第29回全国クラブチームサッカー選手権東北大会 決勝 VS七戸クラブ観戦記。
9月18日午後1時から行われた全国クラブチームサッカー選手権東北大会決勝戦、七戸クラブ(青森代表)戦の観戦記です。
同じ日の午前9時から準決勝戦を行い、本日2試合目となる決勝戦。35分ハーフと試合時間が短いレギュレーションですが、両チームとも体力が、どの程度回復しているのかが大事な要素でした。またシャンオーレは準決勝でも足が攣ったり、負傷して交代していたのでこの一戦はリザーブメンバーがどのくらい頑張ってくれるのか、まさにチーム全員で戦う姿勢が求められた試合でした。
対戦相手の七戸クラブさんは青森代表でしたので、中鉢の母校である八戸学院大の先輩や宮城県の名門聖和学園出身の選手がおり、技術の高いチームであることは試合前から分かっており苦戦するのは明白でした。
シャンオーレのシステムは4-2-3-1先発は、GKにNO.1矢部、CBにNO.4芳賀とNO32細見、SB(L)NO.22佐々木とSB(R)NO.16西塔が入った。ボランチ2枚はNO.6渋谷とNO.7髙橋。SH(L)NO.77吉成とSH(R)NO.33渡辺。、FWにはNO.24鈴木とNO.80清水が先発となり、準決勝戦で負傷したフォワードの遠藤がベンチスタートとなり、清水が先発となりました。この試合もNO.21中鉢は、またしてもベンチスタートとなった。
決勝戦でリョウタは走り切れるのか!(笑)
試合開始から、七戸クラブさんの右サイド、シャンオーレ側からすると左サイドから攻撃が2度ほどあり、パスミスでシュートまでは行かせなかったが、技術の高さや組織的なチームであることが分かった。
しかし、前半3分にシャンオーレのチャンスがうまれる。
NO.7髙橋が右CKを蹴り、相手DFが跳ね返したところをNO.77吉成が確保し再び右サイドにいた髙橋へパス。ヒロキはワントラップ後早めにゴール前へクロス!コーナーキックのチャンスで残っていたNO.32細見がヘディングシュート!するも左に逸れ得点にはならず!
細見はこの東北大会を本当は家族の用事で欠場予定だったのを変更してもらい、1試合目も2試合目も相手選手と戦い、ピンチを未然に防ぎ勝利の大事なピースとなったのは選手全員思っていた事でしょう!
無理やり試合出場してもらっていたので、得点を取って欲しかった!
この攻撃で注目したのは、このコーナーのチャンスをお膳立したNO.33渡辺のドリブルからで、先ほど書いた左サイドからの攻撃が強かったのを、左SHのタクミが相手SBの選手の攻撃参加を躊躇させる様な状況にしたからである。
この攻撃でむやみにSBの選手が攻撃参加できなくなった事で、相手の得点パターンのひとつを奪った形になった?※個人的感想ですが...
前半4分、七戸クラブさんの左からの攻撃、センターバックから左サイドバックにパスが渡ったところをNO.22佐々木が前に行かせない守備で中に繋がれたところをNO.6渋谷がディフェンスし、こぼれたボールをNO.33渡辺が確保、一旦バックパスで佐々木に繋ぎ、ボランチの渋谷へパス。上手く身体を入れてボールを保持し中央にいたNO.7髙橋へパス。ヒロキは左サイドでフリーになったタクミへ送る。タクミは前を向いた形で受け、ディフェンスラインを気にしながら斜めに走りこんだNO.24鈴木にパスを送った。ツバサは左サイドからゴールに向かい相手DFのスライディングをかわし、右サイドネットにゴールを決めた!
ツバサのシュートは当たり損ね気味だったが、上手くキーパーの右下を抜けゴールとなった。
ツバサのシュートは芯を食うと宇宙開発?ばかりだったので、ナイスなシュートです(笑)これで1-0。
前半5分、七戸クラブさんの右からの攻撃をこの大会右サイドで本領発揮したNO.16西塔のスライディングでクロスを上げさせない守備!完璧に相手を封じ込めました!
相手との間合いと鋭くボールを奪う守備は、どのチーム相手でも勝ち切ってました!
本当に今年チームに参加してくれてありがとう!
前半6分、七戸クラブさんの右からのCK。渋谷が前に弾き、こぼれたボールをタクミが拾い、ドリブルで右サイドを駆け上がったところで、左に大きなスペースを見つけ、チャンスとみたセンターバックのNO.4芳賀が猛然とスプリント!右からのタクミのパスを受けてシュートまで持っていくかに思われたが、再び右の前線へパスを送る!この攻撃は得点には結びつかなかったが、迫力ある攻撃でした!芳賀はやはり視野が広く、みんながへばっている時頑張れる選手です。ありがとう!
