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もしも、こんな奴がいたら【第4話 勝手な共感】

色々なサクラに会いたいのだけれど、今日はどうしても会いたくて、22歳のサクラに会いに行った。


サクラは、顔も素性もわからない人たちが簡単につながってしまうSNSを、怖いものだと思っていた。というか、その考えは何歳になってもあまり変わらない。けれど、22年間生きてきた中で唯一、SNSの中で興味を持った人がいた。


名前はMさんとしよう。まず断っておきたいことが二つ。

まず一つ目。もしMさんが、この文章を読んだとして、少し怖いと思わせてしまったら申し訳ないということだ。だって、勝手に興味を持って、それをNOTEに書いてるんだもの。怖いよな。ごめんなさいね。決して怪しい者ではないのでご安心を。

あともう一つ。同担というのかな?Mさんとサクラは、おそらく同じ人を推している。同担拒否の方だったら申し訳ない。もちろん、Mさんとは面識もないし、フォローもしていなしされていない。ただサクラが勝手に、Mさんに共感した想いを書く。直接ではないけれど、Mさんと出会えたことに感動してしまい、、、。



サクラは、NOTEを読むのが好きだ。だったら、もっとフォローしろという話しだが。特にお笑いファンの方の書く文章には、共感する部分が大きい。ある日、いつものようにNOTEを読み漁っていると、同じ推しを推しているMさんのNOTEを見つけた。


読めば読むほど、共感するものがありすぎた。自分と同じ感性を持つ人がいるのだと思えた瞬間だった。サクラは、精神年齢が同世代よりも高いらしいし、変わり者ということもあり、同じ感性の人に出会ったことがなかった。価値観の似ている人はいても、人に対しての想いというか考えが全く同じだと思える人に、まだ出会ったことはなかった。だから、MさんのNOTEを初めて読んだ時は衝撃的だった。そしてMさんには、もっと幸せになってほしいなと思った。



Mさんは言葉を大切にしているらしい。わかるよわかる。「みる」って字、絶対に「観る」って書いてますもんね?手紙も好きらしい。わかりますよ。サクラも書くので。サクラと同じ推しのことも大好きだ。それは世界共通ですよね?そして、文章の最後には推しとの叶わない未来が少し書かれていて、、、。


推しとの未来、理想を書いているMさんのNOTEを読むたび、サクラは「きっと叶うよ」って思っているんだけどさ。だって、こんなにも長く、Mさんは同じ推しを愛し続けているんだよ?もしかしたらMさんには、彼氏や旦那さん、パートナーがいるのかもしれない。完全にサクラのお節介なんだけど、推しとMさんが幸せになる未来を願っているんだ。Mさんの年齢は推定ですが、今の時代、年の差恋愛なんて当たり前だし、詳しい知識はないのだけれど推しとファンが結婚するパターンだって聞いたことあるし。


あと、これは絶対にありえないことなのだけれど、サクラも推しに手紙を書いたりメッセージを送っている。だから、もしも推しがサクラとMさんの二人で悩んでいるのだとしたら、Mさんを選んでほしい。まぁ、サクラとMさんが比べられることなんて絶対にありえない話なんだけれども。そんな烏滸がましいこと、まだ100年早いわ。すいません。妄想がすぎました。


んー、、、どうすればMさんと推しが結ばれてくれるかな?


そんなことを考えているから、今日もサクラは寝不足だ。届くはずもないMさんと推しに、謎の応援をして目を閉じよう。瞼の裏側を見よう。ライブの話ではないから、こっちの見るを使いますね。


Mさんと推しに届くといいな。



大丈夫。サクラの願いは、きっと届くさ。




あなたにも、あなたを見守る妖精がいます。きっと、今日もあなたを見守っているはずです。


いつか、あなたに届きますように。

そして、あなたの素晴らしさが世界中のみんなに伝わりますように。


私の心の陽射しへ感謝を込めて。



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