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Q.哲学におわりはあるのか

十二月の哲学対話のために、小さな小さなジンをつくりました。

先日、申込ページを更新し、あたらしく当日の哲学対話の様子と、わたしの感想を載せていますので、よければこちらも読んでください⛄️

***

今回は、そのジンから一部を抜粋し、ショートエッセイ「Q. 哲学におわりはあるのか」を掲載します。

*ジンは当日の参加者に配布したほか、数量限定でお手紙として販売した関係で、このエッセイも途中から有料とさせていただいております。あらかじめご了承ください(メンバーシップ参加者は最後まで無料で読めます!)。


哲学や哲学対話にかぎらず、未完成な考えとか、書き途中のメッセージとか、下書きに入れっぱなしの文章とか、そういうものをとりあえず世界にパスすること・だれかにバトンタッチすることも大切なんじゃないか、という気持ちを込めて書きました。

わたしにとっても、その勇気をわすれないためのお守りです。


2024年12月16日
「ちゃんすからのおてがみ」より

卒論がおわらない。
卒論は、ヤングケアラーのことを書いた。ヤングケアラーとは誰のことなのかとか、なぜヤングケアラーがいてはいけないのかとか。

卒論はおわった。期限がきたので提出しないといけなかった。おわらせて、製本して、きちんと提出した。
でもやっぱり、わたしの卒論はおわらなかった。

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