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島3/10 サオ・ビセンテ

2年しかないので、行ける時に旅行をしなくては。
と、ちょっと欲張り気味ではありますが、目標達成に向けて、サオビセンテ島に行ってきました。
カーボベルデに引っ越してきてから2ヶ月。なかなか良いペースです。

今回は、月曜日祝日を使って、土曜から2泊3日で行ってきました。

毎度お世話になります、カーボベルデの島と島の間を運行してくれる、Best Fly
今回も上がって下がって、フライト時間は55分間。

とても小さな島ですが、ミンデローという都市は、カーボベルデの文化の中心。とても活気があります。
驚いたのは、食事がとてもおいしいこと。価格帯もサル島よりも安め。サル島はベタなバケーション・スポットで、ちょっとリッチな気分になりたい時には最適だけれど、私は断然サオ・ビセンテ島派。

今回は、素敵なバルコニー付きのホテルに宿泊。アットホームで、宿泊者の人たちもいい人ばかり。ヨーロッパから来ている人が多い印象。スウェーデンから1ヶ月の休みを使って島々を転々とする予定の夫妻や、ドイツの海洋学の教授などなど。
それから、このホテルのシェフは街でも有名なんだとか。
赤ちゃんがいると、どうしてもホテルの室内で過ごす時間が増えるので、美味しいご飯がホテルで食べられるのはありがたい。そして、ホテル内にバーがついているのもありがたい。
…あまり驚きもしないけれど、ここに泊まった初めての日本人とのことで、勝手に偉業を成し遂げた気になる。(笑)

フィッシュ・マーケットに行ったり、

ただただ街をぷらぷらと歩いたり、

10代の頃の旅行は、限られたお金と時間の中で、いかに見所を回れるだろうかといった旅行のスタイルだったけれど、
20代も後半になって、その場の雰囲気や人や時間を楽しむことができるようになったような気が。

と、言いつつ、それでも観光客なので、だんなを強引に説得してどうしてもやりたかったのが、「亀と泳ぐ」こと。
海亀なんて、見たことないし、一緒に泳げる機会なんて人生そう何度もないでしょうよ。
ということで、生後6ヶ月を連れて強硬。

ホテルで聞くと、予約をしておいてくれると言うので、何かツアーのようなものがあるのかと思いきや、海についたら例のごとくお兄ちゃんがきて、「用意はいい?」と一言。
水着、服の下に着ていてよかった〜。
2人がかりで空中でたろうに水着を着せて、準備完了。
そのままなんの説明もなく、「はい、じゃあボートに乗ってね〜」とのこと。
ボートに乗った瞬間、15人くらいの人が一気にボートの周りに集まってきて、海に押し出される。あっという間の出来事で、心の準備ができておらず、思わず叫ぶ。

一緒にボートに乗ってくれたのは、2人の若いお兄ちゃん。
海に出ると、シュノーケリングを渡され、海亀が近づいてきても決して触らないように…等々の注意事項を伝達され、さあいよいよ。
1人がボートから魚を切って海に投げると、集まってくる亀たち。
思っていたよりも亀が大きすぎて、びっくり。というのも、水槽サイズの亀と泳ぐのかと思っていました。
もう1人のお兄ちゃんが、「赤ちゃんは僕も助けるからね」とのこと。
てっきり、ボートの上で抱いていてくれるのかと思い、とりあえずだんなが海に入り、お兄ちゃんがボートに上がってきてくれるのを待つこと1分。

若い兄ちゃん「海に入らないの?泳がないの?」
私「…うん。泳ぎたいけど、たろうは?」
若い兄ちゃん「はーい受け取るよ〜。」
私、だんな「たろうも亀と泳ぐんかーーーーい!!!!」

ということで、きっと史上最年少。たろう、亀と泳ぎました。(笑)
それも、渡されたライフジャケットがおそらく3歳用くらいの大きさだったので、うまくフィットせず、ライフジャケット無し。
内心ハラハラでしたが、ここは現地のお兄ちゃんを信頼し!
自分の真横や真下に亀がきて、文字通り一緒に泳ぐことができました。
攻撃してくることなんて全くなく、亀はとても優しい生き物でした。
たろうは、最近水遊びを覚えたので、海に入れたことに興奮して、亀には見向きもせず。
両親が満足したので、それでもいいのです。

サオ・ビセンテで素敵な休日を過ごすことができました。
またきます。



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