第29回全国クラブチームサッカー選手権東北大会 準決勝 VS宮城教員クラブ観戦記。
1回戦のHOEI FCさんとの試合を激戦のうえPK戦で勝利を手にし、クラブチームサッカー選手権東北大会の2日目、準決勝に進出できました。1回戦が激戦だった事もあり、また初めてチームとして宿泊ありのトーナメントという事で、コンディションが大丈夫なのかが不安な2日目です。
朝日を浴びて、お祈りしながら山形ブランド米「はえぬき」と「山形のだし」の朝食を食べる鈴木翼選手(26)!笑
が、朝4時から起きていた選手や、朝日を浴びて朝食を食べていた選手もいたので大丈夫でしょ!(笑)
準決勝の相手は宮城県代表の宮城教員クラブです。1回戦の秋田代表の由利クラブさんに2-0で勝ってきたチームですが、正直、どのようなチームなのかは分からない相手です。
メンバー表を見ると強豪校の出身の方が多いのと、見た目で身長が高くフィジカルが強そうな印象です。監督は宮城教員クラブさんの1回戦を見た方から、少しだけ戦い方を教えて頂いておりました。
シャンオーレのシステムは4-2-3-1先発は、GKにNO.1矢部、CBにNO.4芳賀とNO32細見、SB(L)NO.22佐々木とSB(R)には前の試合はボランチだったNO.16西塔が入った。どうやら監督が仕入れた情報でサイドからのクロスが多いとの事で、ボランチでの起用が多かった西塔をSBに配置し、クロスをケアした戦術を取った。ボランチ2枚はNO.6渋谷とNO.7髙橋。SH(L)NO.77吉成とSH(R)NO.33渡辺。、FWにはNO.24鈴木とNO.28遠藤が入り、NO.21中鉢は、初戦で負傷しベンチスタートとなった。
前半2分、オープニングシュートはシャンオーレ。右サイドNO.77吉成からサイドチェンジのボールがNO.33渡辺へ入り、オーバーラップしたNO.22佐々木がゴール中央へクロス!惜しくも相手DFに跳ね返されるが、渡辺が2ndボールを確保しペナルティエリア左からカットインしシュート!ゴール右上を外れるも惜しいシュートだった。サイド中盤での西塔が、相手にリズムを与えない非常に良いディフェンスでした。タクミどんどん行け!と監督から声もかかる。良い入りができていました!
宮城教員クラブさんは、試合前の予想通り、前線ワントップに長身選手を配置しサイドからのクロスで崩していく感じの組み立て方か?シャンオーレの両サイドバックの佐々木と西塔が立ち上がりからいい守備してました!
前半10分、自陣中盤で相手がパスミスしたボールをタクミが確保し、佐々木がまたしても左サイドを駆け上がり、カットインしながらグラウンダーのクロスを供給。ペナルティエリア中央に入った髙橋がスルーし、右サイドのNO.77吉成が強烈なシュート!惜しくもバーの上を外れてしまう。本日2本目のシュートでした。
前半13分、待望の先取点が入る。
相手ゴールキーパーから入ったボールを佐々木が競り勝ち、センターバックのパス交換からNO.4芳賀が右サイドに展開。このパスを受け取った吉成からヒロキ⇒タクマと渡り、再び吉成へ、吉成はワンとトラップ後、左サイドからダイアゴナルランで入ってきたNO.33渡辺へパス!タクミは右足アウトでワントラップしシュート!ゴール右隅に決めた!
右サイドでの組み立てとタクミのオフザボールの動き出し、吉成のパスのタイミングが全て完璧でした。うちのNO.33凄いです!あれ、ちょうどアニメ「アオアシ」でダイアゴナルランやってましたね~同じアニメみてましたか?(笑)これで1-0
この後すぐにピンチ!中盤で奪われてミドルシュートを打たれ、ゴールキーパーNO.1矢部が弾き、相手がこぼれ球を奪いに来たが、危険を察知した右SB西塔が身体を入れてクリアし、事なき事を得た。ナイス秀人!本当に配置がハマってます!
その後、両チームともにシュートチャンスは訪れるがゴールには至らず、試合は進んでいく。
前半終了間際に、決定的なシーンが。
相手キーパーからのキックをNO.4芳賀が競り勝ち、そのボールを佐々木が確保しダイレクトでNO.33渡辺へパス。タクミは2人を避わしてタテパスを遠藤へ送る。タクマは右サイドの吉成へ。NO.77吉成はダイレクトで中に走りこんだタクミにダイレクトで送ると、ディフェンスラインを抜け出したタクミはゴールキーパーと1対1に!ギリギリまで溜めて左サイドにシュートするもキーパーに弾かれセカンドボールもシュートに行くが相手ゴールキーパーにキャッチされ得点ならず。
惜しいチャンスだったが、NO.33渡辺のゴールへの入り方、正確なダイレクトのラストパスを送ったNO.77吉成、崩し方完璧でした!
これで前半が終了し、1-0で折り返した。
HT NO.28遠藤OUT NO.80清水IN
こぼれたところをシュート!するNO.24鈴木
後半3分、右サイドのスローインを後半スタートから入ったNO.80清水が相手DF2人に囲まれながらキープ。一度後ろにいた吉成にパスを送りダイレクトで左サイドにいたタクミにクロス気味のパスを送った。タクミは後にいた佐々木にパス、佐々木はヒロキにパス、ヒロキはフリック気味に翼へダイレクトで送り、翼⇒清水⇒吉成とパスが回り、右サイドペナルティエリア内からシュート!するも相手DFの足に当たったがこぼれたボールがゴール前に詰めたNO.24鈴木に渡りダイレクトでシュート!が、キーパー正面で得点ならず。
後半の入りもgood!
