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福島民報カップ第29回全国クラブチーム選手権優勝記念観戦記♪特別編集 PART1

福島民報カップ第29回全国クラブチームサッカー選手権の総括した観戦記です。
いつもは試合ごとに観戦記を書いておりましたが、書くのが間に合わずこのブログを書いている段階で既にクラブ選手権が終了し、初のクラブ選手権優勝しました。ご声援ありがとうございました。
今回は優勝を記念してこのカップ戦を良かったところ、悪かったところを纏めて短く書きたいと思います。短くなるかは分かりませんが(笑)では...

まず1回戦は7月17日、相馬光陽サッカー場(人工芝)でグローリーズ福島戦でした。

このグローリーズ福島さんですが、2年前2020年にも同じクラブ選手権1回戦で対戦しており今回で2度目の公式戦となりました。

シャンオーレ郡山の先発は、GKはNO.12小松、CBにNO.4芳賀と今年度加入したNO.32細見が初先発、SB(L)NO.16西塔とSB(R)NO.28遠藤(初先発)Wボランチは、NO.7髙橋とNO.4三好。SH(L)NO.77吉成とSH(R)NO24鈴木。トップ下にNO.33渡辺、ワントップにNO.80清水の布陣になった。この試合には今年加入した、細見(初出場)と初遠藤(初先発)鈴木を起用し、新しい戦力とCBの芳賀以外はいつもとは違うポジションで配置し、ポリバレントな選手をつくっていくテストか?

グローリーズ福島さんのフォーメーションは分かりずらかったが、ベンチには控え選手が誰も居なかったのでピッタリ11人。社会人サッカーでは良く有る事です。が、このクラブ選手権のレギュレーションは30分ハーフ。夏場の試合なので、飲水タイムやクーリングブレイクありなので、11人でも十分に戦える試合時間です。侮るなかれ!

前半14分m右からのCKをNO.7髙橋がキック!ファーサイドでNO.14三好がヘディングで折り返し、NO.24鈴木がシュート!これが相手NO.10の選手が両手を広げたところに当りPKを獲得!

NO.77吉成が冷静にGKの逆を突いて右サイドに決めた!これで1-0
吉成のPKは本当に安心して見られる。最後までGKの動きを見ているのは勿論、ハートが強い!間違い無し!

前半19分、同点とされてしまう。
相手陣内でNO.16西塔が浮き球のパスを処理しようとしたが腕に当たってしまいハンドのファールになってしまう。早くリスタートされフィールド中央のマークが甘く簡単にショートパスを繋がれ左に展開され西塔の裏をつかれてしまう。自陣左の深くまで持っていかれクロスをマイナス気味に上げられ、ヘディングシュート!GK小松が逆を突かれ同点とされてしまった。
この失点場面でディフェンスの枚数も足りていたし、シュートされた時にNO.28遠藤は一瞬ジャンプが早くボールに触れなかった。今回右SBに起用された遠藤が、クロスが上がる前にどのような展開になるか?早めのプレー予測ができていれば、早めのポジショニングが出来ていれば...少し残念ではあったが、初先発ながら右からの駆け上がってのクロスを何本もあげていたし、チャンスを作っており、前を向いてのプレーは独特なリズムを持っている選手です。なので、ディフェンスでも自分の事を強調できるプレーを見せて!(笑)

前半は前からのプレスも効いていたし、相手がディフェンスから蹴っていたボールをキチンとファースト・セカンドでマイボールにしていたのでシャンオーレペースと言ってよかった。また、初出場のNO.32細見は安定感のあるボール回しで安心してみていられた。シャンオーレとしては、ディフェンスの戦力が乏しかったので本当に頼もしい選手加入です。

前半は1-1で終了。


後半20分、NO.80清水OUT NO.22佐々木IN
この交代で、佐々木が左SBに 西塔がボランチに入り ボランチだった髙橋がトップ下にポジションチェンジした。この交代で攻撃陣が活性化してくる。

後半25分、NO.28遠藤OUT NO.17山崎IN

後半26分、勝ち越しの得点が入る。
相手陣内の右サイドからスローインをこのタイミングで入った山崎がペナルティエリアに放りこむと、相手DFがヘディングでクリア、西塔がクリアされたボールをダイレクトでシュート!これも相手DFに跳ね返されたが、再び西塔へボールが転がり、またダイレクトで中央で待っていたNO.7髙橋へ、これを髙橋がキープしていたが、相手に押し返され一瞬ルーズになる。このボールを左サイドから右サイドに流れてきNO.77吉成がダイレクトでシュート!するも相手NO.4の選手が運悪く倒れ腕に当たってPKを獲得。これをPK獲得した吉成が1点目と同じように相手GKの逆を突き2点目を決めた。
これで2-1。
この得点で1回戦を勝つことができました。
この試合での感想。良かった点はアディショナルタイムを含めても残り時間が無く、終了間際で決めきったのは本当に価値があると思う。また、初出場の細見が安定してプレーしていた事、遠藤も初先発で一生懸命走っていた事やクロスを上げていた事、西塔が初めてのボランチを途中ながら、かなりやれるとわかった事、相手シュートを前後半で2本?に抑えた事など、次の試合に向けての収穫は多かった。悪かった点は得点が入らないとフィールドでの声の掛け方がマイナスになっていた事かなぁ。引いた相手に勝ち切るのは難しいです。

次は2回戦フリーダム戦です。

7月24日相馬光陽サッカー場午後1時キックオフの2回戦フリーダム戦です。
フリーダムさんとは、シャンオーレの前身バリエンテ時代に3部の優勝決定戦で負け、その後も県リーグ2部で対戦し結構負けてた印象があります。あれから13年経ちましたがその結果は!

