今思えば産後うつ寸前だったぐらいメンタルが崩壊していた第1子出産後のわたしの話②準備万端で挑んだ里帰らない出産
わたしは里帰り出産を選ばなかった
わたしは、出産を実家の近くでして産後を両親にお世話になる里帰り出産を選びませんでした。
今は、コロナ禍ということもあり、里帰り出産をしたくてもできない人もたくさんいると思います。今回は、そんな人の準備にも少し役立つ話なればと思っています。
わたしが里帰り出産を選ばなかった理由は2つあります。
・夫に新生児の1番大変でかわいい時期を経験してもらいたかった
・もともと実家や地元があまり好きではなく、里帰りすることがかえってストレスになると判断した
からです。
まず、新生児って人生のうちたったの1か月しかないんです。その1か月がものすごく大変で、でも顔つきや身体つきもどんどん変化が現れるかわいい時期だということを聞いていたので、それを夫と一緒に体験したかった。
里帰りをすることでママとパパの育児スキルに差ができてしまうのでは?という風に考えたのもあります。
今思えば、この大変な時期を2人で乗り越えたからこそ、夫の育児スキルが高いまま維持されてるのかなーとも思うし、正直たった1,2か月の差だったら別に変わらなかったのでは、とも思います。
2つ目に、わたしの地元は新幹線の距離にあるのですが、思春期ぐらいからとにかく地元が好きじゃなかったんです。田舎独特のご近所さんの「あんたんちの子が○○してたよ」みたいな噂話とか、マイルドヤンキーが幅を利かせている感じとか。高校時代の仲がいい友達もほとんど上京していたし。
なにより、親とうまくコミュニケーションが取れないのがすごくストレスになると感じたからです。別に両親は毒親でもなければ、わりと好きなことをやらせてくれて大学まで出してくれて一人暮らしもさせてくれたのできちんと育ててもらったとは思っているのですが、母はともかく父の人の話を聞かない感じだとか、決めつける感じがすごく苦手で。
案の定、長女が生まれて3,4か月のころに1人で実家に帰ったところ、父親と喧嘩になり、予定を切り上げて速攻帰宅したというエピソードがあります。
まあ、その後はお互いにだいぶ丸くなったのと、孫バカがさく裂しているおかげで、昔よりずいぶん関係はよくなりました。
まあ、そんなこんなで里帰り出産を選ばなかったのです。
バースプランで助産師さんに猛反対される
そして、案の定、臨月に入ってから産院でしたバースプランで助産師さんに猛反対されました笑。
「産後をなめちゃあかん!」と。
当時の状況として、夫は激務で毎日帰ってくるのは早くて21時、遅い時は0時を過ぎていることもあり、接待や飲み会もあるという生活なので日中のサポートは望めない状況。
実家だけでなく義実家も遠方なのでサポートは難しい。近くに親戚や兄弟がいるわけではない。つまり、産後のサポートをしてくれるような人がおらずワンオペは必須ということになります。
まあ、これを聞いたら確かに助産師さんが反対する理由もわかります。私も医療系の仕事をしているので、確かに退院するときにこのサポート状況だったら同じことを言うでしょう。
でも当時のわたしは、「なんでそんなこと言うんだろう……。里帰り出産しないことを決めて、もう準備もしているのに、自分の身体や自分に今後かかるであろうストレスも計算して検討して結果なのに、そんな頭ごなしに反対するなんてひどくない??反対するだけじゃなくてプロなら一緒に解決策考えてよ!」って思ってました。
今でも、里帰りしないんならこんな社会資源やサービスを利用するといいよーって紹介してほしかったなと思う。(わたしが患者さんに退院指導するならそうする)でも、助産師さんの発言は当然だったなと思います。
里帰らない出産のために準備したこと
具体的に里帰りしない出産に向けて準備したことは、
・食材宅配サービス・ミールキットの注文
→ヨシケイのミールキットを産後1か月の夕飯に利用。産後は寝不足もあって思考停止しているので、メニューが決まっていてキットの中で完結するので楽ちんでした。おまけに初回だと割引で注文できたので比較的安かったしメニューのバリエーションもあった。
ミールキットや食材宅配サービスはこの後も何社も試したので比較検討できる記事をかけたらと思います。
・日中1人の時のごはんに困らないように作り置きを2~3週間分ひたすらしておいた
パスタにかけるだけのミートソースや冷凍ご飯、すぐ飲めるようにみそ玉や常備菜、ハンバーグや唐揚げなどチンしてすぐ食べられるものを中心に。
特にひじきの煮物が大活躍しました。
おかずにもなるし、ごはんと混ぜておにぎりにして食べれば栄養補給もばっちりで、よく食べてました。あと、安納芋を焼いたり、フルーツグラノーラもよく食べてた。
・おむつや生活必需品をAmazonで注文
すでに出産前に登録している人も多いけど、Amazonプライム会員になっておけば、だいたいおむつもミルクも次の日届くし、育児していて足りないものはすぐポチれます。
・近所の小児科、おっぱいが詰まったときのための母乳外来を調べておいた
もしもの時のために。母乳外来は産院にあったので、産後2~3か月で断乳するか悩んだときにはじめて利用しました。今思えば、ビビらずにもっと早くから相談できてればよかった。母乳外来ってスパルタなイメージがあってハードルが高くて、なんだか怖くてすぐに行く気になれなかったんです。
・産後のサポートをお願いできるような家事代行サービスや日中滞在して休みが取れるような助産院を探しておいた
結局利用はしませんでしたが、心の安心のために調べておいてよかったかな、と思います。生活圏内に、産後に赤ちゃんを預かってくれて助産師さんのいる日中滞在できる施設があるってだけで少し安心すると思うので。
家事代行は食事は用意していたし、掃除は狭いおうちだったのであまり頼む必要がなかったから利用しませんでした。
あと、家事代行とシッターの人が家にいるなかであんまり休めなかったという口コミも見たので。
・陣痛タクシーに登録
これは自家用車がある人でも登録しておいた方がいいです。家に1人の時に陣痛きたり破水するかもしれないし、陣痛きながら運転なんて危ないし。
わたしの生活圏内のタクシー会社がやっている陣痛タクシーのサービスは、妊婦さんが破水したり車内で産まれそうになったときにもきちんと研修を受けたドライバーさんが来てくれるということもあって安心でした。
(まあ、ほんとにタクシー呼ぶ前に出血すごいとか、頭見えてきちゃったとかなら救急車呼んだ方がいいけど。でも、自分でタクシーで行くか救急車呼ぶかの判断は難しいですよね)
産後も自宅を登録しておけば電話番号だけで、住所を説明せずに来てくれるのでなかなか便利でした。
我が家の今回の第2子出産は、ほとんど夫がテレワークで在宅している予定なので、利用するかわかりませんがもしもの時は利用しようと思っています。
というような感じで、助産師さんの反対もありながら、自分なりに準備万端にして里帰らない出産に挑んだつもりでした。
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