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出発前夜

6日前:中々寝付けない。いよいよ旅が始まるという久しぶりの高揚感、今までしてきた旅とは異なった旅に突入するという緊張と興奮で寝つくのにすごい時間がかかってしまった。

5日前:通勤電車内で「地球の歩き方」を読み、事前に最低限チェック指定おきたい場所を探す。今回の旅は行き当たりばったりでいい、そうお思いながらやはり門がせない一つや二つはあるだろうと、旅への高揚感を隠すことができない気持ちを落とし所を探すように読み耽っている。そして一緒に旅をする予定の友人にLINEする。

「とりあえず早く行きたすぎて困っている」

4日前:秋の訪れを伝えるような雨と肌寒さがやってきた。しかし4日後には、1年中夏の雰囲気漂う国にいるのだ。そう思うと早く時間が経たないかと願ってやまないのだけれど、そう思う時に限って時間というのはゆっくりと進むように感じる。

3日前:

1日長丁場の仕事で疲れ、乗り換えた新宿駅。学生時代、ほぼ毎日甲州通りの信号を渡っていた。秋の涼しさもあいまってやや郷愁。

2日前:海外のお客様が来日されるとのことでバタバタと仕事をした1日だった。正直週末からの旅について思いを馳せる時間など皆無だったから、深夜に仕事が終わり日を越して帰宅した時には「ついに明日…!」という実感が湧いた。

1日前:前述の海外のお客様と商談、そしてランチは絶対で寿司。海外に行く前にめちゃいいお寿司食べられたのは幸運かも。午後は休みにしことを持ち込まないという執念でパッパと仕事を片付け、定時辺りに上長各位に休暇取得のお詫び(なんとも日本らしい)を入れ、元気に「行ってきます!」と発生し外出。その後も夜に外で仕事のイベントがありメールや電話やらも舞い込みバタバタだったけど予定より早く終わり帰宅。


そして今、明日への高揚感に落ち着きがありながら、同時にいよいよ待ち侘びた旅が目前に迫っている現実を噛み締めている。

もう書くものは何ない。あとは行くだけ。この辺りで筆を置く。



楽しみだ!!!

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