シャンオーレ郡山の先発は、GKはNO.1矢部、CBにNO.4芳賀とNO.32細見が2度目の先発、SB(R)NO.4三好とSB(L)NO.17山崎、Wボランチは、2試合ぶりのNO.19今井とNO.16西塔。SH(L)NO.33渡辺とSH(R)NO.22佐々木。トップ下にNO.7髙橋、ワントップにNO.24鈴木の布陣になった。
また、この試合は監督が不在となり、チームマネジメントがどのようになるかがポイントだった。

試合が動いたのは、前半10分。GK矢部のゴールキックをNO.7髙橋が巧みにトラップし2タッチで左サイドで待っていたNO.33渡辺へパス。渡辺は右に切れ込むようなフェイントから左足に持ち替えゴール左上隅に豪快に決めた!これで1-0
前の試合は中々得点を奪えなかったが、今回は早々に得点が決まり、見ている方は一安心(笑)

前半18分に追加点。
右サイドからのコーナーキックをファーで待っていたNO.4芳賀がヘディングで折り返し、更に相手と激突しながらヘディングでNO.24鈴木が決めた!
泥臭くとも身長が無くても、フィジカルだけは負けない。ゴールへの執念で翼が決めた!
ナイスゴール!これで2-0

前半はシャンオーレ優勢で2-0で終わる。

後半3分、一瞬の隙をつかれ失点してしまう。
相手陣内のFKを髙橋がミスキック、このボールがNO.4芳賀に渡り芳賀は前線にタテパスを送るもカットされ、ショートパスを繋がれた後、DFラインを高めにしていた裏をつかれキーパーと1対1になり決められてしまった。
この得点の前にも、シャンオーレは得点の匂いがプンプンするほどチャンスが多かった事で、ちょっと緩かった?1本のタテパスを簡単に出された事で得点を奪われたシーンだった。パスの出し手へのプレス!重要です。

後半7分、NO.32細見OUT、NO.77吉成IN

後半相手に得点されてから、少し流れが悪くたってきていたので、吉成LSHに投入し、攻撃のリズムを立て直す作戦か?

選手交代してすぐ、後半9分に追加点。
NO.77吉成がファールを受けFKを獲得。そのFKを三好が右サイドの翼へ!ヘディングでマイナスに折り返し、NO.16西塔⇒NO.33渡辺と繋ぎ、タクミはNO.7髙橋へタテパスを入れペナルティエリア中央へ寄ってきた。髙橋はタクミをスルーして、右サイドに張っていたNO.24鈴木へゴールラインギリギリのパス!それを鈴木がダイレクトでクロスを送り、途中出場のNO.77吉成が叩きつけるダイビングヘッドでゴールに突き刺した!これで3-1
本来、吉成は1回戦も2得点決めており、得点を決めれる選手が途中出場で直ぐに結果を出す!シャンオーレの選手層の厚さが出たシーンだった。

得点にはならなかったが、良かったのでUPしておきます。

後半13分、右サイドからNO.33渡辺がクロスを送り、NO.24鈴木とNO.22佐々木がゴールのニアとファーから詰めたがボールに触れないで倒れているシーンです。
相手DFとGKが倒れている2人を見ているのが印象的ですね。その後もタイチは、相当がっかりしてました(笑)

後半16分、追加点。
フリーダムさんのゴールキックの2ndボールを確保し、DFラインから左サイド佐々木⇒ボランチ今井⇒中ボランチ西塔⇒FW鈴木と経由し、右サイドのNO.17山崎に渡る。山崎は後ろから走りこんだNO.16西塔へパスを出すと見せかけて、中へ切り込みトップ下のNO.7髙橋へ、ワントラップし中へ走りこんだNO.33渡辺へスルーパス!タクミは絶妙な切り返しとフェイントで相手DF2枚を交わし左足でゴール右のサイドネットに突き刺した!
これで4-1となった。
この得点は私個人がマジで好きな展開でのシーン。
①左サイドからボランチ2枚を繋いで逆サイドでの展開をした今井と西塔
②SB山崎を追い越していくボランチ西塔、そこに出すと見せかけたフェイントしたザキ
③ワントラップした後、浮き球でパスしたヒロキ
④DF2枚を簡単に置き去りにして逆足でサイドネットを突き刺したタクミ
周りがちゃんと選手を使ったプレーとその中でも技術が多数あり流れの中での得点シーン!今後もいっぱい見せてください(笑)

後半18分、NO.24鈴木OUT・NO.25金濱IN

後半27分、NO.17山崎OUT・NO.26池田IN

終了間際、更に追加点、

ヒロキが右サイドからサイドチェンジのパスを逆足で左サイドのNO.77吉成へパス、中に走りこんだNO.16西塔へ吉成がパスしツータッチ後、ペナルティエリア中央で待っていたタクミへ、NO.33渡辺はお洒落なヒールパスで相手DFの裏をかくパスでヒロキに送り、GKと1対1となったNO.7髙橋がこれも逆足でゴール中央に突き刺した。これで5-1となり1分後試合終了となって2回戦突破!

この試合は監督不在の元、ベンチも選手自身も試された試合だったと思う。
結果論ですが、試合の流れを変えたのも選手交代でしたし、交代した選手も短い時間で結果を残しました。逆に、交代した選手が自分が思っているパフォーマンスを発揮できなくて苦しんだシーンもありました。両方ともにいえるのが、試合に入る前の準備。当日だけではなく、試合と試合の間で、自分の体をいかに調整するか!良い例はこのチームの中にありますので、見本にしましょう!

3回戦は昨年も対戦した北芝電機さんとの闘いです!が、このPART1はここで終了します。次をお楽しみに!っても楽しみにしている人は少ないか(笑)


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