外から見る自分の世界
2日前のタイムトライアルで背中を痛め、今日の練習は止むを得ず陸上で見学することにした。
いつもは肩を並べて競い合う仲間が遠くにいた。
ただ遠くにいたのではなくて、ずっと遠くにいる気がした。『たった2日で大袈裟な…』と思われるかもしれない。けれども、その2日間で成長している彼らをよそに、自分は走ることすらできない。
いつの日か、現状維持は退歩だと誰かが言っていた。
こんな時、いつも自分は『競技ができないなら、それ以外の道で成長できる方法を考えよう』と言い聞かせて、それでも競技に向き合いたいと反論する自分を誤魔化し続けた。そして今日も、練習ができない代わりに必死に声を出して練習を盛り上げることで、『自分は今出来ることを精一杯やり切った』と自分を正当化した。
何もかもハッピーエンドにしようとする自分が嫌いだ。別に何もかもが円満に終わる必要なんてない。
明日への課題を残して眠りにつく日があってもいい。
ポジティブは良薬であるが、過剰に頼りすぎるとそれは『怠惰』に変わる。自分自身でその境界を決める必要がある。
こんなことを偉そうに言っているが、今日の夕食の味噌汁をこぼした。
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