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今だからこそ、、
今、教育実習に行っている。
既に始まってから約2週間が経過している訳だが、ここまで本当に色々な事が起こった。紆余曲折を経て、無事に残すところ1週間となったこの教育実習の中で、私は実感した事がある。
それは、、、、
『先生』は言葉では言い表せないほどの苦労と引き換えに、生徒に愛を注いでいる。
残念ながら、当時(中学生)の自分にはその愛の大きさに気づく心が無かった。しかし中学校卒業から7年が経過した今、半端者の教員として当時の学舎に戻って痛いほどに実感したのだ。
当時の自分は『受け手』だった。毎日の授業は当たり前のことであり、あくまで皆がやっているからやってるだけ。ただ流れゆく時間に身を投じて、何も考えることをしなかった。
大きな勘違いだったと後悔している。
たしかに中学校の教育は義務教育という位置づけにあることは紛れもない事実である。しかし、それは生徒にとっての義務なだけであって、私が自分自身の目で見た限り、『先生』はそれを義務などとは全く思っていなかった。
英語の先生は英語の勉強以上に大切なことを教えていた。
体育の先生は、体育の実技以上に生きる為に大切なことを教えていた。
どの先生も、『教科』の枠を飛び越えて、生徒に大切な何かを伝えている気がした。
当時の幼い自分には気づけなかった先生方の計り知れない程大きな愛を、今になって胸が苦しくなるほどに感じる事ができる。
私は心から感謝している。その大きな背中と言葉一つ一つの重みから伝わる人柄に。
こんな偉そうなことを言っているが、毎日必死になって自分なりに真っ直ぐに生徒と向き合っている。素直にぶつかれば、驚くほどに素直な心で返ってくる。かつての自分もそうだったのだろうか。