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「準備8割」

今回は「計画と準備なくして成功はあり得ない」という話です。
稲盛さんは会社を大きくしていく中で誰もやったことが
ないことにどんどん挑戦してきました。
でもその度にある問題にぶつかったそうです。

それは新しいアイディアを幹部に話すと
特に難関大学を出た優秀な人ほど反応が
冷ややかで反対されてしまい、
いい仕事が進みにくかったそうです。
しかも頭がいいので、その反対理由も事細かに説明されて
しまいました。

しかし、できない理由ばかり言っていたらどんな いい
アイデアも実現されないですよね。
そこで稲盛さんはどうしたのか、、

稲盛さんは相談する相手をガラッと変えたそうです。
新しいアイデイの提案は少しばかりおっちょこちょいなタイプで
あってもその提案を
「それは面白い、ぜひやりましょう」とポジティブに捉えて
くれる人にしたんですよ。

そして重要なことはここからです。
そのアイデアの構想を具体的に計画するときは先ほど反対していた人たちに
悲観論を基盤にして、あらゆるリスクを想定し、プランを立てられる人材に任せたんです。

そして実行する時はポジティブに捉えるメンバーを中心に行なったそうです。

つまり
アイディアを実行に移す時は楽観的に構想し
悲観的に計画を立てる。
そして楽観的に実行すること。

これを実践することで成功させたんです。
この楽観と悲観をうまく組み合わせていく方法は
私の中ではなかったのですごく勉強になりました。

そしてもう一つ、これ読んでいて感じたのはマネジメントの重要性です。
誰が、どんな特性を持っていて、どんな仕事を任せるのがいいのかを
稲盛さんは的確に判断していたんですよ。

おそらく、どの会社にもこの悲観的に捉えて、
反対するだけの人っていると思います。
そのような人がいると、プロジェクトが進まず、
ほんと困る場合もあるかと思います。

でもそういった人は悲観的だからこそリスク管理に優れており、
リスクを計算した計画を立てることが得意だったりするんです。
このように稲盛さんは社員の特性に合わせて仕事をしている。
これはまさにマネジメントの極意だと思います。
もしあなたの中でブロジェクトがうまくいかず、
困っているという人がいるのなら、
もしかしたら社員の特性に合わせて
仕事を任せることができていないだけかもしれません。

チームのメンバーが、どんな長所と短所があるのか。
もう一度考え直してみましょう。


稲盛さんの書籍
 「生き方」
この本は人生哲学が満載の一冊です。
経営者はもちろんビジネスマンは一度は読むべき一冊かと思います。

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