後半15分に追加点が入る。
相手GKからのキックで宮城教員クラブさんが押し上げて前掛になってきたところで、NO.6渋谷が競り勝ち左SBの佐々木にパス。NO.22佐々木はセンターライン左にいたNO.24鈴木にロングフィードのパス。前掛になっていたので相手センターバック2枚との勝負となり、中に入ると見せかけたドリブルからサイドに切り返しシュート!これがゴール右上に決まった!これで2-0。さっきの1対1は外したけど、これはファインゴールでした。(笑)
この時間帯で2得点差は大きい。特にクラブ選手権の試合時間は35分と短いので、とても貴重な得点です。
敵も味方も欺いたスルーパスするNO.80清水。(笑)
背面からのスルーパスに反応して、シュートまで持って行ったNO.77吉成
後半16分、NO.1矢部のキックを相手DFがヘディングで跳ね返したボールをヒロキがヘディングで吉成に送り、再びNO.7髙橋にバックパス、これをヒロキがダイレクトで右サイド裏を抜けたNO.24鈴木にパス。鈴木は一旦止まって上がりを待ち清水へパス、リョウタのトラップが大きくなってコントロールミスかと誰もが思った瞬間、右から上がってきた吉成もパスは出てこないとスピードを緩めたら、相手DFの間へ絶妙な緩さのスルーパス、吉成も背中越しだったが、パスに合わせて左足シュート!グラウンダーのシュートが枠内左に飛んだが、相手GKがセーブして得点ならず。
しかし、リョウタがこんなおしゃれなパスができるとは...(笑)
後半19分、NO.77吉成OUT NO.18熊坂IN
後半20分、相手スローインをツバサが奪い、後ろから上がってきたNO.6渋谷がミドルレンジからシュート!ゴール枠に入っていたがGKがフィスティングで弾きゴールならずだったがいいシュートでした。この時間帯で相手陣内での攻撃時間が長いのは観戦している側からはメンタル的に非常に安心できます。(笑)
後半26分、NO.22佐々木OUT NO.21中鉢IN
後半27分、相手GKのゴールキックを入ったばかりのNO.21中鉢が競り合って、こぼれたボールをNO.7髙橋自陣から相手陣内中央センターライン前までドリブルで運び、NO.6渋谷へパスすると、渋谷はダイレクトで右裏を駆け上がったNO.80清水へパス。リョウタは右ペナルティエリア前からダイレクトでシュートするもクロスバー上を越えてしまった。
積極性は買いますが、シュートの正確性と、その前に体力面だね!リョウタはその前のプレーから足が上がらない感じでしたよ。ヨーヨー頑張りましょう!(笑)
後半28分、シャンオーレ陣内右からの宮城教員クラブさんのFK。ヘディングで競り負けゴール前でシュートを打たれるがNO.1矢部が弾き得点を与えなかった。本日2本目のナイスセーブ!でした。
後半30分、続けてピンチが。
左からのCKをNO.33渡辺がヘディングでクリアするも、こぼれたボールを拾われてゴール前にクロスを上げられたが中鉢が高さで競り勝ちこれもクリアする。しかしまたボールを拾われて中央からシュートし、前に残っていた相手選手が頭でスラし左に決められてしまった!かに思われたがオフサイドの判定でノーゴールとなる。写真をシャンオーレ目線で見ると、相手選手の左足が少し出ている様に思われますね。
この時間帯にゴールされると残りの時間帯が押せ押せになって嫌なムードとなりがちなので、ほっとしました。
この後、NO.33渡辺の惜しいシュートが2本(1本はオフサイド)があり、シャンオーレのリズムが戻ってきました。ゴールで終わるの大事です。
後半33分の珍プレイ?
マイボールスローインの場面、FWで起用されたNO.18熊坂がみんなの静止を振り払ってスローインをした場面、ベンチもクマ落ち着け!ボールを置け!の声で静止を促しますがダメでした。リョウタもジェスチャーで止めてます。(笑)
このあとボールを奪われてシュートまで持っていかれました!
勝っていて残り時間が少なくなっているのに、前の選手は相手DFを後ろに下げる為に張らなくてはいけない場面でしょ!また後ろに戻すスローインはダメ!反省してな!クマ!
後半35分、NO.6渋谷OUT NO.25金濱IN
試合終了間際、ベンチも絶賛したトライアングル!
リョウタからミャン、ミャンがダイレクトで落としクマに渡りタクミにパス!その後ミャンがディフェンスラインを気にしながらラストパスをもらう体制に入ったところで終了のホイッスルが。最後のフィニッシュまでやらせたかった!
この試合、控え選手も頑張っていました!また、試合には出場できませんでしたが、大里も渋谷の治療でいつの間にか逆サイドまで走っていったのは、ベンチ全員が驚いていました!まさにチーム全員で勝った試合でした。
2-0で試合終了。初出場で東北大会決勝へ!
さらに東北大会のストーリーが続きます。決勝のブログを楽しみにお待ちください!
誰も待ってないか!(笑)