前半10分、左からのCKをNO.77吉成がジャストミートでヘディングシュート!枠内には行ったがキーパー正面で得点ならず。この大会で吉成は何度もチャンスを演出しました。得点こそなかったですが、準決勝で均衡を破るアシストも記録しチームの推進力として走り切ってくれました!
前半18分、自陣で七戸クラブさんに繋がれ、右サイドから走ってきた選手にDFラインの裏へスルーパスを送られキーパーと1対1のピンチになるかと思われたが、ここでも右サイドバックのNO.16西塔が疾風のごとく現れクリアしたしたシーン!右サイドから左サイドに走ってきてのディフェンス!私がこの決勝で記憶に残ったシーンだったので書き留めます!
ベンチの小松さんも「ヤバイ!あいつは」と褒めてましたよ!
前半25分に待望の追加点を意外な選手が決める!
NO.1矢部からのゴールキック、相手DFがクリアするもこぼれ球をNO.77吉成が確保し、左サイドのNO.33渡辺へ浮いたボールで相手DFの裏へパス!相手DFがまるで時が止まったかのように動けなかったボールをタクミが受け、ダイレクトでこの試合先発のNO.80清水へ送りダイレクトで左サイドに決めた!意外な選手とは書きましたが、この試合前からのプレスをいつもより正確にやっていたので、サッカーの神様の贈り物が来たのかもしれませんね!(笑)
これで2-0。
リョウタは公式戦で2得点目!ゴール後みんなに可愛がられているシーンです。満面の笑み!(笑)
2-0となったところで、ガクッと両チームの運動量が落ちてきた?ところの前半33分、自陣左サイドから七戸クラブさんのスローインを右サイドからペナルティエリア内に入ってきた選手にヘディングで落とされ左サイドから中に入ってきた選手渡り、ドリブルされたところをNO.4芳賀がスライディングタックル!若干足が上がって相手選手が倒れてPKを与えてしまった。このPKを左に強烈なシュートで決められ2-1とされた。
試合自体が緩慢な動きになってきたところを、緩急の差で攻撃された得点でした。七戸クラブさんの動きに翻弄されましたね。
この後AT1分が表示され、2-1で前半が終了した。
後半開始4分、NO.77吉成OUT NO.21中鉢IN
前半の中盤から筋肉系トラブルがあった吉成がいっぱいになって、怪我で先発を外れていた中鉢をここで投入です!ベンチもエースの投入に盛り上がりました!
吉成は、東北大会全試合先発出場でした。ここまでよく頑張ってくれました。このあと帰りの車では、至る所が攣ってどうにもならない状態で激闘を物語っていました。
相手陣内、右サイドからのスローインを胸でワントラップして振り向きざまにダイレクトでシュート!惜しくも右にそれてゴールならず。あいさつ代わりのシュートで空気が変わった
後半7分、こちらも全試合頑張っていたNO.24鈴木がアクシデント。足がつって西塔に伸ばしてもらってます。この辺から総力戦になる気配が...
後半11分、追加点が入る。
相手陣内の右サイド奥からのスローインを清水がツバサに送り、再びリョウタに渡る。リョウタは逆足の左でゴール前にクロスを送るも相手DFがヘディングでクリア、そのボールを渋谷が確保し、今度は左のNO.33渡辺へおくり、タクミはゴールラインギリギリまでドリブルして中鉢が待ち構えているゴール前にクロス!このボールが相手DFが足でクリアしようとしたがGKの脇を抜けてそのままゴールとなった。
ラッキーなオウンゴールではなく、クロスの精度とゴール前に詰めていた迫力で決まった!これで3-1とする。
後半13分、NO.6渋谷OUT NO.26池田IN
渋谷も準決勝で足が攣っており、決勝でもギリギリまでボランチとしてバランスを取りながら頑張りました!お疲れ様でした。
池田は東北大会で初の試合出場です。ここはフレッシュな分、運動量に期待です!(笑)
後半18分、またしてもラッキーな形で得点がうまれる!
