見出し画像

不安との付き合い方

陽ざしは確実に春らしく明るくなってきましたが、まだまだ風は冷たいですね。
更に花粉が飛び出したようで、鼻がムズムズしてくしゃみが良く出るようになっています。
花粉が飛び出すということは、春はそこまでやってきていると実感を伴ってやってきますね。
また、春は年度の変わり目があるので、進級、進学、仕事での異動、引っ越し等、環境の変化が起こりやすい時期でもあります。
環境の変化は、「不安」を引き起こす大きな要因ともなります。
持続的に続く不安感は、注意が必要でもあります。

不安とは

不安とは「対象が茫洋としている恐怖」であり、まだ起きていないこと・これから起こる事に対して過度に考え、心が捉われている状態をいいます。
「不安」というものは、やっかいな事に意識すればするほど、増幅する性質をもっています。
そして、不安感に捉われていると、身体症状も強くなるという性質があります。
では、不安といかに付き合っていけばいいのでしょうか。

漫然と感じている「不安」をまず書き出してみましょう。
不安を書きだすことで、客観的な視点ができます。
客観的は視点が出来るということは、不安に捉われている自分から一歩距離を置いて、観察することでもあります。
そうすることで、不安の渦から少し距離をおけます。

そして、いわゆる「不安」の裏にある自身の望む事、目的という存在に気が付きます。
そう、「望むこと」「目的」に気づき、それらを書き出してみましょう。
そうすることで、今やるべき事が具体化してきます。

先々の不安は今、考えすぎない

書き出した不安を見つめていくと、意外と先の不安を抱いていることも分かります。
私たちは日々の地道な生活が未来に繋がっていることを理解しているつもりでも、ストレスが大きい時はついつい先々のことについて、過度に考え不安に陥ってしまうことが多いのです。
まず、「今の自分に無理なく、少しの勇気で出来ることって何だろう?」と具体的に考えてみましょう。
不安は地道な小さな行動の積み重ねで軽減していきます。
小さなステップでも、後ろを振り返ると、自分なりの道ができているのです。

心の拠り所は?

不安に陥った時、人はそれぞれの対処法をもっていると少し不安が軽減します。
例えば、自分が好きなこと、趣味といったところに対処法のヒントが隠されています。
日常でこれをやっていると安心する、例えば動物のあたたかで柔らかな身体にふれていると安心するとか。
このテレビを見ると、ほっとする、楽しいでも。
このおやつを食べるとほっこりするのよねって事もありますよね。
家族と話していると、嫌な出来事から離れられるという方もいるでしょう。
こうした対処法(コーピング)を沢山つくっておくと良いですよね。

不安と上手に付き合う


先々の不安にかられたり、頭の中でぐるぐると不安を感じてしまう時、意識手に不安を断つことも有効です。
手軽に断てる方法として、散歩、ヨガ、深呼吸があります。
場を変えたり、身体を動かすことで、気分転換が出来て気分がすっきりし、気が付くと不安感が軽減していることも多いです。
瞑想みたいに、動画を利用し、「今、ここ」で起きている事に集中するだけで不安や捉われから、一歩距離を置く事もできます。
逆説的に言うと、人生に不安がない人はいません。
いかに上手く不安を自分の一部として馴染ませるかが、生きやすさに繋がるのかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?