にわ

サイボウズで人事をしています。 Agileな組織づくり、Scrumについて日々探求しています。 HR Scrum Masterとしてコラム書いてます。1児の父。

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  • [ビジネス]マーケティング

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自由度の高いディスカッションを時間内にまとめる準備のポイント

Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。アジャイルの考え方の中で、人事の仕事でも活用できそうなものをお伝えしていきます。 仕事の中で今後の活動方針を決定するようないわゆる「自由度の高いディスカッション」を取りまとめを行う場面が発生します。 (人事の方は、よく事務局的なポジションになることが多いですよね) メンバーが自由に意見を出し合いながら、かつ時間内に成果を出すのは簡単ではありません。場の雰囲気を大切にしながらも、会議

    • 人事界隈におすすめしたい「Gathering」という学びの形

      Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。世の中に価値を提供できる、イキイキした組織を作りたいと思い日々活動しています。 今回は、人事の方に対して、良い学びの場になる「Gathering(カタカナ読みだとギャザリング)」の場を紹介したいと思います。 今回紹介したいGathering(ギャザリング)は Regional Scrum Gathering Tokyo(通称RSGT)です。 「スクラム」とは元々ソフトウェア開発

      • 組織を理想に近づける活動を進める中で自分のできていないことがわかってきた

        Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。人事、組織づくりを進める中で、アジャイルの考え方で使えるものをまとめています。 今回は、組織開発(言葉の意味で解釈が分かれる言葉ですが)など、明確な数値目標が設定しづらい業務において「理想のチームに近づける」活動が非常に難しいと感じています。(正直めちゃくちゃ苦手です…) 最近その中でも「なぜ出来ていないのか」が整理できてきたので自身の学びのためにもまとめていこうと思います。組織開

        • スクフェス大阪2024のふりかえり

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 6月21日-22日にスクラムフェス大阪にて登壇しました。 「ふりかえりをするまでがカンファレンス」なので、自分もふりかえりをしていきます。 YWTというフレームワークでふりかえるので、興味を持たれた方がいれば個人、チームでやっていただければと思います。 YWTのふりかえりとは? Y:やったこと W:わかったこと T:次やること の3つの問いに対してコメントを出していきます。

        • 自由度の高いディスカッションを時間内にまとめる準備のポイント

        • 人事界隈におすすめしたい「Gathering」という学びの形

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          「効率よく仕事をしたい!」と考えているチームのための「リソース効率」と「フロー効率」の話

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 アジャイルの考え方を広める中で、「チームで効率よく仕事をしたい」と考えた時に重要な「効率」について、チームで考えるきっかけとなれば幸いです。 リソース効率の話 想像してください。「効率よく仕事をしたい」と考えた時に、チームの中で手が空いているメンバーがいたらどうするでしょうか? 「手が空いているメンバーには余裕がある」「全員が100%手を動かしている状態が無駄がなくて良い状態だ

          「効率よく仕事をしたい!」と考えているチームのための「リソース効率」と「フロー効率」の話

          「人的資本情報の開示」が気になっている人事のための「脱予算経営」のススメ

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋です。 アジャイルな組織を作るため、人事の目線でどのように活動するのが良いか、発信をしております。 今回は最近人事の関心ごとになっている「人的資本情報の開示義務化」について、どのように対応すべきか?のヒントになる本を紹介したいと思います。 「人的資本情報の開示義務化」の背景 欧米を中心に、投資家が財務情報だけではなく、「人」の観点で企業を評価するトレンドが広がっていること、と言われています。

          「人的資本情報の開示」が気になっている人事のための「脱予算経営」のススメ

          「チームでこれに取り組みたい!」と進める前にまずWhyを考えよう

          先日KDDIの社内アジャイルコミュニティにお誘いいただき、10分間のLT登壇してきました。 物事の取り組みには「HowではなくWhy、目的から考えよう」これは多くのビジネスパーソンからすると当たり前かもしれません。 ただ、スクラム、アジャイルのように一部の領域ではかなり広まっているもの(バズワード?とは違うかもしれませんが)においてはよく順序が逆になるケースも多いのではないでしょうか。 (生成AIを使って何かやるぞ!的なやつですね) チーム作りの過程で「これまでと異なる変

          「チームでこれに取り組みたい!」と進める前にまずWhyを考えよう

          「タックマンモデル」はチームの話ではない?!変化し続けるチームを成長させる「Dynamic Reteaming」という考え方

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋です。 人事兼アジャイルコーチとして活動する中で、アジャイルのコミュニティ等で広まっている仕事の進め方を人事の領域に活用するともっと良い組織が増えるのではないか?と日々思うことがあり発信をしています。 今回はRSGT2024というイベントに参加した際に聞いた講演から、組織開発やチーム支援に有用そうなテーマを取り上げました。 最後に自身の今の活動のモチベーションを表現しておりますのでお読みいただけ