センターバックのNO.4芳賀から途中交代の渋谷に代わってボランチに入ったNO.16西塔へパスが送られると、左サイドのNO.33渡辺へパス!西塔はそのまま猛然と左サイドを駆け上がり、タクミからのパスを受け左サイド奥からダイレクトでピンポイントのクロスをゴール前に詰めたNO.24鈴木上げた!そのボールが相手DFとGKが重なるようになり、相手DFに当たってそのままゴール!またしてもオウンゴール!これもラッキーなオウンゴールではなく、サイドを駆け上がったシュウトとゴール前でDFとキーパーの間に入ったツバサが決めたゴールでしょ!これで4-1
このあと、ゴール前に飛び込んだNO.24鈴木はそのままゴール脇に足が攣って倒れこみ3人目のリタイヤ!初めてタンカに運ばれてベンチに戻ってきました。
後半20分、NO.24鈴木OUT NO.25金濱IN
後半飲水タイム明けのピンチもNO.22佐々木がスライディングでボールをクリアしピンチを脱した場面。そのあとタイチは倒れこみました。次はタイチが交換?(笑)と思いきや
後半24分、NO.33渡辺OUT NO.28遠藤IN
タクミも全試合先発し、この試合で始めて途中交代となりました。東北大会は攻撃の要としてだけでなく、守備でも前線からアタックして頑張りました。故郷に凱旋試合、完璧でしたよ!フィールドからもサンキュータクミ!の声。ベンチに帰ってきて「ヤバイっす」でした。本当にギリギリだったのですね(笑)これで4人目の選手交代。
後半30分、自陣左サイドからNO.16西塔が大きく空いていた右サイド前線にロングフィードのパスをNO.80清水へ送るも追いつけなかった。スプリントしたリョウタはこれで完全に足が攣ってOUT。七戸クラブさんの選手に伸ばしてもらってました。七戸クラブさんありがとう!フェアプレイに感謝です!
後半31分、NO.80清水OUT NO.18熊坂IN
最後の選手交代カードでクマ投入です!ここまで試合のサポートを中心に頑張ってくれたクマですが、決勝の最後5人目としてどんなプレーを見せてくれるか!?
NO.1矢部が横っ飛びしてナイスセーブ! その後悲劇が...
後半32分、中央でパスカットされ七戸クラブさんのショートカウンター!中央を突破されシュート!NO.25池田のブロック!するもこぼれ球をまたシュートされる。GKセイヤが右に飛びナイスセーブ!するも再び七戸クラブさんが右サイドペナルティエリア内でボールを確保。池田がしっかりマークしていたが、NO.18熊坂が猛然と下がってきて、ペナルティエリア内でスライディングタックル!
相手の足に引っ掛かりPKを献上した。これを決められ4-2。
正直、この時間帯でこのエリアで何してんの?と言いたいところですが、
フィールド、ベンチもなにも言いませんでした。クマが裏方で文句も言わず頑張ってくれていたのを、みんな知ってますから!でも反省だけはしてください!(笑)
その後は守り切り試合終了!
4-2で優勝を決めました!
得点:NO.24鈴木・NO.80清水・オウンゴール×2。
この大会の得点王はNO.24鈴木が2得点でチームの得点王!ツバサは最後まで走り切りました!その結果がこれ↓↓(笑)
東北大会を初出場で制覇!この2日間、出場選手はもちろん、ベンチの大里選手・2日目に駆けつけてくれた小松選手、マネージャーの佐藤真穂さん・遠藤早紀さん、山形まで撮影に駆けつけてくれた髙橋茜さん(あかねちゃん)渡辺選手・中鉢選手・髙橋選手のご家族のみなさん
(本当はもっといらっしゃっていたのかもしれませんが、把握できませんでした。すいません)
監督・福田さん、本当に2日間お疲れ様でした!2008年のクラブ発足以来、初のカップ戦福島県大会で優勝して初の東北大会で優勝です。
正直、私自身は東北大会のどこで負けてもOK!東北リーグ2部に上がるのには必要な遠征ぐらいにしか思っていませんでしたが、1戦1戦勝ち上がっていく度に、チームの底上げと言うか、チームの一体感が増して強くなっていくのが試合を見るたびに感じました。
この東北大会に参加できなかった主力選手もいましたので、この先もっと強いチームになる事は間違いありません!(笑)
10月29日から三重県で開催される全国大会に向けて、更に頑張りましょう!また、県リーグ1部の優勝を掛けた試合もありますので、気を引き締めていきましょう!
最後にシャンオーレ郡山フットボールクラブに係わって頂いたすべての方々、本当に有難うございました!そしておめでとうございます!
シャンオーレはU15を今年発足させ、地域に根差したチームを目標として走り出しました。まだまだ未完成なところも多くありますので、引き続き応援、宜しくお願い致します!
10月29日からの全国大会では、インターネット放送が決定!
なかなか会場で応援は難しいと思いますので、試合が中継された時には、モニターの前で応援お願いします!
行くぞ!全国大会!
放送はコチラから⇒youtu.be/YpaSScLqKCw