マジカルバナナ思考をSwitchするか否か

私「Switch高くて買えないんで…YouTubeのゲーム実況で満喫してます！！」


Aさん「えっ、Switchって3万くらいで買えないっけ？昔はゲーム機5万とかしたから、それに比べたら安くなったけどなぁ」

そんな会話から、
あぁ自分って人と違ってゲームには
お金使わないんだな。旅行好きだもんな。

とあっさり価値観の違いを認めていた。

と、待てよと。

Switch安くない？のすぐ後に、

私「ゲームが好きでやり出すと止まらなくなっちゃうので抑止を込めてあえて買ってないんですよね。」と補足をつけていましたが、

Aさん全く耳に入っておらず。

も〜、Aさん人の話聞かないんだから〜と
軽く流していたが、

まてよと。



Aさんとのコミュニケーションを振り返ると、

私は

①ゲームは好き
②ゲームは高い
③ゲームはやり出すと止まらなくなる
④ゲーム実況を見る

という情報をAさんへ伝えた。

だが、Aさんに伝えたいのは、


「ゲームは好きだが、実際に手元にあると止まらなくなるのでゲーム実況を観る」

なのである。

つまり、私がAさんに伝えるべき情報は

①ゲームは好き
②ゲームは高い
③ゲームはやり出すと止まらなくなる
④ゲーム実況を見る

なのである。

本来の理由は

③ゲームはやり出すと止まらなくなる

なので、


②ゲームは高い

と言う情報は、明らかに不要である。

何故不要な情報を言ってしまったのか。

ふと子供の時に、

「ゲームは高いからダメ」と

親によく言われていた事を思い出した。

ゲーム→高い→買えない

というマジカルバナナが成立してしまう。

たとえ別の理由があっても
マジカルバナナ形式で情報が引き出され

情報を付けずにはいられなくなる現象が
生み出されていたのである。

しかも厄介なことに、「高い」という情報が
何よりも優先順位が高い。

ここで問題なのは、

子供時代に植え付けられた固定概念が、
場面に応じて変化できず

取捨選択が出来なくなっているのだ。

また厄介なことに、

この子供の時の知識が自分の常識かのように
無意識的に相手に共有したくなる。

なんとも未熟な話である。

おそらく氷山の一角で、


他のジャンルでも、
似たような事象が発生しているだろう。

これも私の個性なので全否定するつもりは無い。



ただ、人とのコミュニケーションで
伝えたいことが伝わらないと、もどかしい。

そういう意味では、

日頃から自分自身と対話を重ねて
今回のような発見を繰り返す他無いのである。

Aさんには、
ドケチなやつと思われてしまっているが、


コミュニケーションの齟齬は
日常的にあるものだし、

他者に完璧に自分の事を知ってもらう必要は無い。

むしろこのような気付きを得ることができ
感謝申し上げたい。

そもそも自分だって
自分の事がよく分からないものなんだから。

以上。