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Twitter疲れを楽しむ

最近のTwitterしんどすぎる。

広告収益配分ができたこと・インプレッション数という評価軸があることによって、なんとなく”わざと怒らされる”ことが多くなった気がする。
私とは全く無関係な世界で、誰かの過去・失言を掘り返して、攻撃して、煽って、勝ち負けを決めて。おそらく日常を送っていたら到底出会え内容な怒りを煽られるときがある。悲しみもしかり。

同月齢の子を持つママ・パパをフォローして、それぞれ日常をやり取りできれば十分楽しいのに、余計な情報がおすすめだったりトレンドだったりで流れてくる。
ジャニーズ問題も奢り奢られ論争も、育休中の私にとっては絶対今考えなくていい。ましてやツイッター上での相互ですらない誰かの失言も絶対気にしなくていい。はずなのに、一番見やすいところに怒りの種が植えられている。SNS開くだけで疲れる。本当に参っちゃいますね。いっそのことTwitter辞めてやろうかと思うときもあるのですが、せっかく仲の良い相互さんもいるのに、そんなことで辞めるのはちょっとムカつきますよね。(怒りが続きすぎている)でもTwitterを辞めなくても大丈夫です。そんなあなたにおすすめの曲があるので。(は?)

Official髭男dism『ペンディングマシーン』

髭男が好きな人はとりあえずもう一度聞いてみてください。
リンク貼っとくので音が出せる環境であれば是非聞いてください。

私の解釈では、この曲はSNSに疲れ果てた人が少しキレながら携帯の電源を切る歌です。
軽快な曲調も大好きなのですが、私が特に好きなところは洗練された歌詞です。凝った日本語ではないはずなのに信じられないほど胸に刺さり、脳内PVの生成が捗ります。
歌いだしがまず最高。

"だれかの憂いを肩代わりできるほど タフガイじゃない 耐えられない"

本当それ

これなんだよ!怒りってめっちゃメンタルのカロリーを使うので、ある時急に「これ以上はもうむりぽ(平成)」と察するんですよね。こんなにしょっちゅう怒ってられるほど私体力ないぞと。(情報の濁流から距離をとってみるけど、忘れた頃にまた覗きに行って流されて怒ってしまう。)

さらに好きなフレーズです。

"だれかの憂いを肩代わりできるほど健康じゃない"
”流行りもライフハックも もう知らないでいよう 病まないためにも”

好きなところ抜粋

”Wi-fi環境がないどこかに行きたい”

ウルトラ好きなところ抜粋

欲しい情報はあれど、健康のために逃げ出す。別にそれでもいっかという気持ちになれます。
といっても実際は相互さんと話したいのでTwitterを辞める予定は今のところないんですが。いっちょ前に承認欲求もありますし。同じことを繰り返してまた怒っているかもしれないんですけど。
それでもこの曲を聞いている間は、脳内PVを生成している間は、虚しさや自己嫌悪を感じることはない。それが本当に心地良いです。

私は普段YoutubeMusic垂れ流しにしているのですが、聞いことのあるはずのこの曲があまりに心に響いたので、どうしても書き残して置きたくなりました。
髭男を崇拝するというよりは(崇拝はしているんですが)、生活にバチッと合った音楽を発見した瞬間の感動って素晴らしいですよね。
私はこの曲でしたが、きっとそれぞれの生活にあった音楽がこの世の何処かに眠っているはずです。音楽じゃなくて本だったり漫画だったりする場合もあると思います。
それと出会えたときの感動ったらないです。

”Twitterしんどいな”のような感情が大きく動いたとき、”じゃあ辞める”という論理的解決を狙うのではなく、”この気持ちを昇華させることのできる作品はないかな”っていう感情的解決をとるのもイイかと。
Twitterやってなかったら髭男の曲こんなにささらなかったかもしれないと思うとエモ)

おわり


蛇足

ちなみにこの下り、ドラマ「問題のあるレストラン」の新田さんのことを思い出しながら書いてました。私の中では5本指に入る名作です。

『田中さん、私、今凄く盛り上がってます。人生で今まで一度も混ざれなかった恋バナ出来てるんで。今までラブソングとか聴いても共感出来なくて、会いたくて会いたくて震える感じ分からなかったんですけど、今日からダウンロードしまくります』

男に捨てられた東大卒女子、西野カナに目覚めるですね

生活の中で、ふとした時にドラマのワンシーンを思い出してみたり。正直もうドラマの大筋くらいしか覚えてないと思ったのに。
ドラマを見ていたあの瞬間だけの感動なのかと思っていたんですが、存外心のなかで長生きしているようです。坂元裕二最高です。

本当に本当におわり

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