自分のnoteを読む
はじめに
今回は、過去に書いた自分のnoteを読み返して、いろいろとコメントをしてみようという回です。
わたしがnoteを始めてからちょうど半年くらいが経ちました(もっとずっと長いような気もする)。
このタイミングで、自分がやってきたことをちょっぴり振り返ってみたいなと思ったのと、最近新しく読んでくださる方々が増えてきたので、過去のこの記事おもしろいかも!とお知らせできたらいいかなと思ったのが、今回このnoteを書き始めたきっかけです。
ちょっと時間が経って改めて読んだからこそ感じることを書いてみたり、わたしの個人的なお気に入り、恋人のたけしのお気に入りのnoteを紹介したりしてみました。
いつも読んでくれている方も(ありがとうございます)、最近新しく見つけてくださった方も(ありがとうございます)、わたしの半年を振り返るような気持ちで読んでくれたらうれしいです☕️
◆ いま自分のnoteを読んで思うこと
いま自分のnoteを読んで、というか、過去の自分の文章や言葉や記録をみるといつも、いまの自分よりずっと言い当てていて驚かされたり、忘れていた気持ちや考えを思い出して新鮮な感じがしたりする。
わたしはいつも、自分の気持ちや状況や世界をできるだけほんとうに、ありのままに言い表すにはどうしたらいいんだろう、ということに頭を悩ませていて、「これだ!」と思える言葉に出会える瞬間を探している。
だからこそ、過去の自分が「ほんとうのこと」を言い表せているとすごくうれしい気持ちになるし、宝物を見つけたような気持ちになる。いつもその繰り返し。
日記もそうだけど、わたしはいつも【過去のわたし】が懐かしくなってしまわないでいたい。懐かしくなってしまわないでほしい、と祈るように思っている。
怒っていた気持ちとか、悲しかった気持ちとか、そのときの自分はすごく真剣にそれを感じているのに、時間が経つとすぐに忘れてしまうし薄れていってしまう。でも本当は、忘れたくないし褪せないでほしい。
いまがそのときな人・いまこの瞬間に真剣にそれを感じたり考えたりしている人が世界のどこかにきっといるから、他人事になってしまうのではなく、その人と一緒に考えていたいと思う。わたしには何もできないかもしれないけれど、せめて、その痛みや悲しみや苦しみを分け合っていたい、と思う。
もちろん、過去の自分とも。
だから、これからもきっとこれをずっと続けていくだろうと思うし、こうやってたまに振り返って宝物を探したりするんだろうと思います。
毎週書くのは決してイージーではないけれど、やっぱり、noteやっててよかったなあ。読んでくれるみなさんのおかげでもあるので、ほんとうに、みんないつもありがとう。
◆ ちゃんすのお気に入り
過去のものを読みながら、自分が特に気に入っているものを3つ選んでみました。
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①哲学対話の記録
まず一つ目は、いちばん最初に書いた哲学対話の記録を選びました。
なにより、何度読み返しても自分の言葉にびっくりしてしまう。
まっすぐで、必要なことを必要なだけ、でも丁寧な感じがして、自分の哲学対話への向き合い方とか感情とかがまさにここにある、と思える。
個人的に、冬の時期の自分の思考とか言葉がわりと好きで、ちょっとさらっとしているというか、距離をもって書いているし読むことができるような気がして気に入っています。
哲学対話をはじめてから、考えるときにいるその「場」について考えることが増えて、noteを書くとき(や、考えているとき)の季節とか天気とか環境とか、そういう要素が自分にどういうふうに作用しているんだろうと考えながら読むのもたのしい。
まだ2024年は4分の1くらい残っているけれど、それが終わって少し経ったら2024年の哲学対話の記録も書きたいなと思っています。
その瞬間にすぐ書く記録もいいんだけど、ちょっと時間が経ってから、自分のなかで十分に消化されて濾過されて整理されて落ち着いた記憶を書き起こすと、無駄に飾らないまっすぐなものが出てきて、いいなあと思います。
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②恋愛とか結婚とか
二つ目は、ちょっと前に書いた『恋愛とか結婚とか』を選びました。
これは、哲学や哲学対話に関心のない人・予備知識のない人でもさらっと読みはじめられるトピックでありながら、気づいたら哲学の世界につながっている、というところがお気に入りです。
哲学って壮大なことだけじゃなくて、こういうところからもはじめられる・はじまるということを伝えられたらいいなと思って選びました。
恋愛は、自分のなかではずっと前から考え続けてきたトピックで、いつかまとめたいなあと思っていたので、吐き出せてよかったという気持ちです。
特に、「二人が良ければそれでいいのか?」というのが、わたしの大学1年生来の重大テーマ。
スペインにラ・トマティーナというトマトを投げ合う祭りがあるんだけど、このお祭りに対して「トマトが勿体無い!」って言ってもいいのかな?という話を友達としたのが始まりだった気がする。わたしの狭くなっていた視野をパカーンと広げてくれて、それから恋愛と哲学を結びつけて考えられるようになりました。
