「知らない世界を知る」の解像度が上がったの巻
あるところに、「知らない世界を知る」ことを生きがいとしている人がいました。
その人はなるべく多くの情報に触れ、自分の興味・関心を探ったり、心の変化に向き合ったり、自分の立ち位置を確認したりし、またその先に待っている「なにか」を探り当てたいと思っていました。
「なにか」が見つからないまま、ただ自分の心が満たされていた矢先、その人はある言葉に感銘を受けました。
もっと情報の“情”に触れるべきだ。
自身に降りかかるたくさんの情報、否応なしに目に入ってくる情報、今までそこから何を受け取ってきたかなと思いました。
さて、お話の舞台は整いました。知った先になにが待っていたのか乞うご期待。
剣道部に刺さるかな
元剣道部「私」の登場。私にとって知らない世界を知ることは、生きる目的ではなく、手段であった。そのステップを上っている、それが下りなのかスロープなのかはわからないけれど、とにかくその最中まともに向き合っていたら疲れ果ててしまうと気がついた。
そこで、対面する世界との関わり方について考えていたら、自分を友人と置くことが心地よかった。友人として未知の世界に一歩踏み出すんだ。
ある人は「観光客」とか「共事者」と言ったり、またある人は「隣人」だなんて言うだろう。
そんな私の友人一例を以下で紹介したい。
・赤いものをひたすら撮ってそれ専用のSNSアカウントに投稿する人
・裸足で正座した人の豆みたいな足の指が好きな人
・マイノリティを描く作品
・破壊と混沌がそこら中に散らばるまち
知らない世界を知った。その先にあったのは一見奇想天外な友人の根っこには”情”があるという気づき。それらが何に心を揺さぶられているのか、奪われているのかちょっぴり考えるヒントをくれた。
心揺さぶられるこの灯。私は火が好きです。温かくて、動きに躍動感があって、音があって匂いがあって味があるからです。
次にその人が"知りたい"のは「自分の愛するものをいかに人に伝え開示するのか、またいかに自分で見つけられるか」ということだそう。
誰かと共有する体験が大事なのではという仮説を持って。ミンミン、ゲコゲコ、リンリン、うさぎのお目覚め、秋めき。
勝手に登場させた友人たちへの愛をこめて。
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