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フィリピン6日目 村田和人的な午前、セブ的な午後

久しぶりにベッドで寝たという事もあり、非常に快適な、長い睡眠をした。セブに着いてからつくづく思うけれど、旅の途中に休憩がてらこういう宿泊を入れるのは体調管理的な面でも良い。

午前中はチェックアウトギリギリまでホテルで過ごそうということで、宿泊者用のプールでのんびりと過ごした。こういう世界は初めてだったけれど中々豪華ではある。

おしゃれに午前中からカクテルを。ロングアイランドアイスティーで、セブらしくカラマンシージュースを入れて作られていた。

カクテル片手に、スマホで音楽をかける。今年に入ってからハマっている村田和人の「Sexy Pacific」や「So long, Mrs」らがこのゆるりとした雰囲気に最高に合う。彼の曲は今日という人この時間のために作られたのではないかというくらいぴったりだ。そんな気分でダラダラと時間を過ごした。

1泊2日、おせわになりました。

重たいバックパックはホテルに預け、軽装で街中へ。午後はセブのいわゆる普通の人たちの生活を感じるストリートや観光名所を散歩。

途中見つけたとてもギリシャ・ローマ時代らしい建物。どうやら墓地みたい。
喉が渇いたので道端でココナッツを。40ペソ。
何も出してないココナッツには少しだけ酸味があってそれが美味しい。
セブの大聖堂はドレスコード(短パン)がダメとの事で断念…こんな暑いのに長ズボン履けない。

辿り着いたのはマゼランクロス。歴史上初めて世界一周を成し遂げた探検隊を率いたマゼランが、この地に建てたと言われる十字架。この地からフィリピンのキリスト教文化が広がったのだ…と思うとこの場所の存在意義や影響力の大きさを感じる。

マゼランクロスの後は近くのマーケットへ。

昼寝、ダラダラ
こっちも昼寝

全然仕事してないというか、まあ適当でいいやみたいな昼下がりの雰囲気が良かった。そしてこのトタン屋根の下で売り買いされる食品がセブの台所なのだという。やはりどの町に行ってもマーケットを見る事は楽しいし、その町の生活の発端を見ることができる気がする。

マーケットの後は近くの歴史博物館?へ。行く予定なかったけど涼しいし無料だからという事で見学。

博物館の入り口で謎に警察に「この席に座ってなさい」と言われて荷物検査かとか始まるのかと思ったら、「君たちは台湾人か?」「いや日本人です」「そしたらこれ(お菓子の袋に書かれた漢字)を読むことができるのか?」「そうですね、これは〇〇と読みます」「ほうほう」みたいなやり取りが続いたあと、2人組の警察のうちの片方(30歳後半くらい)が

「日本にいる女性は皆アニメで見るのと同じくらい可愛いのか?」と聞かれとので、ここは国家の威信をかけサムライジャパンとしての誇りを胸に「はいそうです」と答えたら、二言目には

「という事はだ、要するにみんなスカートが短くて…タイツを履いていて…(コンプライアンス的にこれを書くのか迷うけど面白かったので書きます。誰かを中傷する意図はありません)、そして要するに身はグラマラスなスタイルなんだろ?」と。一体こいつは何を見て育ったんだ…まあ適当に流しておこうかと思い、


「そうだ、みなワンピースのナミみたいに可愛いんだぞ」と自慢してやったら、鼻の下伸ばして「おお…そしたらみんな大きなココナッツがボンボンとついているんだ!」とジェスチャー混じりに行ってきたのでもう本当に仕方なかった。そもそも要するにグラマラスなことをココナッツで喩えてるのがフィリピンっぽさなのかよく分からんのだけれど。やれやれ。

*ちなみに、世の男性みんなからナミを好きだとは限らないけれど、少なくともナミのようなスタイルや人がタイプな人はそれなりに多いのではないかと推測する。

その後は博物館に隣接する要塞へ。中は有料なので外から見ただけだけど、周りの公園で若い子達が元気な掛けわまったりダンスしたりしていて、とても楽しそうだった。やっぱり子供が元気な街はいいね。

そしてフィリピンでの時間もいよいよ終わりに迫っているからか、写真も段々と少なくなってきのでまとめて紹介。

要塞近くの食堂で小腹を満たす
白魚を煮た感じのやつ。レモンの酸味がアクセントでよかった
夜ご飯はITパーク内のマーケットへ
セブ名物・豚肉の丸焼き「レチョン」は食べれなかったけど、最後に豚肉。

町の中心地にあるモールから空港までバスで向かう。

セブ空港着。ここで一旦シャワー(有料)を浴び、次の国へ行く前に身体をキレイにしておきたい。流石にフィリピンの排気ガス、汗で自分でも分かるくらい身体が臭う…こんなに不快なことはない。

本来はトランジット用の仮眠ホテルとしての施設が1階に。シャワーだけなら1時間で900ペソ。
さらばセブ、フィリピン。

チェックインし、カスタムを通過して出国。

お決まりの免税店観察をしたあとは、ゲート近くのバーでビールが1杯買うと1杯無料というオクトーバーフェストに絡めたイベントをやっていたので友とフィリピンお疲れ様に乾杯。ずっとサンミゲルだったからピルスナーの味が懐かしく美味しい。

いよいよ出国。次の目的地は韓国・ソウルです。本当はこれで仁川トランジットで成田帰国の予定だったのたけれど、せっかくならという事ですフライトを変更してソウルも満喫する旅にしたのである。

フライト中ではそれなりに睡眠できたが、友が体調を崩したらしく少し気がかりだった。中々辛そうな感じで耐えていたのでさぞかし辛いフライトランジットになった気がする…


以上、フィリピンはおしまい。総括としてはとにかく混沌とした国でした。他の東南アジアの国々に比べてバックパッカーするにはストレス多めな国。もちろんマニラとセブしか見て国全体を評価するのは不公平だけど、とりあえず今回の旅を経て抱いたフィリピンという国に対する印象は上記の通り、セブのリゾートとか行ったらまた雰囲気変わるんだろうな…

サラマット・ポー(タガログ語でありがとう)

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