ワイン資格取得日記7日目
新年一発目の講義日。今週は仕事始めの週、しかも年末年始9連休からの5連勤(含む月初処理+客先挨拶+来週の出張準備)ときたもんだから相当疲れた。金曜夜は流石に自分を褒めようと気になっていた職場近くのバーに行った。
そこは音楽と機材にこだわっているバーとのことで、選曲や保有するレコードの枚数は申し分なかったのだけれど金曜夜ということもあり人が多くてガヤガヤしていたのが残念だった。音楽なんかそっちのけで仕事の愚痴話、自慢話をしているたちがどうしても勿体無いように見えて仕方なかった。スポーツの試合を見に行って、プレーはそっちのけでスマホばっかり触っているのと同じようでとても勿体無い。
ウイスキーは定番所を置いているという感じで特筆したものはなかったけれどボトルキープが割安だったのは唯一いいなと思えたところ。1杯目はオールドパー12年をロックで。飲み終えたところでフライドポテトとハイネケンを頼んだのだけれどどう見てもポテトのオーダーが通っていない様子だった(バー内には従業員たが2名いたがどちらも一向にフライドポテトを作るそぶりがなかった)のでハイネケンを飲み終えたところでお会計をしたら予想通り通っていなかった。コンセプトがいいバーだっただけあってとても残念。
そんな平日を過後した後の週末。いつもと同じ電車に乗ってワインスクールへ向かう。朝少し寝坊したのもあってドタバタしながら都内へ向かった。
今日の講義は、主要品種とまでは言わないけれど。よく見る個性強めの品種を多く学んだ。具体的にはガルナッチャ、テンプラニーリョ、カルメネールなど。一時期、スペインと南米のワインを飲み漁っていた時期があったのでこの辺りは割と強い。かつ覚えることも少ないので割とイージーな日であった。日本史で例えるなら、最初から織田や豊臣、徳川の全てを勉強しようとするのではなく、「織田を殺した明智」、「寝返った小早川」みたいにまずは歴史上のスポット的な部分を押さえてその設問で確実に点をとりに行く、といった感じ。テイスティングも多かったけど配られた想定問題も80%は解けたので良かった。
そして夕方はいつも通りの酒屋へ。今日は授業で飲めなかったマルベックを買おうと思っていけれど、テンプラニーリョも買ってしまった。新年挨拶も兼ねているからまあいいか。
クリアンサとは、スペインのワインに記載される表記でワインの熟成最低24カ月、うち樽熟成が6カ月という条件をクリアしたワインのみにつけられる。色はルビー。非常に典型的なテンプラニーリョで、チェリーやブラックベリー感満載。クリアンサの割にはタンニン(渋み)や樽熟成感が少ないのが残念ではあるけれど、コスパ的には抜群。初めてのテンプラニーリョにはおすすめかもしれない。
実は飲むのは3回目くらい。ドンダビはアルゼンチンのボデガ・エル・エステコという会社が手がけるブランドで、マルベック以外にもカベルネソーヴィニョン、ピノノワール、タナ(元々ウルグアイの土着品種)、シャルドネなどラインナップが多く品質もなかなかいいのが魅力的。また単一品種のためブドウの特徴がストレートにわかりやすいので比較試飲するのに打ってつけで飲んでいて楽しい。濃いルビー色、プラムの豊満な香り、樽熟成由来のクローブやタバコ感がしっかりとしている。ステーキなどの食事にも負けないパワフルな味わいがある。
今週はこれにて終了。3連休の残りはこれらのワインを楽しみながら過ごそうと思う。