見出し画像

ITリモートワーカーVISA/チェコ🇨🇿/日本も優遇措置へ


今年の7月にチェコ政府が発表したITリモートワーカービザが導入されました!
発給対象国に日本が入っていたので紹介します。


①ITリモートワーカービザとは

ITリモートワーカービザとは何かというと

外国人就労促進プログラムとして、IT部門におけるいわゆるデジタル・ノマドワーカー向けのビザ

JETRO

発給対象国は、日本、オーストラリア、カナダ、韓国、ニュージーランド、英国、米国、台湾の8カ国・地域の国民で条件を満たす者とその家族だそうです!

日本も優遇措置に入っていますね。
このデジダルノマドビザ、何やら他の国とは異なる点もあるようです。発給資格を見てみましょう。

②発給資格

1.発給対象者

以下のいずれか1つに該当する場合

(1)外国企業の被雇用者で、チェコ国内から通信技術を使用してリモートで長期的に業務がこなせる者。この場合、対象者は当該外国企業の被雇用者のステータスのままで、チェコ国内で新たな雇用関係は発生しない。

JETRO 前掲

外国の企業(50人以上)に雇用されている必要があるようです。
また、通信技術を用いたリモートワークが行われると明記されていないといけないようです。
チェコでの雇用関係は必要ないのは嬉しいですね。

(2)フリーランス(自営業者):チェコの営業許可取得者、あるいはこれから取得する者。

JETRO 前掲

二つ目の対象者は、フリーランスです。
このチェコの営業許可を取得するには、申請料として2,500チェココルナ(約1万6,300円)が必要なようです。(こちらを参照)

2. 申請条件

下記、両方を満たしていることが条件です。

(1)自然科学、技術、工学、数学など職業に適した教育(大学、専門学校)の修了、あるいはIT部門での3年以上の勤務経験を証明できること。

JETRO 前掲

まずは、理数系の大学か専門学校を修了していることです。
高専などは入るか分かりませんが、大学などの高等教育を卒業していれば問題ないでしょう。(学士、修士 etc)

また、文系卒の方や、高専卒で不安な方は3年間の職歴で充当可能です。
勿論、IT系に限ります!ご注意ください。

(2)チェコ労働・社会福祉省が発表する年間平均賃金の1.5倍以上の収入を証明できること。

JETRO 前掲

チェコの年間平均賃金の1.5倍以上が必要です。
これは、改訂前のEUブルーカードと同じ条件ですね。

賃金ですが、今年の8月の記事ではCZK 60,530 (€2,507) / 1ヶ月が求められています。
日本円では、月収388,107円(10/30のレート)
年収で言えば、約466万円です。

リモートなので、日本の企業から466万円以上の収入が提示されているなら難なくクリアでしょう。

③オススメポイント

結論、以下の3点です

  1. 家族も連れてきていい

  2. 年収制限が低い

  3. 申請から発給まで45日以内のスピード


最もありがたいのは、1の家族も連れてきていいではないでしょうか。未成年までの子供は勿論、婚姻関係にあるパートナーや扶養家族を帯同できます。

④オススメできないポイント

デメリットに関して最後に述べていくと、

二重課税の可能性
183日以上チェコに住んでいた場合、チェコでの税金を納める義務が発生します。
二重課税を調整する制度が適用されますが、税金を両国で納めることに抵抗がある方は、半年以上滞在しないようにお気をつけ下さい。


職種がIT系に限定
残念ながらITリモートワーカービザという名前なだけあり、IT系の職種に限られるようです。
IT以外の職種の方は、他国のデジダルノマドビザを検討するか、
チェコがいいよという方は、EUブルーカードでチェコに申し込むと良いかもしれません。
(EUブルーカードに関しては、一つ前の記事で取り上げたので確認ください^ ^)


結論

⭕️IT系で3年働いていれば1年間チェコで暮らせる神ビザかもしれない
❌二重課税は困る

このアカウントでは、海外移住に向けて情報発信しています。取り上げて欲しい国やビザは、コメントがあれば積極的に取り扱います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?