【ドイツの神童】勝利への意思の強さが精神力の強さ!?アレクサンダー・ズベレフのヒストリー#81
皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は名字の最後に「フ」が入る選手を今までのように、「幼少期〜ジュニア期と22歳程度の年齢までにどのように育ったのかを調べながら、名字から選手それぞれのルーツについて調査し「ヨーロッパの選手が強い理由」を調べていきます。(2021.10.6現在、2022.09.18ランキング・年表等更新)
※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。
アレクサンダー・ズベレフ
グランドストロークを主体にベースラインの深い場所からでも強い返球ができる選手。左右に振られた際や相手がアプローチを打った際のダウンザラインの返球は見事。バイエルンミュンヘンとマイアミヒート(NBA)のファン。
「5歳でテニスを開始し、10歳年上の兄と共に成長」
2014年 Jr GS・Aで優勝
1997年4月20日ドイツのハンブルグで、両親ともに元ロシアのプロテニス選手のもと生まれました。両親と10歳年齢が離れた兄ミーシャの影響により幼い頃からラケットを持ち、5歳から父と母が務めるハンブルグのウーレンホルスターホッケークラブ(UHC)で練習を開始しました。
4歳の頃には、14歳だった兄の大会についていきながら、その当時の兄の同世代のN.ジョコビッチ、A.マレーらとテニスをして遊び、兄の成長とともに自身も成長しました。幼少の頃は、サッカーとホッケーを行っていましたが12歳でテニスに絞りました。
12歳の頃には兄がフロリダのサドルブックテニスアカデミーを拠点にしていたことで、冬の期間はサドルブックで過ごし、その他のシーズンは故郷のUHCを拠点に練習を重ねました。
ジュニアの成績は2014年Jr GS・Aでの優勝を含む(ITFのHP工事中二つきあとで調査)X勝Y敗(勝率C%)でキャリアハイは1位でした。
「1年間で716位から85位までランキングを上昇!」
19.1歳 サンクトペテルブルグ250でツアー初優勝
ジュニアと並行しながら、15.3歳でフューチャーズデビュー。16.2歳ハンブルグ500をWCで出場しツアーデビューをしました。
TOP100を切ったのは18歳の時で、2014年のドイツツアー4戦中3大会はWCで本戦入り、1大会は予選3回戦で敗れました。その中でも故郷ハンブルグ500ではM.ユーズニー[19]らTOP100の選手4人を下しSFまで進出しました。
2005年もツアーでは結果を残すことは難しい時期ではありましたが、2005年3月はアービングCでQF、マイアミ 1000で予選突破し2回戦へ進出、5月はチャレンジャーでSFと優勝をしポイントを稼いだことで、この1年間で716位から85位まで18歳であげることができました。
「20.6歳世界ランキング3位(現在のキャリアハイ)」
2021年東京オリンピックで優勝
現在までのキャリアハイ3位を達成したのは2017年11月で20.6歳の頃でした。この時期は、TOP10の選手にも複数回勝利できるようになったシーズンでした。6人のTOP10に対して7回の勝利をし、1000グレード2回を含む5大会で優勝し、ツアーファイナルへ初めて参戦しました。
初のTOP10や3位を達成しましたがGSでは結果を残せなかったことや、N.キリオスには4戦3敗としており、3位ながらもまだまだ伸びしろを感じることができる選手でした。
幼い頃から母とテニスをしていたことで、母のテニススキルが活かされていると語ってます。10歳年上の兄がジュニアの国際大会で活躍をし、物心が着く頃には兄はツアーで活動を始めました。
元プロだった両親や現役のプロ選手の兄の影響で、「プロまでの最先端の道がわかりやすく提示されていた」ことや「幼い頃からTOP選手と触れ合う機会があったこと」がサーシャが順調にレベルアップした要因です。
幼少の頃から、神童と呼ばれ、R.ナダルはジュニア期のサーシャに対して、「自身がジュニア期の頃にはあれほど強いボールを打てなかった」と語りました。ドイツのデビスカップ監督だったN.ピリッチは「天からの贈り物」、同国の英雄B.ベッカーは「勝つ意志が素晴らしい」と多くのテニス界の大物から称賛を受けて育ちました。
サーシャにはチャンピヨンになる才能があるだけではなく、勝利に対する熱意があり「敗北に対して猛省する」ことです。これがメンタルモンスターとも言われるサーシャの真髄であり、2021年東京オリンピックではSFでN.ジョコビッチ、決勝戦ではK.ハチャノフに勝利しドイツ人男子として初めての金メダルを獲得しました。
2020年GS・Uは決勝戦で敗退をしましたが、1996年B.ベッカー以来のドイツ人優勝と自身初のGS優勝とランキング1位を獲得する瞬間を期待しています。東京オリンピックでD.ジョコビッチ、K.ハチャノフに勝利したときのような勝利の涙が見れることを楽しみにしています。
記録
✴︎2015年ATP最優秀新人選手賞
✴︎2017年20歳で最も若くして世界ランキング3位を獲得(2007年N.ジョコビッチ以来)
✴︎2019年メキシコシティでR.フェデラーとのエキシビジョンマッチ(歴代2番目の収容人数/42,517人)
今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
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PS.テニスコーチと親としての両親の対応の違いや兄とどのように育ってきたのか伺いたいです!
〜CC(Change Court)について〜
CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
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