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旅立ちの日に
今日、先輩方は卒業。
昨年の夏に先輩方が引退されてからは、自分自身のことに必死だった。あれほど輝いていた日々の思い出は、いつの日か私の記憶から遠ざかっていた。
一年の夏、パイナップル頭のおっちゃんとペアに乗った。私にとっては、大学生になってはじめての全国大会であったが、間違いなく私の後ろには会場で一番『ヤバい人』が乗っていた。彼は、頭上に束ねた髪の毛が邪魔だとイラついていた。私には理解できなかった。
ただ、カヌーにおいては常に前向きだった。だからこそ、あの夏一年目と二年目のルーキーペアは、臆さずに挑むことができた。
ここでは書ききれないが、パイナップルおじちゃん以外にも先輩方と過ごした時間というのは、ありきたりな表現ではあるがかけがえのないものだ。そして、その一つ一つが『今』を形作っている。
私の考える先輩方への最大の恩返しは、自分たちが『今』を謳歌すること。難易度の上がった当たり前を手にする為に、ただ必死に。。
『残り半年がんばれ』と背中を押してくれる先輩方の期待に応えたいと思う。口にするのは簡単なことだと思うかもしれないが私は一人の先輩の言葉が記憶に深く焼き付いているからこそ、敢えて言葉に残す。
『信じれば叶う』
信じて突き進む。残り半年。見守っててくださいね。
こんな偉そうなことを言っているが、今日階段の段差につまづいた。