恋愛が得意なわけでもないし、恋愛経験が豊富なわけでもないし、恋愛相談もうまく答えられない。でも、いろいろ考えてみるのは好きだし、まだまだ言葉にできていないこともあるから、またやってみようかなと思っています。
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③誰から見たわたしが正解なのか
最後に、3つ目には『誰からみたわたしが正解なのか』を選びました。
これを選んだのには明確な理由があって、わたしにとっては、これはほんとうにすごく勇気を出して書いたものだった。
ミスコンへの恨みとか怒りが自分の中に何年か前からあったんだけど、でもそれを言葉にするのはちょっと怖くて、不安な気持ちがいっぱいあった。
これについて誰かを責めたいわけじゃなくて、でもそうあることっておかしくない?とは言いたくて、自分の口から出るものが誰かを傷つけることをわかっていながら書くということがとても難しくて苦しかった。
いまも、これでよかったのかはわからない。
わたしは、日常の些細な瞬間に、「わたしの正解」がへし折られることが苦しい。
このひと言がわたしの気持ちのほんとうのほんとうで、これだけがまっすぐに伝わったらいいなあと思っています。
◆ たけしのお気に入り
主観的なお気に入りだけだと良くないかな、と思ったので、恋人のたけしにもお気に入りのものをおなじく3つ選んでもらいました。以下、たけしの書いてくれたものを貼り付けておきます↓
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①わたしの苦手なこと
正直これを読むまでは、なんでちゃんすがこれらのことが苦手なのかぼくにはよくわからないことが多かった。どちらかといえば、ぼくにとってこれらは得意なことに分類されます。朝起きることだけはぼくも苦手だけど、ちゃんすのように明確な原因があって「できない」わけではなく、ただ怠惰なだけであって毎朝遅刻せず学校に通っていました。(最近寝坊しがちだけど、、)
ちゃんすが自分の苦手なことについて書いたこのnoteを読んで、逆になぜぼくはこれらのことができるのか説明「できない」ことに気づかされました。いままでできて当たり前だと思っていたことが、実はそうではないのかもしれない。逆にできないことを説明「できる」ちゃんす、すごい!
『目の見えない人は世界をどう見ているのか(伊藤亜紗著)』の中で、「お互いのできないことを嘲り合うのではなく、すごい!面白い!と興味をもってみる。これは嫌味でもなんでもなく、違いを認めて尊重し合う第一歩なんじゃないかなあ」というような言葉が出てくるのですが、まさにそのような感覚になれたnoteでした。
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②春学期の終わり、わたしの夏休み
ちゃんすとは多くの時間を共有しているつもりでいたけど、ぼくが知らなかったことがたくさんあってミステリアスで魅力的!と思ったnoteでした。
思い立ったら即行動(もちろんそれまでに入念に考えているのがちゃんす)!そして、驚異的な集中力で目標を達成する姿を何度も目にしていますが、いつも尊敬の念でいっぱいです。
本文では写真で紹介されてますが、院ゼミとそこでやっているアフリカ哲学の話を聞くのが春学期は楽しかったです。先生と院生たちのてんやわんやなやりとりに恐れ慄いたり突っ込んだりしているちゃんすや、アフリカ哲学に悪戦苦闘しつつも英文を読んで翻訳してコメントしてるちゃんすなど、イデア界の大学生か!?と思うほど真剣に取り組んでいて印象的でした。
ちゃんすと違いぼくは長期休みの計画ややりたいことリストなどは作らないタイプなので話せることがあまりありませんが、卒論のインタビュー調査をしたり青春18きっぷで旅をしたり、ちゃんすと佐渡島へ行ったりのんびり楽しんでます!
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③推し活の倫理学シリーズ
推し活をめぐる種々の倫理的問題について考えるシリーズですが、大学の講義にありそうなレベルで面白いです。
ぼく自身は推し活をした経験がないので、具体的にこれらの問題を捉えることは難しいのですが、、
例えば、積めるものと積めないものの格差は単に本人の経済的なものではなく、出身地、性別、職業、家庭環境など透明化された格差で溢れているのではないか、という本文の内容のように、この世界が抱えている問題を考えるきっかけとしてこれからも読みたいなと思いました。(続編待ってます♪)
最後に、ぼくからみたちゃんすの推し活についてですが、、、推し活の倫理学シリーズが表している通りだと思います笑
「自分が良ければそれでいい」と言ったり考えたりしているところを見たことがないし、常に自分という存在が推しや他のファンとどう関係しているのかを考えている印象です。
おわりに
みなさんのお気に入りの記事についてもぜひ教えてください。
読んだことのないものがあればぜひ、時間のあるときにのんびり読んでね。
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