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【強国再建の筆頭】両親元プロテニス選手による英才教育を受けたアメリカの新しい貴公子!?テイラー・フリッツのヒストリー#30

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
 「テイラー」の愛称で呼ばれている、アメリカ人のテイラー・フリッツ選手についてご紹介です。
 この記事では、A.ロディック以来のアメリカ人としての年少記録を達成し、2代目テニス選手としてアメリカ国民から次世代のチャンピョンと期待されている、テイラーが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.7.28現在、2022.08.15 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

テイラー・フリッツ
225kmを超える高速サーブと豪快なフォアハンドが特徴。その一方で、相手が前に出てきたときの対処は柔らかく、1球で仕留めることができるアングルショットとロブが上手い選手。次世代のアメリカを引っ張る筆頭的存在。マンチェスターUが好き。

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「2.5歳でテニスを始め、JrGS・U優勝!」

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13歳のT.フリッツ

 1997年10月28日アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで育ちました。世界ランキング元10位ある元テニス選手でアメリカ貴族である母C.メイと元世界ランク301位でテニスコーチを務める父の影響で2.5歳からテニスを開始しました。父が少し厳しい性格だったこともあり、4歳頃に一度テニスを離れましたが、テイラーの友人たちがテニスを習っているのを見て、再度テニスに取り組みたいと自ら父に伝えたことで6歳からテニスを再開しました。この時期に父G.フリッツはテイラーがどうやったらテニスを再開してくれるのか、テイラーの友達の親にヒアリングをしたり、様々な取り組みをしました。復帰後は17歳まで父がコーチとしてテイラーを指導し、現在の2名のコーチにテイラーを引き継ぎました。
 15.4歳からジュニアの国際大会に出場し、28大会(10か国)5タイトル(34勝6敗)の成績でした。
ジュニア最後の大会である17.9歳GS・Uで同国のライバルT.ポールを下して優勝しシニアに専念することに挑戦します。


  
「シニア2年目で一気に174位へ!」

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2014年17.9歳JrGS・Uで優勝2


 ジュニアの国際大会と並行して、2014年16.2歳アメリカFでフューチャーズデビューしました。2014年はアメリカのフューチャーズ6試合、スペイン2試合とGS・Uの予選に参加しました。2015年は大会のグレードをあげ6月ノッティンガム250にWCで17.7歳でツアーデビューを達成、17.9歳ではチャレンジャーデビュー、17.9歳サクラメントCでチャレンジャー初優勝、翌週のフェアフィールドCの2週連続優勝を達成し一気にランキングをあげ、174位となりました。


「22.4歳でキャリアハイ24位を達成!」

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2019年 イーストボーン250でツアー初優勝


 2016年はTOP100をブレイクスルーしました。1月GS・AでGS初出場、2月メンフィス250でWCにより出場しS.ジョンソン[29]を下し、決勝で錦織圭[7]に敗退しましたが、ATPツアーの中で最も若くツアー決勝進出者(2008年デルレイビーチ250の錦織以来)となり、注目を浴びました。2月下旬のアカプルコ500で予選を勝ち抜きQF、3月マイアミ100で2回戦など前半戦では、予選から勝ち抜き本線でも勝進むことができるようになりました。シーズン中盤は勝ち星が減りましたが、最終的には18歳で76位を達成しました。

2017年はツアーとチャレンジャーを並行しましたが、昨年のような成績はあげれずランキングダウンを経験しました。2018年から2020年でキャリアハイを更新し続け躍進します。

 2019年6月イーストボーン250でツアー初優勝を達成し、7月アタランタ250、ロスカボス250で2週連続決勝進出を経験し、ツアーでも上位相手に勝利し勝ち進むことができるようになりました。2020年はGS・Aで3回戦進出、アカプルコ500で決勝進出、コロナ中断あけのGS・FとGS・Uで3回戦進出とグレードの高い大会でも成績を残したことで29位までランキングを上げました。
 
 幼少の頃から2人の元テニス選手と優秀なコーチである父の元英才教育を受けたテイラーとA.ロディック以来GSの優勝や世界ランキグ1位を輩出していない、アメリカを再度テニス王国へ復活させることができるのか期待しています。近年のアメリカではテニスがメジャースポーツではなく。男子テニスには関心が乏し口なっており、同世代のR.オペルカ、T.ポール、F.ティアフォー、そして新星S.コルダの5人のテニスのスターの中で誰かが世界1位やGS優勝を達成することで、再びアメリカのテニスが復活するきっかけを与えることができるのか楽しみにしています。

記録
✴︎18歳 メンフィス250にWCで出場し決勝まで到達した最年少選手(2008年錦織圭以来)
✴︎21歳 TOP25にランクインした最年少のアメリカ人選手(2004年A.ロディック以来)

 

 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。


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PS.両親ともに元テニス選手、父がテニスコーチなどプレッシャーのかかる家庭だったと思いますが、そこを乗り越え挑戦できたモチベーションを伺いたいです。



〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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