          「タックマンモデル」はチームの話ではない?!変化し続けるチームを成長させる「Dynamic Reteaming」という考え方

          「人事が聞けない社員のホンネ」から学ぶ社員とのコミュニケーションのポイント

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 人事兼アジャイルコーチとして活動する中で、アジャイルのコミュニティ等で広まっている仕事の進め方を人事の領域に活用するともっと良い組織が増えるのではないか?と日々思うことがあり発信をしています。 今回はリクルートワークス研究所から発行された「人事が聞けない社員のホンネ」というレポートから、人事の抱える「社内のメンバーとのコミュニケーション」に関して取り上げました。 本記事のまとめ1

          「人事が聞けない社員のホンネ」から学ぶ社員とのコミュニケーションのポイント

          アジャイルな開発組織を持つ人事組織が考えるべき評価のしくみ

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 #ジンジニアアドベントカレンダー  ですが、今回は ・ソフトウェア開発組織を含む組織に所属している人事の方に ・ソフトウェア開発組織で起こっていること ・今後人事として考える必要が出ること(今回は評価制度について) を伝えたいと思っております。 本記事のまとめ・組織として顧客価値を重視する「アジャイル」な組織へ変わる必要がある ・アジャイルな組織に対応した評価制度に見直す必要が出

          アジャイルな開発組織を持つ人事組織が考えるべき評価のしくみ

          子育て人事向け交流会開催してみた

          皆様こんにちは。普段は人事兼アジャイルコーチとして活動をしています、にわやです。 今回勤めている会社とは別で、運営として参加している「人事ごった煮会」という人事の方向けの勉強会/交流会コミュニティで「子育て世代のお悩み共有会」というイベントを開催しました。 それに際しての個人的な想いを知っていただきたく、今回の記事を作成しました。 ▼人事ごった煮会connpassページ https://jinji-gottani.connpass.com/ なぜ「子育て人事向け」のイベント

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          スクラムマスターとして見る「プロセス」はどこを見れば良いの?

          Scrum Inc. Japanでアジャイルコーチをやっています、庭屋です。 これからスクラムに取り組むぞ!という方もいる中でスクラムマスターの役割を担う際に、最近ようやく自身の考えが整理されてきたのでまとめようと思います。 プロセスを見る、といってもどこから?がわかりづらかった 自分自身も、スクラムマスターの役割を学ぶ中で個々の役割やイベントの理解は徐々に深まるものの、スクラムマスターとして「プロセスを改善する」の部分がなかなか掴めないままスクラムマスターとして振る舞っ

          スクラムマスターとして見る「プロセス」はどこを見れば良いの?

          システムコーチング®︎の入り口に立ってみた

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチをしています、庭屋です。 今回システムコーチング®︎の研修を受講してきましたので、 自身の学びまとめ&自律的な組織づくりをしたいと考えている方にシェアできればと思います。 〜知的財産に関する言及〜 システムコーチング®︎ ORSC®︎ は、いずれもCRR Global Japan 合同会社の登録商標です。http://www.crrglobaljapan.com システムコーチングとは?システムコーチングとは、「組織

          システムコーチング®︎の入り口に立ってみた

          RSGT2023の振り返り

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 1/11-13にRegional Scrum Gathering Tokyo 2023に参加しました。 簡単に自分の考えと次やることの整理の目的でまとめます。 運営と場に参加したみなさんへの感謝2020年から毎年参加していたので今年で4回目でした。 まずはこの場を設定してくださった運営の皆様に感謝、そして大変尊敬してます! また偶然の出会いで話をしたり、一緒に学びを深めたり 普段SNSでは認識

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          いつも思ったように仕事が進まないあなたへ ~効率よく仕事を進めるコツ~

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 いつもは「チームの価値を高める」ことを考えていますが、今回は普段仕事をする中で直面することが多い「いつも予定以上にタスクに時間がかかってしまう」という方向けに仕事を効率よく進めるコツをお伝えします。 仕事に時間がかかっている2つのポイントお客様への提案資料を来週までに作らなければいけないことになったあなた。今日は資料作成日として時間を確保しているので、午前中に雑務を終わらせて午後から資料にとり

          いつも思ったように仕事が進まないあなたへ ~効率よく仕事を進めるコツ~

          「Agile/アジャイル」の呼び方が理解を難しくしている

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 もっと自分達のチームを良いチームにしたいと考えている方に、アジャイルやスクラムをお伝えすることで良いチームづくりの足しにしてほしいと思い活動しています。 今回は「アジャイル」が理解しにくい概念になっているのではないか?と感じたのでその原因について考えてみました。 広がりつつある「アジャイル」「アジャイル」という用語は広まっており、ビジネスシーンでは多くの人が見聞きしたことのあるでしょう。 で

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