意識が高い。出かける時はみんなが各々のおしゃれを最大限に楽しむし、出かけた先でも美しい姿を「今納めないでいつ納める!!」とばかりに自撮りをとりまくる。
その一方で、入れたての鼻プロテーゼのギプスをつけたまま働いていたりもする。あと、美容院でパーマ中であろうマダムが、カーラーを頭にわんさか巻きつけたままフードコートでご飯食べてたりもする。
美しくなる結果にはめっちゃコミットするが、その過程を曝け出すことにもなんの抵抗もないのだ。この懐の広さ。「結果よければ全てよし」精神の美しいことよ。
そして、そんな鼻ギプスやカーラーについて誰もとやかく言わないことも素晴らしい。
髪の毛がめっちゃ綺麗
みんなTSUBAKIのCMばりに髪の毛が綺麗。
タイの豚焼肉・しゃぶしゃぶの「ムーカタ」を食べている時、美しい髪の毛に焼肉の匂いがつくのを防ぐために、シャンプーキャップを被っている女の子のグループに遭遇すると、すっごくほっこりする。
焼肉屋でのシャンプーキャップ着用が日本でもデフォルトになってほしい!
地元愛が強い
私の出会ったバンコク生まれ育ち以外のタイ人の友人は、みんな地元愛が強い気がした。例えばチェンライ生まれの友人が2人いるんだけど(従兄弟同士)、彼らと遊ぶとずーっとチェンライ訛りのタイ語を話している。それをイサーン育ちの別の友人がからかっている。
ご飯を食べにいくと「これはイサーン発祥で〜」とか、「チェンライではこういう味付けで〜」とか色々教えてくれる(ほとんど忘れたけど)。
「週末は実家に帰る」という子も多く、結構な頻度で地元に帰省する子が私の周りには多かったように思う。バンコクという大都会で暮らしつつも、地元の自然や食文化に誇りを持っている。インスタのストーリーでもばんばん地元の様子を載せてくれるので、私も楽しんで見ていたな〜。
褒め上手、褒められ上手
私の働いていた会社(2社目)は、ほとんどの従業員がタイ人女性だったんだけど、仕事帰りに予定がある日などでいつもよりおしゃれ&メイクをしっかりめにして行くと、「キエさ〜ん、ワンニースワイナ〜(今日はきれいだね)!Do you have a date tonight?」とかハイテンションで聞いてきてくれるw アイシャドウどこの?この靴どこの?とか同僚同士でもおしゃれやメイクの話をしている気がする。
こちらがタイ人同僚に対して同じように「今日はゴージャスだね〜!」と褒めると、「でしょ〜?ありがとう❤️」と自信たっぷりの素敵な笑顔で応えてくれるのも好き。謙遜しないし、良いと思ったものは素直にそう伝える。
グルメな人が多い
営業でちょっと遠出した時にお昼ご飯を食べようとなると、近場の美味しいお店をすぐに選んでくれたりする。「そのへんのレストラン」などで妥協しない、食への満足度を追求するグルメな人がタイ人には多いと思う。
現に私の周りのタイ人は「ソムタムならこのお店!」「ここはヤムが美味しい!」「シーフードならここ、なぜならナムチムがほかより美味しい!」「ここのカオゲーン屋ではこのおかず!」とか、それぞれに好きなお店、メニューがある。
バンコクはカフェ文化もさかんなので、新しくできたカフェに行くコーヒー好きの子も多い。いつも美味しそうなフュージョンコーヒーの写真をインスタにアップしていて、タイのカフェで一時期めっちゃ流行っていた「エスプレッソオレンジジュース」が恋しくなるばかり…。この組み合わせ、めっちゃクセになるのでタイ旅行に行ったらぜひ飲んでみて!
性別のグラデーションが心地よい
これは先日、タイに住んでいたことのある日本人の友人とも話していたことなんだけど、日本にいると「男か女か」しか感じない気がする。タイ暮らしが長いと性別のグラデーションに慣れるし、見た目に性別のステレオタイプをはめない人も多くいるから(見た目は男性だけどしっかりメイクしていたり、ボーイッシュでタトゥーだらけの女性とか)、日本に帰ってきた時の「男らしさ」「女らしさ」のコントラストの強さを余計感じた。
もちろん男性権威主義的なタイ人男性もいることにはいる。私の元カレである。奇抜な見た目にすることや露出の高い服装をすることを良しと思わない性格であった。なぜそんな人とお付き合いしたのか?答えは「コロナ禍で暇だったから」です。しかも半年も続かなかったような・・・・。
良い意味で他人に無関心
私的にはこれが一番ラクだった。自分が外国人だからっていうのもあるだろうけど、不必要に干渉されず、注目を集めず、自分がシンプルに存在しているだけの状態。ローカルの飲み屋でタイ人に「なんでタイにきたの?」と聞かれても、「仕事だよ」と言えば、それ以上は深く掘られない。その後、ふつうに日本のアニメとか好きな音楽の話とかできる。バンコクの人は外国人慣れしてるから、英語しか話せない外国人が来たとてオロつかない。なぜなら基本的に他人に無関心だからだ。
日本にいると日本人だからこそ、見えない日本社会のソーシャルプレッシャーを感じてしまうけど、タイではそれが一切なかった。
他人に無関心と言っても、電車ではお年寄りにすぐ席を譲るし、バイク事故があれば周りの人が集まってテキパキと交通整備までしだしたりするし、本当に立派ですよね。
まだまだ出てきそうだけど、今日はここまで!バイバイカ〜。