親と酒を飲めること
成人したからこそできる嬉しいことの一つに
私は親とのサシ飲みを挙げたい
父とのサシ飲みでも母とのサシ飲みでも、
その時間は親子を超えて、対等な大人になれたように感じる
私の両親はとても強い人たちだ
だからこそ彼らと酒を飲む時
守られてばかりだった子供から
少しは同じ目線で語り合える仲になれたかな?
と考えてしまう
友と酌み交わす時のように
両親が抱く個人の価値観、祖父母との思い出、
あるいは愚痴を聞かせてもらえること
夢を語り合えること
それがただただ嬉しい
父や母と乾杯するとき
親ではなく、人間としてふたりの軌跡を見るとき
そして同時に私が今歩む道を思うとき
次はどんな土産話を持っていこうかと明日が楽しみになる
若き日の喜びや活力を共有できること
先代からの理不尽を絶つための決意があったこと
理性的な優しさがあったこと
全ての積み重ねを愛しく感じる
子供のエゴなのかもしれないけれど
両親もそんな時間を楽しんでくれてたらいいな
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ずっと心配かけてばかりだから
「1人前の頼れる大人」には程遠い自分だ
一生敵わないかもしれないが、少しずつ彼らの背中に追いつきたい