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【最高のメンターとの出会い】幼少からプロになるための基礎とキャリアのデザインを学ぶ!?ライリー・オペルカのヒストリー#49
皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
「ライリー」の愛称で呼ばれている、アメリカ人のライリー・オペルカ選手についてご紹介です。
今回は「大国出身じゃないと、世界で活躍しにくいでしょー?日本からじゃ厳しいよー!」という仮説に対して、「大国はどうやって世界で活躍する選手を育てているの?」という疑問を検証します。「ライリー」が22歳までの間に、どのように成長をしたのか中心に調べます。(2021.08.28現在、2022.08.28 ランキング・年表等更新)
※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。
ライリー・オペルカ
長身を生かしたサーブ、コンパクトなテイクバックからの鋭いグランドストロークにより主導権を先にとるプレイスタイル。特に攻めに転じたフォアハンドは苛烈。シカゴのスポーツチームのファン(ベアーズ/NFL、ブルズ/NBA、ブラックホークス/NHL)。
「6歳テニスを始め、9歳最高のメンターに出会う!」
T.ガリクソンとの出会いがライリーを変えた!
1997年8月28日アメリカのミシガン州で生まれ、4歳の頃父の仕事の影響でフロリダ州へ引っ越し育ちました。
テニスを始めたのは6歳の頃で、9歳の頃から本格的にテニスを開始しました。父と知り合いだった、元テニス選手でアメリカ代表の監督だったT.ガリクソンがコーチとして、ライリーに週2~3回2時間のコーチングを開始しました。この時期に基礎をしっかりと身につける練習をしたことが、現在の活躍に活用されています。
10歳の頃、T.ガリクソンの活動の影響で、ウエスタンサザン1000の試合に行くためにオハイオ州のシンシナティへ行きました。そこでは、R.フェデラーとそのコーチであったJ.イグレシアス、そしてR.ナダルやD.フェレールとであわせ、その練習を見学させてもらいました。その結果、コーチと選手の関係性や練習への向き合い方を学び、プロのように練習に取り組むようになりました。
5年間のT.ガリクソンのコーチングを終え、14歳からはUSTAフロリダへ拠点とコーチを移すことになりました。
「ジュニアGS・W優勝とキャリア初期」
ジュニアGS・Wで優勝
ジュニアの国際大会には、13.1歳から参加し2015年6月17.10歳でジュニアGS・Wで優勝したことで、ジュニアのキャリアハイ4位を達成し、ジュニア時代の成績は、64勝24敗(勝率71%)でした。
ジュニアの試合と並行してシニアの大会にも参戦して行きます。15.4歳でフューチャーズデビュー、GS・Wを終えた同月に17.10歳でチャレンジャーデビューとジュニア期に達成しました。
ツアーデビューは、2016年4月18.7歳でヒューストン250の予選を勝ち上がり、初戦でS.クエリーと対戦しました。8月アタランタ250ではWCで出場しSF進出したことで、翌週のロスカボス250も本線入り、シンシナティ1000ではWCで出場し2回戦まで進出しました。この結果により、2016年8月1日837位だったランキングが8月22日で295位までランクアップを達成しました。
ライリーは2016年7月ワシントン500以来2019年3月のインディアンウェールズ1000までの約3年間でアメリカで開催された11の大会でWCからの出場をしています。
「23.11歳キャリアハイ23位」
2019年21.5歳ツアー初優勝
2020年のコロナ中断明けの初戦シンシナティ1000では、D.シュワルツマン[13]、M.ベレッティーニ[8]を倒してQF、10月サンクトペテルブルグ500でD.メデレフ[6]を下しQFへ進出し、世界ランキングTOP10の選手にも勝ち進めるようになりました。
2021年は5月のローマ1000までの間の7大会中4大会で初戦敗退をしましたが、ローマ1000でSFに進出、カナダ1000ではS.チチパス[3]をSFで下して初の決勝へ進出しました。この間にも初戦負けが多く、2021年は1月~8月までの間に15大会に出場し7大会で初戦負けをしています。その一方で1000のグレードには強く結果を出したことで、23位のキャリアハイを達成しました。
元プロ選手でアメリカ代表の監督であった、T.ガリクソンが9歳から5年間の間で基礎をしっかり教えてもらい、R.フェデラーや R.ナダルらTOP選手を間近で見て話す機会を提供したことは、ライリーの今の活動に活きる経験です。今でもサーブの基礎練習で1日30~40分を費やし、ハードコートでの1ゲームあたりのサービスエース数は1.5本で1991年以降のテニス選手の中で最高値になりました。
2018年21.1歳の頃のインタビューでライリーは24歳~25歳からの3、4年で自分の最高のテニスを展開できることを目標に取り組んでいることを語りました。18歳の頃から考えていた計画まで1、2年となり、ライリーのテニスはどのように変化していくのか期待しています。今後どれだけサーブでのエースを量産できるのか楽しみにしています。
記録
✴︎2015年ジュニアGS・W優勝で世界ランキング4位獲得
✴︎2020年デルレイビーチ250で同じ日にマッチポイントを1度凌いで勝利(M.ラオニッチと西岡良仁)
✴︎2019年ニューヨーク250のJ.イズナー戦で6度のマッチポイントを凌ぎ43のサービスエース
✴︎2021年8月カナダ1000決勝進出でアメリカ人No1選手
今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。
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PS.T.ガリクソンとの練習内容を伺いたいです!
〜CC(Change Court)について〜
CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
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