家族のはなしをしよう
はたちになる前日、当日、翌日と3日間連続でnote書いてみようかと思ったのはひそかに通う喫茶店でカフェラテを半分程飲んだ頃であった。もう一杯、次はウインナティにしようかと迷ってる合間にこの文章を仕上げてみよっ。
何を隠そう、家(うち)は商売をやってきた家系である。父が3代目。私が幼い頃を思い出すと「いらっしゃいませ」と響く母の声、お店にお客さんが入ってきたことを知らせるピンポンって音、お客さんに「お店番偉いね」ってもらったテレフォンカードがある。
私は仕事をする人々の背中をずっと見てきた。でも仕事をする人々の背中を見ていたばかりでその背中の持ち主の想いとか苦悩とか知らずにここまで来てしまった。
と、最近家族が口論をした。あんな家族初めて見た。
そこでわかったことがあって、かっこいい背中の持ち主の心の内って私だけじゃなく誰にも見えてなかったんだ、と。
「お米はもっと硬めがいいな」とか「最近仕事えらいんだ」とか「車買い替えようかと思ってるんだ」とかするっと普段の会話で言えたらいいなって思うんだけど、素でいられたらって思うんだけど、猫かぶってしまうのはなぜ。
今回の口論の原因は日頃のコミュニケーション不足。互いが「どうせ相手に理解されないから」と伝えるのを諦めてしまうらしい。じゃあせめて「相手の『言えない』気持理解してあげて」ってそれはそれで無責任と感じる。「言えない」気持も理解度も目に見えないものだから。
文章仕上げようって思ったけど後半にかけてモヤモヤしている私を見せるだけになってしまった。そんな私も「理解してあげて」19のほなみ、最後のわがまま、菜種梅雨の。
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