見出し画像

【強い意志と肉体】半年で307位→99位まで躍進した20歳のアメリカ人!?ジェイソン・ブルックスビーのヒストリー#50

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は「大国出身じゃないと、世界で活躍しにくいでしょー?日本からじゃ厳しいよー!」という仮説に対して、「大国はどうやって世界で活躍する選手を育てているの?」という疑問を検証します。「J.T.」の愛称で呼ばれている、ジェイソン・ブルックスビーが今までの間に、どのように成長をしたのか中心に調べます。(2021.08.29現在、2022.08.25 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

ジェイソン・ブルックスビー
左右へ振られても対応できる粘りとフィジカルの強さが特徴。試合へ勝利するメンタリティにも優れた選手で上位や大舞台相手に強い。バックハンドのドロップショットが面白い。ピアノを弾くことが好き。

画像8


「4歳テニス開始、7歳から現在のコーチ!」

 

画像1

幼少時代のJ.T.

 
 2000年10月26日アメリカのカリフォルニア州で麻酔科医である父と母のもと生まれ、両親がテニスをプレーしていたことで、4歳からテニスを開始しました。
 7歳の時にJ.ギルバートがコーチになりました。その理由は、J.ギルバートのレッスンを受けていた両親が、J.ギルバートに息子のレッスンをお願いしたからでした。当時J.ギルバートは大人のレッスンしか行っていませんでした、J.T.の両親の依頼を受けジュニアのコーチを開始します。 
 14.4歳からジュニアの国際大会に出場し、ジュニアのGS・UでSFまで進出したことで、ジュニアのキャリアハイ54位を17.11歳で達成し、ジュニアの成績は26勝11敗(勝率70%)でした。


「17.10歳でGS・Uデビュー!」

画像2

GS・UデビューのJ.T.


 シニアの大会へは15.11歳でフューチャーズデビューをしましたが、そこから1年間で4大会連続で1回戦負け、1年後の16.11歳で出場した5大会目で初勝利〜QFまで駒を進めました。
 2018年8月17.10歳でWCによりGS・UでツアーとGSデビューを果たします。J.ミルマン[55]に敗退しましたが、1年ごとに着実にステップアップしていきました。
 その後、ツアー出場はありませんでしたが、2019年8月18.10歳でGS・Uで予選から勝ち抜き、世界ランキング394位ながらT.ベルディヒ[98]を破り2回戦進出をしました。


「復帰半年でキャリアハイ99位」

画像3

2021年7月ニューポート250で準優勝(隣はS.スミス)


 2020年1月ランキング268位の成績で、テキサス州にあるベイラー大学へ進学をしました。この年は足の怪我での離脱やコロナの影響で大会への参加はありませんでしたがフィジカルトレーニングをしっかり積みました。
 2021年2月から大会参加を復帰し、ブレイクをしていきます。2月から8月までの半年間で、ランキングを307から99位まで上げました。この間にはチャレンジャーで勝ち上がることができただけではなく、250や500レベルでのQFやF進出ができるようになりました。
 今後は1000やGSでどれだけ勝ち進めることができるようになるのかがランキングアップの課題となります。

画像6

画像7

 来週からのGS・Uに出場も確定していおり、今後の半年間でどこまでキャリアハイを更新していくのか活躍を期待しています。
 ツアーに出始めたばかりで改善点も沢山ある中で、250での決勝進出、500でのSF進出の成績は素晴らしいです。フィジカルとメンタルの強さを武器に同世代のS.コルダと共にアメリカを引っ張っていく存在になるのを楽しみにしています。


記録
✴︎2018年USTA18歳以下の優勝者としてWCでGS・Uへ初出場
✴︎2019年GS・Uの予選のWCで予選を勝ち抜き本戦出場、T.ベルディヒに勝利しツアーレベル初勝利
✴︎キャリア最大の勝利は、130位で出場したワシントン500のFA2[15]。2007年J.イズナー[416]以来の世界ランキングの低さでSF到達
✴︎初のツアーQF、SF、F進出は2021年ニューポート250で芝コートのデビュー戦。同大会で1993年ルゼドスキーが19歳で決勝戦に到達して以来の2番目に若い決勝進出の選手


 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。

ad out…!!!

画像8

画像8


PS.ベイラー大学を選んだ理由を伺いたいです!

〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

Twitter↓
MOTIVATOR
テニスに関する情報発信。日々のテニスに関するお悩みはこちらにコメントやDMください!

CC
記事のリクエストやご意見・ご感想はこちらにコメントやDMください!



よろしければサポートお願いします!いただきましたサポートは、MOTIVATORの活動費として子どもたちの成長に還元させていただきます!