「フ」一族とは？ヨーロッパの選手が強い秘訣を名前からルーツを探る！！！第二部

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

　この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は名字の最後に「フ」が入る選手を今までのように、「幼少期〜ジュニア期と22歳程度の年齢までにどのように育ったのか」名字から選手それぞれのルーツについて調査し「ヨーロッパの選手が強い理由」を調べていきました。(2021.10.9現在)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

名前の語尾の「フ」とは？？？

　基本的にスラブ人の名字で「XXXの息子」という意味です。その発祥は、貴族社会では16世紀、農民社会では19世紀末です。「フ」には2パターンあり、「オフ(-ov)」と「エフ(-ev)」です。
この、「オフ」と「エフ」の使い方のパターンは3つです。

❶「親の名前＋オフ(-ov)/エフ(-ev)」：ズベレフ・カラツェフ・ルブレフ
❷職業：クズネツォフ(鍛冶屋)・ロトニコフ(大工)・メリニコフ(製粉屋)
❸動物：メドベーデフ(熊)・ヴォルコフ(オオカミ)・コトフ(猫)
　
　名字からルーツを辿っていくと、「フ」を利用している人種は「東スラブ人」、言語は「東スラブ語」、居住は「東ヨーロッパ〜北東アジア」です。
　世界最大の国土を持つロシアには、多くの民族が居住しています。そのロシアの中でも80%近くは東スラブの背景をもっています。東スラブ語を現在利用している国は16カ国3言語で「ロシア語」、「ベラルーシ語」、「ウクライナ語」です。